フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

読書は演奏

2021年04月18日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

何だったか忘れたんですが、「読書は音楽に例えれば演奏だ」

という言葉がすごく印象に残っています。

なかなか深い言葉です。

普通に考えたら、読書は、音楽鑑賞にあたるんじゃないかと思いますね。

だって、音楽を聴いて心を動かされるのと、読書して心を動かされるのか同じじゃないですか。

もちろん音楽鑑賞の部分もあります。

しかし、これは小説家の言った言葉だということを押さえておきましょう。

つまり、小説家が小説を書くのは、楽譜を書くのと同じだと言いたいのです。

それで、読む人は文章という形の楽譜を読み取りながら、頭の中でストーリーを演奏していくというわけです。

僕たちは、言葉を頭の中で想像して、登場人物があたかもそこにいるように物語を作り上げていきます。

同じ文章でも、頭の中で想像する世界観はみんな違ってきます。

クラッシックの演奏も同じですよね。

同じモーツァルト交響曲40番でも、

カラヤンが演奏するのと小澤征爾が演奏するのでは相当違います。

そもそも楽譜には解釈の幅があるわけです。

だから、みなさんの書かれたブログも、

僕が読むと、みなさんの意図したところと違う部分に、

感心したり心が動かされたりします。

だから、文章って面白いんだよね、と思っています。

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