実家の法要も無事終わった。
久しぶりにあう多くの人たちのおかげで非常に楽しい時間を過ごさせてもらった。と同時に多くの人とたくさんの会話を交わすのは、かなりの気を使う。だからヘトヘトに疲れてしまった。特に何をしたわけではないのだが、今日は朝起きるのが大変だった。
一人で過ごす生活が長いので、あのような濃くて親密な人間関係の中にいるのはつらい。
皆、孤独死のような、人とのつながりが薄い都会の状況を問題にするが、田舎の濃くて親密な人間関係もけっこう疲れる。地方社会の隣近所、親戚などの濃い人間関係は、都会のようにあっさりした関係とは違うが、それなりの問題がある。
例えば、うわさ話、陰口などネガティヴな会話だ。本人たちは悪気はあまりなく、どちらかというとそれが日常の一部になっていて、それが単に癖になっているのだろう。そういえば、私がほとんど人の陰口を言わないのは、こんな感じが嫌だったkとを思い出した。
あまり変化のない静かな日常生活に、その理由があるような気がする。つまり、変化がないからあまり面白い話のなく、その内容が貧相になる。そこで、話の潤滑油としてうわさ話がされるのだろう。面白いことはいえなくても人の話をすれば、それなりに会話が盛り上がるから。
だけど、本人たちは悪気はなくても言われた人はいい気はしない。だから、そういうことはやめたほうがいいと思うが、なかなかやめられないのだろう。その状況で自己防衛しようとすれば、少しぐらい何か言われても気にしない図太い神経が必要となる。そういえば皆図太い。
しかし、話するとみんな素朴で優しい人たちである。単に生活習慣の違いである。人間にはいろんな意味でガス抜きが必要で、これはその一つの表れだと思う。
久しぶりに帰って楽しかったし、いろいろ勉強になった。帰省してよかったと思う。