今年の夏は三泊四日の八ヶ岳縦走。
予定コースは、観音平~編笠山~ギボシ~権現岳~赤岳~阿弥陀岳~横岳~硫黄岳~天狗岳~中山~麦草峠、である。
八ヶ岳全体はこんな感じ。ちなみにこの写真は、編笠山山頂から撮った写真。
このギザギザした南八ヶ岳を縦に縦走するわけだ。
一日目のコースタイムは、
小淵沢駅 09:43
観音平 10:10
編笠山 14:15
青年小屋 15:00
小淵沢駅から観音平までタクシーで20分くらい。料金は3260円。
駐車場はほぼ満車。十時を回ればそうだろう。
ここの標高1560mある。今日のピークの編笠山は2523mあるから、だいたい1000m登ることになる。
最初は笹の茂った気持ちのいい道が続くが、一時間ほど歩くと鬱蒼としたコメツガの樹林帯に変わる。
はじめから標高が高いので、嘘みたいに涼しい。避暑地の名にふさわしい場所である。
編笠山までの道のりは、息のつける平らな道はなく、絶えまない登りである。ただ、急登という程でもない。
八ヶ岳はけっこう高山植物が咲いている。大切に扱われているのだろう。
シラビソやコメツガなどの大きな針葉樹がなくなり、背の低いハイマツが現れ始めると、編笠山の山頂はもう少しだ。
編笠山山頂。広くて見晴らしが良い。この山だけでもなかなか素晴らしい。
バックに権現岳、赤岳、阿弥陀岳などの展望も楽しめる。
今日の宿泊地の青年小屋。テン場が広い。
なのにテント泊している人が少なかった。早く来てキレット小屋に向かったのかもしれない。
西岳方面に向かう道を5分ほど歩くと水場がある。かなり豊富に出ている。
買ったばかりのポメラを持って行った。軽くて使いやすい。
日が暮れるまで、今日あったことをいろいろメモしていた。その日のうちに書いておかないと忘れてしまうからだ。便利で嬉しい。
気づいたことを、何点か書いておく。
この縦走コースは、次の青年小屋~赤岳~行者小屋の行程が非常にきつい。だから、できるだけキレット小屋まで足を伸ばすのが賢明だろう。
私はお金が無かったので、小淵沢まで鈍行で来た。もし、キレット小屋まで行くのなら、特急に乗って小淵沢にくるのがよい(大体一時間早い)。
また、真夏だからといって油断していると、寒くて凍えそうになる。実際、青年小屋の夜は寒くて途中で目が覚めてしまった。
1000m登ると6℃低くなる。青年小屋は2400mくらいあるから、東京都比べて15℃くらい低い。雲がなく放射冷却が進むともっと寒くなる。軽いダウンジャケットかフリースは必須である。