フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

連休後半の予定と欠損について

2011年09月22日 08時05分10秒 | 日々の出来事・雑記

 今日、仕事から帰ってきたらその足ですぐ山に行くつもりである。ちょっときつめの縦走。持っていく荷物は既に準備し終わっている。ただ、一人で縦走するときにいつも迷うのが電車の中とかテントの中で読む本である。
 今回の候補、「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」、「マーティン・ドレスラーの夢」、「日常の中の禅」、「罪と罰」、「エチカ」、うーん、どれもピンとこない。どうしようかなぁ、迷う。

 金がないから軽くていい装備が買えず、一つ一つの装備がすこしずつ重い。だからトータルとしてかなり荷物が重くなってしまう。嫌だなぁと思うが、そのおかげで体がアホみたいに丈夫になった。なんでもいい面と悪い面がある。
 物の欠損について、引け目を感じさせるのが資本主義の方法であるが、それを強調すれば、だんだん自分を愛することができなくなる。周りを見渡して他人と比較すれば、常に何かが欠けているからである。
 大事なことは今の欠損した現状を肯定し、その中でやりくりしていくことで、それに快を感じることである。そうすれば少しくらいビンボーでみすぼらしかったとしても、現状の自分を愛することができるようになる。経験的に。
 そういうことを言うと、「お前は強いからそうなんだよ」とすぐに反論されてしまうが、私はそうは思わない。だって、私自身、いろんなものが満たされている人より、何か欠損している人間を愛するからである。そういう他人を愛せるのだから、欠損している自分を愛せないわけがない。
 美に惹かれる気持ちは性的な活動(生殖活動)に結びついているが、人の欠損を愛しいと思いそれを埋め合わせてあげようという気持ちは、共同体を作っていく部分と関係している。欠損を埋め合わてあげようとする行為が「優しさ」なのだろう。他人の欠損を埋めてあげられる人間は自分の欠損も埋め合わせることができる。
 
 まぁ、そうはいっても、軽いテントや軽い寝袋がほしい気持ちはある。少しずつ金を貯めてまずは軽いテントかなぁ。

 

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