フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

プラットフォーマーとパブリッシャー

2020年11月20日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

毎日毎日、真面目な話ですいません。

そういう時期なので、勘弁してね。

11月17日に、アメリカ上院に、ツイッター社のCEOが呼ばれたそうです。

CEOのジャック・ドーシーは、共和党の議員に、こってりと絞られました。

個人的にはいい気味だと思っています。

あまりにやり方が汚いからです。まあ、それはそれとして。

まず、この話をする前に、「プラットフォーマー」の話をしないといけません。

プラットフォーマーとは、ネット上に場を提供する人たちです。

たとえば、Twitterだと、ネット上でつぶやく場を提供しています。

基本的に、プラットフォーマーは、人々がつぶやく内容を編集してはいけません。

単なる場を提供しているだけですから。

ただし、明らかに差別しているとか、名誉毀損しているとかの場合は、削除しても構いません。

これに対して、パブリッシャーとは何か?

出版社をイメージしてください。出版社には編集権があります。

雑誌に寄稿しようとした記事を、編集者が独断で編集できます。

もし、Twitterが、人のつぶやきを編集できるなら、パブリッシャーになります。

SNSが、プラットフォーマーなのか、パブリッシャーなのかで大きく変わることがあります。

それは、名誉毀損と損害賠償についてです。

梅さんがTwitterで、トラさんの名誉を毀損しました。

もちろん、トラさんが梅さんを訴えるのは可能です。

では、トラさんは、ツイッター社を訴えられますか?

ツイッター社が、もしパブリッシャーだったら、編集権があるので、訴えは認められます。

だって、名誉毀損の内容を変えることができたのですから。

もし、プラットフォーマーの場合、場を提供しているだけなので、訴えが免責されます。

この免責特権がすごく大事ですね。

パブリッシャーだと、全世界のユーザーから、名誉毀損で訴えられる可能性があります。

そうしたら、アホみたいな額の損害賠償を請求されます。

すぐつぶれるでしょうね。

しかし、ツイッター社は、共和党系のつぶやきには厳しく、民主党系のつぶやきには甘いと言われています。

これじゃ、好き勝手に編集してると指摘されても、無理がないです。

お前はパブリッシャーだろ。免責特権は無しね、と絞られたわけです

そういう話が、アメリカでホットに議論されているわけです。

ここまで読んでくださった方へ

面倒くさい話に付き合ってくれて、ありがとうございました。

どうもです。

 

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2 コメント

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Unknown (keikoucchan)
2020-11-20 07:05:33
おはようございます。

面倒くさい話では有りません!!!
続けてください。
返信する
Unknown (niet439)
2020-11-20 08:08:43
けいこさん、おはようございます。
よかった。そう言ってもらえるとね。
返信する

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