お家選びシリーズです。
今回は敷地の大きさについて。
これは地域性(都会は狭い、地方は大きい)が顕著に現れて中々説明が苦しいですが(笑)、価格形成にどう影響するか検討します
ここでは滋賀県をベースに考えてみます(^-^;
まず面積が大きいことによるメリットあげますと
・物理的に余裕があるので建物レイアウトなどが自由。
・上記と同様の理由で分割して利用できる可能性がある。
・賃貸アパート物件にすれば収入も大きくなる可能性もある。
などがあります。
デメリットは
・総額が大きいので市場性が低い(将来的に売りにくい)
・上記と同じ理由で公租公課が嵩む。
・1000㎡以上なら市街化区域でも都市計画法の開発許可が必要となる場合もある。
・その他規模の大きい土地での建物建築などについて、市町村で独自の条例がありそれを遵守する必要がある。(事前協議や届け出が必要な場合がある。)
まぁ、常識的な範囲でいえば建物レイアウトが自由なのと総額が大きいので取引しにくいがメインな特徴ですね。
将来的な話をしますと、土地を購入してある時点で転売して次のステップに進むか、それともそこにずっと居住するか、または収益不動産に転用するか、それぞれのライフプランがあります。
将来的に転売であれば、市場性を重視した敷地面積で考えるべきですし、将来資本投入して収益不動産に転用するのであれば、そこそこの立地が求められ、結果的に初期投資(購入資金)が大きくなります。
このように、土地面積はただ大きい、小さいだけでなく、取得者の将来も左右するような価格形成要因でありますので、一番影響力のある個別的要因(価格形成要因)であると考えております。
実務的には住宅地であれば標準面積より大きければ、マイナスすることが多いです…。(マイナスの度合いも、地域の標準画地と比較しての話になります)
続きます。