森に願いを 乾ルカ

都会の中にある森

そこにはいろいろな悩みを抱えた人がやってくる

森とそこにいる森番の男性は
彼らを温かく迎えてくれる

中学校に行くことを拒否するようになった穂高
その母親亜希子

麻衣
配属先が気に入らないと内定をもらった会社を断り
就職活動をしているが
プライドが邪魔をしてうまくいかない

病魔に襲われ
治る可能性もあるのに
治療を一切拒否した丹俊光

田舎の中学で優秀だった長部臣は
周りの勧めで都会の名門私立の高校に進学した
田舎での天才はその環境についていけなくなる

飛び降りで確実に死ぬなら
最低でも七階以上の文が印象的

有名企業に就職し
順調だったはずの人生
バブル景気がはじけ業績悪化
会社は子会社となり
内部もＩＴ化していく
ついていけなくなった５０過ぎの鳥居毅一
ついにやってきたリストラ・・・

崎山奈々
彼女はなんだろう
被害者意識が強い？
なんでも他人のせいにする？
ナルシスト？

最後の章は
森と森番の謎が明らかになる

遠い昔から受け継がれてきた森

そこで死のうとした男子高校生
彼が発した一言が人を殺める・・・

テノールの声を持った長身の森番
映画にするなら配役は誰がいいか？
痩せた男性のイメージで三浦春馬さんが浮かんだが
どうかな？？