古内さんマカン・マランシリーズ三作目
おかまではなく
ドラァグクイーンのシャールが経営する夜食カフェ
「マカン・マラン」
そこには悩み多きいろんな人がやってくる
綾の場合
お店などいろんなものに対して
クレームばかり載せているブログを開いている
職業はカスタマーサービスのオペレーターの
アルバイト
最近売れてきた漫画家に対する悪口
実は彼は綾にとって学生時代のあこがれの人
虐められていた綾を助けてくれたこともある
それなのにサイン会で久しぶりに再会した時
彼は自分を覚えていなかった
そこから始まる彼に対する嫌がらせ
そして彼がおススメだとSNSで知った
「マカン・マラン」へ
やってきた
彼女に出されたのは苺シロップ
二人目は
料理人を目指していた省吾
いろんなことがあり精神的に病んで
仕事が続けられなくなった
そして料理は
ジュンサイの麺つゆで食べる冷や麦
そして省吾はどんな料理人になりたいか気付く
次は
夫のおかげでセレブな主婦生活を送っている燿子
自分には子供ができなかったが
夫の愛人が妊娠したため離婚することになった
そして夫から離婚式をしたいと言われる
その時に着る衣装を頼みに
マカン・マランへやってくる
実はここは
昼間はダンスファッションの専門店なのだ
シャールは燿子のために
野菜たっぷりのスープカレーを出してくれる
実はシャールは男として生きていた時
燿子の片思いの相手だった
離婚式にはシャールが男性モデルのような
素晴らしい姿でやってきてくれた
二人で踊るダンス
美男美女の姿に会場はどよめく
燿子を裏切った夫をぎゃふんと言わせてほしいよ
最後に燿子にプレゼントしてくれたオヤというアクセサリーも
とても感激させてくれる
最終章のお客様は
マカン・マラン一帯の大家さんである
比佐子さんというおばあちゃま
マカン・マランの常連さんたちは
大家であることを知らない
シャールは知ってるのかな
終活のため
エンディングノートを
書いていて
マカン・マランの家と土地を
キチンとしておこうとシャールに会いに来るのに
シャールは「先のことをあれこれ気にかけるより
今をできる限り上機嫌に過ごすことが大事」
なんて言うのだ
これは間違ってるよとシャールに言いたい
後で困るのは
シャールだけではない
針子として働いている他の人たちもなのに
その日
クリスマスイブは比佐子さんの誕生日だった
比佐子さんにとって
祖父の思い出があるタルト・タタンを
ごちそうしてくれる
ここまで書いて
ごちそうしてくれてるのか?
という疑問が
毎回お代は頂いているのかな
ドラマ化したらシャールの役は誰かなあ