もう二度と出逢うことはないでしょう

いつも　ふたり連れだって　仲のいいふたりだった
周りから　ジェラシーの視線　集めていたほどだったのに

なんの前触れもなく　季節の気まぐれか　運命のいたずらか
あなたは　去って行った　他の人と　結婚するからと

突然　冷めていったのは　わかってた
それでも　ずっと　すきだった
知り合いのまま　いられると　信じていた
それなのに　あなたの電話から　出てきた　女の人の声　
もう二度と　電話してくるなと　言うために

無言で　電話を切って　恋の　敗北を知った
人の好意を　踏み台にして　あなたは　幸せになるのね
人を　過去の人にして　生きていくのね
人を　ミジメな思いにさせて　生きていくのね
これ以上　話すことは　ないから
もう二度と　出逢うことはないでしょう

もう二度と　出逢うことはないでしょう

ボクは空き缶

ボクは　キミに　見つけられた　空き缶
気に入られて　出窓の隅に　置かれて　花を挿された

ボクは　なにも　語ってくれない　花の代わりに
キミに　毎晩　話しかけた　キミが　さみしそうだったから

花が枯れたら　ボクは　水で満たされて　
観葉植物に　水を吐き出す役目になった
キミの　彼氏が　ボクの　役目を　変えちゃった
どうも　降格したようだ　がっかり

観葉植物に　ジョーロが　やってきた
今度は　ボクは　キミの猫を　あやす　転がり役になった
キミは　もう　ボクのことを　忘れてきてる
どうも　失恋したようだ　しょんぼり

猫が　とうとう　ボクを　転がして遊ぶのに　飽きちゃった
ボクは　ゴミ箱の　横に　適当に　置かれたままになった

ある日　うとうとして　目が覚めると
ボクは　彼氏の車の中にいた　海に行くらしい
海の音がする　潮の臭いがする　ボクは　砂浜に　置かれた

「蹴るぞー！」彼氏が言った
「ポーーーーン」
ボクは　夏の青空へ　高く高く　飛んでった
ボクは　どこまでも　高く高く　飛んでった

気がついたら　ボクは　宇宙まで　飛んでいた
キミの彼氏に　お腹を　蹴られて　少し　へこんだ　空き缶
ボクは　宇宙が　すっかり　気に入った
無重力に　身を任せて　宇宙を　永遠に　漂うんだ

だいすきだった　キミとは　お別れになったけど
ボクは　いつだって　キミが　見つけてくれたことを　忘れない

ボクは空き缶

だいすき♪

一番人気の　ハヤリの車で　
さっそうと　迎えに来る
クラクション鳴らして　合図する　
サングラス外して　カッコつけて

今日こそ　キメる気ね　
態度が　ソワソワしてる
いつもより　無口になっちゃって　
男の人って　可愛い

どうにか　プロポーズの　言葉　
オシャレに　言えそうね　
待ってるから　早く　口にして

と思ってたら　Ｋｉｓｓされた

だいすきよ　あなたのこと　
オレンジの香りのする　頬に　Ｋｉｓｓしかえす
だいすきよ　他の誰よりも
季節が　変わる前に　ハッピー・ウェディング

だいすき♪

楽園のＫｉｓｓ

南の島　ふたりで　水着で　はしゃぐ
常夏の風　からかって　波しぶきを　あげて　

真っ青な空と　エメラルド・グリーンの海
こんなところまで　連れてきて　どうするの？

生きている　感じがする　恋って　こうなるのね

夏の島に　解放されて　生き生きと　
魚のように　跳ねる　わたし　人魚みたい？
誘惑しても　いいのよ　そんな風に　思いながら
こっちから　誘惑してみる　無邪気さを　装って
ふたりの顔が　近づく　楽園のＫｉｓｓ

ふたりの影が　一つになる　楽園のＫｉｓｓ

キミとリンク

ネットで　検索したら　
キミを　見つけた
いなくなるはずないと　思ってたけど　
やっぱり　安心した

元気で　やってるんだね　
記事を　読んでみて
変わってないことが　とても　うれしくて　
泣きたくなった

あのころより　幸せになって
上手く行ってそうで　よかった

幸せになっても　変わらないでいてね
どんなに　離れ離れになっても　気持ちは変わらない
同じサイトに　登録して　読者になった
いつまでも　応援してるから　わたしだと　バレないうちは
キミとリンク