やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

風が吹いてる

2016-07-25 12:57:19 | 日記
いたずら書きを しようとしてた ノートに あなたの横顔
それから あなたと あなたと結婚した わたしのイニシャル

朝になれば いつものように あっさり 別れても
別れの 続きを 待ってる 連絡は わたしから

結婚したいって はっきり 言えない
見抜かれてること わかってるくせに

恋人に望むこと あなたの手で わたしを 自由にして
つないだ手と手を 離す瞬間 磁力が走った
離れていても 一緒にいても ふたりの間には 風が吹いてる

離れていたって 一緒にいたって ふたりの間には 風が吹いてた

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エトランゼ

2016-07-25 12:31:09 | 日記
少女たちが 着飾って 通り過ぎてく
振り返ることもなく 見送ることもなく
日々は 過ぎ去っていく

街角で 立ち止まり 店を眺めて
通りすがりの 人たちが 気づくこともなく
わたしを 置きざりにする

時間の中で 昨日までのわたしを 振り返ると
失うことも 知らずにいた 若すぎた 記憶たち

人は皆 ただのエトランゼ 恋人も いないまま
街を さまようように 過ぎていく 孤独たち
人は皆 ただのエトランゼ 幸せも 掴めないまま
街に たたずむだけの 過ぎていく 季節たち

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愛と自由のあいだで

2016-07-25 11:55:57 | 日記
どうして 愛さなくなったの? いつの間にか わたしのこと
自由になったかわりに ひとりでいることが 楽しくなってたけど

いつのころからか 互いに 必要なこと よく わかっていながら
あなたにも することが わたしにも することは あるけれど

ふとした 瞬間 あなたが まだ 愛してること 
ふたりの 時間 あなたに まだ 熱があることを
知った

なぜ ふたりは もう 愛し合えないの?
愛と自由のあいだで すきに生きてもいいの?
なぜ あなたは わたしを 愛さないフリをするの?
愛と自由のあいだで わたしは すきに生きてもいいの?

妄想すること ないんだねって あなたに 言ったら
妄想ぐらい するよって 答えるくせに わたしのこと

なぜ ふたりは もう 愛し合えないの?
愛と自由のあいだで すきに生きてもいいの?
なぜ あなたは わたしを 愛さないフリをするの?
愛と自由のあいだで わたしは すきに生きてもいいの?

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追憶

2016-07-25 11:27:01 | 日記
遠い 彼方 輝く 夜明け 
明けの明星 届く 光

明日という日が 訪れるとは
知らずにいた 別れのころ

ひとり 迎える朝は あなたと 一緒のころとは 違う
わたしなら ひとりでも いいから あなたは

別の 誰かと 幸せになっても いいのよ
愛し合った日々は 遠く 遥か 記憶の 向こう

別の 誰かを 愛せなくても いいのよ
愛し合ったころは 遠く 遥か 思い出の 向こう

それでも あなたは
別れても あなたは
忘れることを できずに
追憶の日々を 送って

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月を見上げて

2016-07-25 10:52:53 | 日記
あれは遥か遠い日々
10代の空は青くて広かった
未来は果てしなくて、青春は遠かった
理由もなく悲しくて、夜道をひとり歩いた
ひとりでいるのが好きだった

恋人を探していた
どんな人かも知らずに
めぐり逢う当てもなかった
自分がどんな人間なのかも知らずにいたから

春も夏も秋も冬も
風が吹いていた
晴れた日も雨の日も
わたしはひとりでいた

幸せなんて想像もしていなかった
夜風に吹かれては悲しい恋の話を思い出していた
夜空と月光、それから星座の光
真夜中に部屋を抜け出して歩いた
人気のない公園でひとり踊った

誰も知らない
誰もいない
なにも怖くない
わたしは生きていた
通りすがりのネコも
知らないふりをしていた

木々が夜風に揺らされてざわめく真夜中
深い悲しみの淵で
月を見上げて永遠を思い歌った
わたしの青春

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