寒い季節がやってきて 今年もひとりのクリスマス
最後に女と逢ったのは いつのころだっただろう
生身の女の艶めかしい裸 美しい曲線が
僕の目に焼きついて 離れていかない
あれが最後の女だった
無邪気に素敵に 裸の女が 飛ぶようにまっすぐに
僕の前に走るようにやって来て ベッドへ忍び込んだ
まるでなにも知らない女だった
シーツに染みたエロスの匂い
身体から漂う女の匂い まどろむように夢中で口づけた
美しい裸の女の感じる声が 感じてる瞳が
エロスに溺れたのは女じゃなくて 僕のほうだった
あのころのこと 最初で最後さ
あのころのこと 最初で最後さ