ストライド

朝起きて　寝相の悪いあなたの横をすり抜けて

わがままなオンナだね　愛想が尽きたことに気づかない

ひとりきりの週末のはずが　オンナからの連絡

この金曜は　オンナの歩幅に合わせずに

自分の歩調で歩き出す

やってやれないよ　愛でも信じてるの

ケンカ吹っかけてきては　僕はいつも無言

恋なんて夢見てるの

いい彼氏なんかじゃいられない

フラれるフリして　振り切って

もう自由になりたい　ストライド

おとなしいオトコがすきなの？

僕がおとなしいと思ったの？

そうじゃなくてアンタは

愛と恋の妄想の中

愛なんて信じてるの

僕の神経をズタズタにして

フラれる演技で　振り切って

もう誰のものでもない　ストライド

オンナをあとに　加速する

もう自由になりたい　ストライド

Mother

季節が揺らぐ朝　あなたの目覚めは遅い

いつまで生きてるの　あなただけの人生だから

僕のために教えてくれた　

僕の怒りは僕だけのためでいい

僕の生きてく世界は　

僕に合った小さな世界でいい

世界ニュースを真に受けて怒ってるね

でもそれは　あなたの住む世界と違う国

世界は大きいけれど　

自分の知ってる世界で生きていくんだよ

生まれ育ちを疑わずに　

ずっと同じ土地に住むMother

あなたは十分な生活をして　

贅沢は願わない

あなたの正直な生き方がお手本

嘘のないあなた

あなたはいつまでも永らえて

あなたはいつまでも眠らないで…

彼方

５月半ばの土曜は　小雨の朝

肌寒くてコート着て　煙草を買いに行った

自分の人生について考えたくて

ぼんやりと煙の行方を眺めてた

生まれて来なかったら　

人生ははじまらない

人生が夢なら　

現実化することがどれくらいあるだろう

若さがいまだけなら　

死ぬことが想像できないなら

近い未来の予感が本物

そのときが来たら考える

遠くへ　いつか遠くへ

人生の終わりが夢の終わりなら

誰の人生も役に立たない

人生の道しるべは　どこにもない

僕自身で切り拓く

彼方　遥か彼方へ…

クレイジー東京

ゴールデンウイークは実家に帰省

懐かしい町　水を得る町　東京

多様なファッション　自分を見失う人たち

雑踏が苦手で　込み合った街を進む人たち

そんな中で　深海魚のように　呼吸しながら歩く

僕にお似合い　クレイジー東京

どこか遠くへ行きたくて出た町

いつか　帰ってくる日が来るのか

郷愁はいつも　狭く息苦しい町

それでも懐かしい

クールな自分に気づいて

誰も気づかない

僕にお似合い　クレイジー東京

どこか遠くへ行きたくて出た町

いつの日か　帰れるなら　誰もを受け入れる町

狭い部屋で　町を出ることを夢見て

家を出て　何年経つ

住めば都　いまの町は　広々とした部屋

僕の帰省本能　方位磁針は　いつも東京を指してる

生活リゾート

ゴールデンウイークは　１泊２日で泊まって

残りの日は　家で生活リゾート

アイスクリームも　コスパ最強のいつものと違う

ホワイトペッパー入りのクリームチーズアイスを買った

いつもの普段使いのマグも　彼女がいつものと違う

北欧のロッタ・ヤンスドッターのカップ＆ソーサーにした

自分で淹れるコーヒーは　ヨーロピアンブレンド

まろやかな味が　いつもとちょっと違う日常感

小さな世界の小さな幸せ

僕の家で彼女とくつろぐ　生活リゾート

不穏なニュースをシャットアウト

朝からギターの練習してたら　

「メランコリーな曲調ね」って

彼女はITunesの軽快な曲で部屋を一掃した

自分で作った朝食は　目玉焼きとトースト

ふたりの時間が　いつもとちょっと違う日常感

ささやかな部屋でささやかなよろこび

僕の家で彼女と楽しい　生活リゾート