継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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オッサン公認会計士の介護ITCJ【8】介護を受ける側の自助努力

2022-08-14 14:05:37 | 介護



 母は、現在89歳です。
 母には、歩行等のために訓練をしてもらっています。
 以前は、デイサービスの週1回程度通っていましたが、通っていた事業者が閉鎖になったことと、新型コロナウィルスの流行の影響で、今は自宅で私が訓練をしています。
 介護を始めた当初は、訓練を嫌がっていました。
 「そんなことをしなくても、私は歩ける」という思いがあったようです。
 私は母に訓練等をするように言うことを迷いました。
 母は、昭和一桁の生まれで、戦前、戦中、戦後の厳しい時代を生き抜いてきました。
 決して、裕福な家庭で育った訳ではありません。
 それでも、父と二人で、真面目に働いてきて、家を建て、十分ではないにしても、年金をもらいながら生活できるまでになりました。
 もう十分に自助努力をしたように思います。
 「後は、好きなように、過ごさせてあげるのがいいのではないか」という思いが私にはありました。
 そうすると、介護認定を受けた当初は、「動かざること山のごとし」で、一日のほとんどを、ベッドで寝たまま過ごしていました。
 逆に、「よくここまで寝て過ごせるなぁ」と思えるくらいです。
 その結果、歩くのを見ていると、足の筋肉が衰えていくのが分かるようになりました。
 「寝たきりになったら、家で面倒をみることができないかもしれない」という思いから、時には、厳しく言うようにしました。
 「訓練をしないと、年齢とともに、筋肉は衰えるんよ。その年齢になって、そんなことも分からんのか?」
 (ちょっと厳しく言い過ぎたこともあります。)
 そして、今は行けていませんが、デイサービスに通うのと合わせて、私が自宅で訓練をするようにしたのです。
 こんなことの繰り返しが、数年続いたでしょうか。
 昨年の11月から、突然、トイレに歩いていくようになったのです。
 それまでは、紙オムツにすることが多かったのです。
 今は、暑いので、「あまり、無理して歩かないで、オムツにしていいんよ」と私が言うほど、自ら歩くようになったのです。
 自助努力を強いるのが良いのかは、私の中で、結論は出ていません。
 できる限り理由を説明し、本人を納得させた上で、無理のない訓練等を少しずつ継続するようにしています。(今は、暑いので、無理していませんが・・・)
 いずれは、あの世に還るときが来ますが、そのとき、自助努力をしたという経験を持って還ることができ、それが少しでも魂の向上につながるものであってほしいと願っています。
 そういう思いで、介護をしています。
 (実は、他にも、自助努力してほしいことがありますが、長くなるので、機会があれば述べたいと思います。)

 介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。



 朝、ゴミ出しに行った帰りに、突然、トンボ君が、私の前に降りてきて、対峙するようになりました。
 写真を撮っても、なかなか動かないので、私が道を譲る形で、トンボ君を避けて行きました。
 トンボ君、強し。

 たいへんな時代に、介護をするのも大変です。

 皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
 61歳のオッサン公認会計士でした。
 では、また。