継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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社長を大きく変えることからスタートしなければいけない場合

2014-01-18 14:54:40 | 中小企業

 中小企業の再生で最も難しいのは何でしょうか。
 私は、「社長の考え方と行動を大きく変えること」だと考えています。
 中小企業の社長と経営コンサルタントの考え方や行動が完全に一致することは、ほとんどありませんが、経営の再生に向けて、最低限、必要な考え方や行動というものがあります。
 それを認識していない場合、その行動がとれない場合は、再生に入る前に、社長の考え方や行動を大きく変えることからスタートしないといけません。
 このような場合、まず、再生は無理です。
 痛みが、ひどくなく、時間がある場合、社長のやる気さえあれば、事業計画立案後のフォローアップという形で、数年を掛けて、中小企業と同時に、社長を変えていくという方法もとれます。
 この方法がとれない場合はたいへんです。とれない場合は、痛みがひどいか、中小企業の社長の認識力が相当に不足しているか、その両方かです。
 早急に再生を考える必要がない中小企業でも、以外と社長の認識力が不足しているものが多いのです。まして、痛みのひどい中小企業では、なおさらです。
 中小企業の再生が進まないのは、社長の認識力不足が一番の原因だというのが、私の考えです。認識力には、知識だけでなく、やる気、覚悟といったものも含まれます。
 多分、公的な支援の立場からは、そうではなく、個人的な債務保証や担保提供等が中小企業の再生を阻害していると主張するでしょう。その方向で法律やガイドラインの新設・改正が進んでいます。
 本当に、それでいいのかなぁ?

 こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は、左のおススメの本から購入可能です。是非、ご一読ください。
 元地方銀行員のオッサン公認会計士でした。
 では、また。
 


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