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経営者保証に関するガイドラインの構成

2014-03-09 22:03:57 | 中小企業

 経営者保証に関するガイドラインは、ガイドライン本文が14ページ、Q&Aが25ページとなっています。それほど多くありません。
 全部で、8つの大きな項目から成っています。

 1.目的
 2.経営者保証の準則
 3.ガイドラインの適用対象となり得る保証契約
 4.経営者保証に依存しない融資の一層の促進
 5.経営者保証の契約時の対象債権者の対応
 6.既存の保証契約の適切な見直し
 7.保証債務の整理
 8.その他

 これらのうち7.保証債務の整理に多くのページがあてられています。これは、現状において、業績の悪くなった中小企業の事業再生が進まないことが一因としてあると思われます。
 当ガイドラインの冒頭の「はじめに」でも、経営者保証が、「早期の事業再生を阻害する要因となっている」としています。
 でも、事業再生が進まない第一の要因は、金融機関の数が多過ぎるということだと私は考えています。第二の要因は、経営者の認識力不足です。問題を先延ばしにしていると思われます。
 業績が悪くても債務超過でも、金融機関等がなんとかしてくれるんだから・・・?
 しかし、私の考えは、前回のブログで書いたように、経営者保証が現状のままでいいというものではありません。
 次回以降、当ガイドラインの解説をしながら、私の意見を述べさせていただきます。
 こんなかんやが書かれた拙著「本音を言わない銀行、言っても解らない中小企業の社長」は、左のおススメの本から購入可能です。是非、ご一読ください。
 元地方銀行マンの公認会計士、中小企業診断士、税理士のオッサンでした。
 地方銀行には22年勤務しましたが、融資業務だけでなく、ベンチャー投資、M&A、コンサルティング、ビジネスマッチング、企業再生等を経験できました。
 では、また。


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