「今日の議題は、「ロシア・ウクライナ戦争の停戦について』です。
前回と同様、幸福実現党の畠山元太朗さんが、元陸将補の矢野義明さに尋ねる形の動画からの情報です。
以下、主な内容です。」
<ロシア・ウクライナ戦争停戦案>
バイデン大統領は、ロシアとの外交ルートを断っているので、停戦交渉はできない。
ゼレンスキー大統領も、ロシアと交渉しないという国内法を制定したため、停戦交渉はできない。
トランプ次期大統領は、選挙中から、停戦させると言っている。
有力な停戦案
① ジェーディーバンス副大統領案
現在の戦闘が行われている接触線で停戦する。
(ロシアが占領したウクライナ東部地区は、ロシアになるということ)
ウクライナのNATO加盟は認めない。
これ以上、ロシアが侵攻しないために、上記接触線のウクライナ側に防護壁等を設置する。(これは、アメリカも支援する)
② キース・ケロック次期ロシア・ウクライナ担当特使案
停戦ラインは、①と同じ。
ウクライナのNATO入りは、10年後又は20年後に再考する。
(プーチン大統領後の指導者たちと交渉するということ。NATO加入の余地を残した)
ロシア側の要求(アメリカのジャーナリスト、タッカーカールソン氏によるロシア外相ラブロフ氏へのインタビュー等より推測)
・ネオナチ(ウクライナの過激派、ウクライナのロシア系住民に残虐な行為を続けてきたとされる)の根絶
・ウクライナのNATO入りは認めない
・ウクライナの非武装化、中立化
・現在、ロシアが占領しているウクライナ東部地域のロシアへの編入
(現在の戦況は、ロシア側が圧倒的に有利、ゼレンスキー大統領も武力による回復はできないと認めている)
このような状況からNATO入りは、認めないということで決着するのではないか。
ロシアは、ウクライナの非武装化と言っている。
事実上の非武装地帯として、管理していくのではないか。
停戦ラインは非常に長いため、停戦を監視するには、相当の部隊(人数)が必要となる。
24時間やらないといけない。
10万人前後の兵力が必要ではないか
これは、国際的な支援が必要。
ドイツ、フランスが支援の意向を示しているが、ロシア側が拒否すると思われる。
(ドイツ、フランスには、過去、裏切られてきているので。この点は、いずれ説明します。多分。)
例えば、インド、エジプト等が候補。
場合によっては、日本が停戦監視に参加する可能性がある。」
「ちょっと待っちくりぃ。
ロシアは、一方的に侵略をしたんやねんかぇ。
そんな悪いことをした国の言い分を認めるんかぇ。
『力による原状変更は認められない』って、日本の首相や日本のテレビ・新聞が言いよったやねぇかぇ?
どげぇ、なっちょんのかえ。」
「ロシアは、一方的に侵略をしたというのは、間違いです。
2022年2月24日にロシアがウクライナに突然、侵攻したのでなく、その前から続く状況があるのです。
日本のテレビ、新聞では、この辺りを全く伝えません。
いつか、このブログで、説明したいと思います。
多分、いつか。」
「また、日本のテレビ、新聞の報道を信用できんことが起きたちゅうことかぇ?」
「続けます。
<停戦後の復興>
ウクライナの電力、道路、通信等のインフラの回復に、数兆ドルくらいかかるのではないか。
人口も半減している。
立て直しに、10年から20年くらいは、かかるのではないか。
IMF(国際通貨基金)中心に、金融面での支持の合意ができている。
日本は、数十億ドル規模の共同保証人になっている。
ウクライナが負担できない分は、日本も含めて、負担することになる。
日本は、武器輸出、部隊派遣をやっていないので、欧米からは、厳しく負担を要求される。
アメリカ・・・国内治安、不法移民の退去等の問題のため、金や人をまわす余裕がない。
欧州・・・移民問題、エネルギー問題で、アメリカより疲弊している。
そういう意味で、日本が復興負担の担い手となること(財政負担)、停戦監視に人をだすことを要求されるかもしれない。
EU等は、ロシアの凍結資産を使っている(国際法違反)。
ロシア側の賠償請求も停戦交渉の中で出てくる可能性はある。
それをウクライナが負担できないとなると、日本がある程度負担するという可能性はある。
ロシア・ウクライナ戦争で、日本は、敗戦国側に立ってしまった。
これは良いことではない。
これから、いろいろと出てくる。」
「ちょっと待っちくりぃ。
日本の経済も決して良くはないで。
どうして、こんな状況になったんかぇ。
国民が、きちんと政治家・官僚等の責任を追及せんといかんわぁ。」
「日本の政治家・官僚等が、『日本も、これ以上の負担できない』と言えるかどうかです。
『中国が台湾や日本に侵攻したときに、アメリカやEUに、助けてもらうから、ここで恩を売っておこう』等と考えているとしたら、大きな大間違いです。
政治家、官僚、識者、テレビ、新聞が、このようなことを言っても、国民は騙されていけません。
『戦争の原因を作ったのは、アメリカ等の西側だから、そっちで何とかしてください』と言っていただきたいものです。
多分、今の政治家、官僚は言えないでしょうから、日本の負担分を増税という形にすると考えます。
そうではなくて、政府(政治家、官僚等)の大リストラクチャリングが必要です。
政府の資産を売却して、事業の再構築して、事業、国会議員、官僚の数を大幅に減らす等していただきたいものです。
そういう責任追及の形にすべきですが・・・
国民の多くが、そういう認識を持たないと無理です。」
「はぁーっ。」
「続けます。
<日本とロシアの今後の関係>
プーチン大統領は、経済面では、極東地域を重視していく方向。
ヨーロッパ方面は相手にしない。
軍事的には、日本に対する圧迫が強まる。
中国や北朝鮮もこれに乗ってくる。
日本は非常に厳しい状況になる。
ロシアを中心に軍事的派遣の再編成が行われる。
韓国のユン大統領が退陣に追い込まれ、極左の大統領が誕生すると、朝鮮半島の平和的統一も考えられる。
そうなると、さらに、日本は、厳しい状況になる。
台湾も、緊張が高まる可能性がある。
トランプ次期大統領は、対中強硬路線だが、軍事的には、直接対峙しない。
同盟国の分担でやる方針
日本、韓国、防衛費の増額が必要となる。
そのような中、プーチンは、日本に心を開いている
平和条約交渉を、いつでも再開する準備があると言っている。
ロシアとの友好の道を残してくれている。
世界の軍事バランスは、多極化、アメリカ偏在の時代は終わった。
戦略バランスから見ると、核や通常兵器の傘は、信用を失っている。
特に、日本にとっての脅威は中国。
今回、ロシアまで敵に回してしまった。
中国、北朝鮮、ロシアと3正面方向に敵を作った。
戦略的には、最もやっては、いけないこと。
外交的、経済的に、ロシアとの再交渉を考えるべきである。
ロシアは、ソ連とは違う。
普通政党制、大統領選挙、国会議員選挙、きちんとやっている。
民主主義体制である。
かつては、G8の時代もあった。
仲直りのチャンスはある。
むしろ、独裁制の中国とロシアが一緒になっていることが異常である。
ロシア側は、窓を開いている。」
「ロシアは、プーチンの独裁体制やねんかぇ。
日本のテレビ、新聞は、そんなふうなニュースばっかり報道しとったわなぁ。
また、日本のテレビ、新聞を信用できんことかぇ。」
「第二次世界大戦末期、独ソ戦に勝利したソ連は、急遽、極東へ兵を派遣します。
日ソ不可侵条約を一方的に破棄し、満州、樺太、北方領土等に侵攻しました。
悲惨な状況に合っています。
『感情的に、ソ連(ロシア)憎しという方』は、日本の政治家、官僚、マスコミ、識者等の中にもいると思います。
リーダーが、重要な決断を下すときに、感情で動くと、大きな間違いを犯すのではないかと考えます
ロシア・ウクライナ戦争でも、せめて、インドのように、中立という立場を取れなかったのでしょうか。
是非、ロシアとの関係再構築に向かっていただきたいと考えます。」
21分ほどの動画です。
よろしければ、ご覧ください。
トランプとプーチンが停戦協議へ。停戦後、ロシアが極東アジアに進出か。韓国政変の背後にロシア!?(ゲスト︰元陸将補 矢野義昭氏)【言論チャンネル】
お墓に持って行った花の切れ端を挿したら、花が咲きました。
ありがとうね。
このブログを見てくださった皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
63歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
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