近頃、いろんなことが重なって思い悩むことが多いけど、今がどうなのかを悩んでみたところでいい考えは浮かんでこない。
今がどうなのかを悩み始めると泥濘(ぬかるみ)にはまってしまう。身動きが取れないようなそんな気ばかりしてくる。とくに、今の僕にはいい材料がほとんど見当たらないから。
でも、それではいけない。
今がどうなのかを思い悩むくらいなら、これからどうしたいのかを考えたほうがよっぽどいい。
大切なのは、これからなにをしたいのか、これからどうしたいのか、だ。
一年後の僕、三年後の僕――。
未来の自分がどんなふうでいたいのか、なにを身につけたいのかを考えるようにすれば、力が出てくる。こころに勇気がわいてくる。
(2013年1月7日発表)
この原稿は「小説家なろう」サイトで連載中のエッセイ『ゆっくりゆうやけ』において第221話として投稿しました。 『ゆっくりゆうやけ』のアドレスは以下の通りです。もしよければ、ほかの話もご覧ください。
http://ncode.syosetu.com/n8686m/