ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・66

2014-05-23 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward

フィリップスが入れた今回のスタッフは効きも良いしハイの時間が長い。午後4時頃、入れたのだが8時になってもビリで引っ張る。寝る前に小パケの半分も入れたらちょうど良い気分になるだろう。アミーゴも詰まらない人間だ、それに口が軽い。ショッカンがぼくの袋の中のパケを探していたことを話したら、もうショッカンに伝わっていた。話して良い事と悪い事くらい分かりそうなものを。ショッカンが本当に髭剃りを探していただけだとぼくに言い訳をしに来た。アミーゴはけちで最近はビリも出さない。ディクソンがショッカンとセガがシックになっている、100ルピーを出してパケを回してくれと頼みに来た。良いスタッフは全部フィリップスに戻して持っていないと言って別の小パケ半分をショッカンに回す事にした。何でぼくが奴らの面倒を見なければならないのか。ショッカンとスタッフを入れる用意をしているとアミーゴがもう鼻を鳴らして吸う準備をしていた。ぼくらは奴を無視してスタッフを入れる、終わったのを確かめると奴はゴロンと横になった。
くだらない日記を毎日飽きもせず書いている。今日も終った。

   1月9日(火曜日)
昨夜は激しい雷雨になった。朝、中庭のスポーツ用コートを見ると池のようになっていた。雨も止み午後には晴れ間も出て少し温かくなった。面会でマリーは今日もフルーツの差し入れをしてくれた。少し高いものにつくかもしれないと思ったりもするがバナナなんて10ルピーぐらいで気にする事はない。小切手の両替はすんなりといきそうにない。昨日、書いたアプリケーションではだめだという事で申請書を書き直し明日もう一度トライする。それともう一つの方法としてマリーがぼくのパスポートと小切手を持ってコンノートンにある東京銀行に行く。ぼくの事情を説明しどういう申請書と手続きが必要なのか日本人スタッフに直接会って聞いてきてもらう事にした。フィリップスは楽天的で今週中には上手く解決するだろうと言っている。そう願いたいものだ。この件が遅れる事を考えてドルのキャッシュ60㌦を両替することにした。これには銀行もパスポートも必要ない。銀行より少しレートが良いブラック・マーケットがあるからそこで2000ルピーが手に入る。フィリップスから1g仕入れているので小パケを70ルピーで買う必要がなく出費は少なくて済んでいる。クーポンでの支払いは野菜とビリ代くらいだ。
コメント
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