ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

第1話 山のアシュラム  サソリ・・・2

2015-10-27 | 第1話 クマルとサソリ

 サソリはアフリカに生息するものだとぼくは固く信じていた。突然こんなところに現れてもらっては困る。ぼくは度肝を抜かれサソリがベッドに上がってくるのではないか、とキョロキョロ周りを見回す。何とかしなければ、これではトイレには行けないし、ベッドで安心して眠ることも出来ない。ぼくはベッドの上でサソリの発音を和英辞典で調べた。長屋の奥にインド人が住んでいる。彼はハタ・ヨガのインストラクターだ。彼なら安全に処理してくれるのではないだろうか。ぼくは彼の部屋へ行き状況を説明し助けを求めた。ノープロブレム、彼はおっちょこちょいの一面はあるが人柄は悪くない。ぼくについて部屋に入った彼に懐中電燈を渡すとぼくは逃げ腰でベッドに上がった。ぼくが指し示す場所へ、パタパタとサンダルの音をさせながら無神経に彼は近づく。彼はしゃがみ込んで木の窪みに懐中電灯の光を当て、その先をじい~と見ているかと思ったら、いきなり奴はびびって2~3歩後ずさりをした。
「やばい、こいつに刺され3日間も高熱にうなされた」
「どうする、サソリがここにいたらぼくは困る」
うぅんと唸っていたが、奴は掃除用の藁ほうきを持って来ると
「エイー」
と、ばかりに窪みからサソリを追い出した。サソリは驚いてかトイレとシャワールームがある方へ、尾っぽを跳ね上げ逃げて行ってしまった。
「どうだ」と奴。
それ以後トイレが恐くて安心して使えなくなりぼくは便秘に苦しむ事になる。

半月か やっと雨 毎朝 湾へ釣りに行っていた 最高気温25度 潮焼けしたおっさんの顔になった
イイダコと甲イカのシーズン イカを捌いて刺身 ゲソはバター焼き 呑んべぇ~Tさんと呑む
うまかぁ~ねぇ~ うん うまかぁ~ みんな湾の有り難い恵みに感謝・・・
寒冷前線が南下 気温は下がる これから甲イカが美味しくなる 

 
コメント (2)
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