まず、入り口からしてこれですもん。常人なら入ろうとはしません。
ところで、今回も聞かれました。「普段どんな音楽聞いてるんですか?」って。
そう聞かれるとけっこう困ってます。普段こういうの聞いてます、っていうのが自分にはないなってことに最近気づきました。ジャンルとかバラバラなために。
一番多く聞いてるのは「サイバートランス」ですよ、って答えたら「はぁ!?」って。それは正常な反応です。
そんな僕を見かねて、国内外の珠玉の名曲ぎっしりの最高にステキなオリジナル編集CD二枚もくれた『狂乱村』のお友達さん。
ほんとにほんとに大事にします。この場を借りて、ありがとうございました。
やばい!めちゃめちゃ楽しかった!!
前から気になっていた高円寺無力無善寺は、おどろおどろしい暗くてクレイジーな空間かと思っていましたが、実際にはもうちょっと明るくて、どちらかというと童心に返るようなやさしい場所でした。
マスターの無善法師さんも、やさしくてかわいらしい方でした。
ということで、3/7。高円寺は無力無善寺にて、『らいぶ日本人』に初出演してきました。
今回の出演者さんは全部で五組。
ぼくは二番目で、はじめに歌ったのはこの店のマスター、無善法師さん自身。
今だから言えますが、僕は無善寺のホームページを見て泣きました。
泣いたのか、泣きそうになったのか、同じようなものです。
この人に自分の歌を聞いてもらいたい。その一点だけでも出演する価値がある、と思っていました。
そんな僕ですから、当然生で聞く無善法師さんの歌にも泣いていました。
その法師の歌を聞いて、感情が昂ぶった中での僕の出番だったので、もう流れを引き継いで歌うだけ。僕にとっては、歌で法師と対話しているような気分でした。
ちなみに、初の30分枠で歌った曲は
1.シラカバの樹
2.眠る夢
3.桃源郷
4.四季
5.悠久の大地
の5曲でした。
僕としては、あの時点で出せるものは出せたかと思います。
それと、歌を歌っていて、あんなに楽しかったことって最近にはなかったかもしれないです。
音楽やる上で、技術はもちろん必要だけど、たまに捨ててみるのはおもしろいです(自分は)。
それにしても、開演時間になり、法師が最初の曲を歌いだしている時点で、お客さんはおろか、出演者さんもご飯食べに行って帰って来ていない(しばらくしたら、お客さんも結構きてました)。お店には、僕と法師とお店のおねいさん一人だけ。なんというアバウトさ!!
でも、僕にとっては贅沢な時間でした。
さて、話戻りまして、三番目の出演者さんは『金色パッチギリギリ楽団』さん。
ドラムorピアニカ(♀)をバックに、ギターの弾き語り(♂)をする二人組で、これがまた僕の大好きな感じなんだな~。
お互いルーツが同じなので、お互い好き合ってました。
お次は女性のギター弾き語りで、僕と同じく「ヤイリギター」の使い手『点子』さん。
もう歌う前から、この人はいい!というオーラをかもし出しまくりでした。
都会のゴミ溜め(ほめ言葉)に咲く一輪の花。
ああいう、すい込まれるような、しみ込むような歌を僕も歌いたいのです。
途中参加だったので、僕の歌を聞いてもらえなかったのが残念。
でも、また必ず共演するはずです。
そして、最後は、無善寺魂のかたまりのような二人組『狂乱村』さん。
その演奏スタイルは、ドラム(♀)&ヴォーカル(♀)のみ。酔っぱらいパンク。
最高にかっこえかった!!もうただかっこえ~かった!!
この世のすべての常識は、この二人には通用しないのです。
と、こう書いてきましたが、みんな好きでした。みんなスタイルとかばらばらだけど、みんな僕の肌に合うアーチストさんでした。これってけっこうすごいと思うんですけど。
あと思ったのは、やっぱり僕にはアングラ(アンダーグラウンド)な空気が気持ちいいな~と。売れない音楽(ほめ言葉)大好きです!
しかししかし、そんなアングラの空気にどっぷりとつかるのは僕の本意ではありません。
今度はこことは真逆の場所。キレイで、きちんとしてて、うまくなければ出演すらさせてもらえない、そんな場所に挑戦したいです。
目指すは「弾き語りの殿堂」at高田馬場!!
*写真が無善寺ステージ。これのどこが明るいのかって?
いやいや、空気がってことですよ。