わたくし先日8/8に吉祥寺スターパインズカフェにて行われた「しょぼたま10年前の約束ライブ」に行ってまいりました。
書きたいことがありすぎて、何から書いていいやらわかりませんが。
まず、この「しょぼたま」というのは、わたくしが音楽を始めるきっかけとなったバンド「たま」のアコースティック3人編成バージョンです。
「たま」は5年前、同じくスターパインズカフェにて、ものすご~く惜しまれつつもバンドとしての活動(19年間!!)に終止符を打ちました。
わたくし、その解散ライブにも行きましたが、あの超満員のスターパインズの光景は今でも脳裏に焼き付いております。
そして、その光景が2008年、目の前に!!
まさかの(?)たま再結成ライブ!!!!
と、いっても世間でブレイクしたころの4人編成ではないですが、そのことを話し始めると、またきりがなくなりますので置いといて…。
なんでも、1998年のファンクラブツアーで特典として、「10年後の8月8日のたまのライブにご招待します」というのが付いていたそうで、その約束を果たすためのライブとのことです。
僕もチケットを手に入れようと、朝っぱらの「ぴあ」に並びましたが、あえなく売り切れ。
長蛇の列が、全員「たま」目当ての人とわかりびっくりしましたが、友人の轟ひろた氏が、運よく(執念で)チケットをGET!ご一緒させていただけることになりました。感謝感激雨霰です!!
「たま」というバンドは、強烈な個性を持つ4人(途中から3人)のソロアーティストの集まりでした。
4人それぞれが、自分の曲のボーカルをとり、それに他のメンバーが伴奏を付けつつ、いい意味でぶち壊しつつ。
よく聴いたことのない人には、コミックバンドのイメージがあるようですが、歌われる世界は、誰もが心に持つ、だけど普段表に出さないような感情。
楽しくて悲しくて、斬新で懐かしくて、誰も知らなくて、みんな知ってる。そんな音楽。
そしてそのへなちょこなイメージとは裏腹に、実はめちゃくちゃ演奏が上手い!!ほんとに上手い!!ブラヴォー!!!
心から尊敬いたします。
僕が「たま」を聴くようになったのはブレイクして何年も経ってから。
それまでクラシック音楽にしか興味のなかった僕が、高校の寮に入ったことをきっかけに、いろんな音楽を聴いてみようと思って、そういえば昔、たまの「さよなら人類」って曲好きだったなー、と思いCDを買い、
「あれ?こういうのやっていいんだ?これなら自分にも出来るかも!」
と、思い(込み)今に至る。というわけです。かいつまんで言えば。
解散後、メンバーはそれぞれソロアーティストとしての活動をしています。
でも、知久さんと石川さんはパスカルズというバンドでも一緒ですし、奇しくも再結成ライブの3日前のスターパインズが、元たまの柳ちゃんのバースデイライブだったりします。
アンコール前の最後の曲では、3人編成になって初のアルバムから、「デキソコナイの行進」という曲をやりました。
愛すべきデキソコナイたちは、今もそれぞれに行進を続けています。
「デキソコナイの行進」 作詞作曲/石川浩司 編曲/たま
デキソコナイ達が行進してゆくよ
とても楽しそうに旗を振りながら
でも旗をつけ忘れたのでそれはただの棒だよ
ただの棒を振りまわしながら行進しているよ
ラッパを吹きながら行進してゆくよ
調子っぱずれの音が町に響き渡るよ
夢中になって吹いているので
大人になったのに誰も気づいてないよ
頭がぼさぼさでも
シャツがはみ出てても
気にしない
大丈夫だよ
やがてデキソコナイ達の歩調と角度がずれてゆく
空にはカラス カァーと輪を描いた
いつのまにかひとりひとりてんでバラバラ
馬鹿だね それじゃもう行進じゃないよ
デキソコナイ達の行進がゆくよ
デキソコナイ達の行進がゆくよ
地球は丸いからいつかまた会おうね
バイバイ
↓YouTube動画「イカ天 ロックロックこんにちは 密着たま現象を追え」(*千葉県某市お住まいの解る人にだけ、途中出てくる証言4の人物に注目!)
http://jp.youtube.com/watch?v=bN6qa2YJBhg