というわけで、タイミング良くイベントへの出店が決まりました。
以前酒税法について調べたとき、現在の日本酒が、本来の酒造りからかけ離れた酷い有様だということを知ってびっくりしました。
しかしながら、法律上日本では、今のところ個人でお酒をつくることはできないので、日本人が「百薬の長」たる本来のお酒を飲むには、蔵人の中から気付く人が現れるのを待つしかない。
そんな「いつかこんな酒蔵ができたらいいのにな~」という僕の願望の、まさにそのまんまな酒蔵が、他ならぬ千葉にあったのでした!
それが、今回のお祭りの主催者の「寺田本家」。
23代目当主は、とあるきっかけから、それまでの工業生産の日本酒づくりをやめて、手間とコストのかかる自然酒造りを始め、さらには「微生物に学ぶ発酵(=発幸)の生き方」で、周りの人も町も発酵させてしまったのです。
僕が寺田本家のことを友人に教えてもらったのは昨年の4月。ちょうどお蔵フェスタが終わったところで、いつか酒まんじゅうで出店できたらな~とか、やんわり思っていたら、いろいろと偶然が重なって、本当に実現してしまいました。
23代目当主の寺田啓佐(けいすけ)さんは、惜しくも一昨年(※去年ではありませんでした。失礼致しました。)に亡くなってしまいましたが、24代目当主はじめ、数限りない人にバトンを渡して、その想いは確実に生き続けています。
寺田本家のある香取郡神崎町は、「発酵の里」として町おこしをしていて、当日は町中がお祭りになるらしく、何万人だか、ものすごい数の人が来て芋洗い状態だそうです。
僕らの出店スペースも、「福ちゃんのパン」という酒ダネのパン屋さん(!)の駐車場だそうです。
以前から是非行ってみたいと思っていた神崎町と寺田本家に、ベストな形で行けることになってとってもうれしいです!
当日は新宿から「特急 こうざき酒蔵まつり号」も出るそうです。
是非足をお運び下さいませ。
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今回は、新作の「落花生まんじゅう」を販売しようかと思っています。
千葉の名産、八街落花生の美味しさをおまんじゅうにしてみました。
食べ物も人も社会も「発酵していれば腐らない」。
発酵と腐敗。そのシンプルなしくみが教えてくれた自然の生き方、お酒と人の本来の姿。
毎日をワクワク発酵(発幸)して生きていくためのバイブルです!
寺田本家ホームページhttp://www.teradahonke.co.jp/
発酵の里こうざきホームページhttp://www.hakkou.org/
空中散歩ブログ、関連記事→酒税法の矛盾に異議有り!!