大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

補綴のお話します。インプラントで今後凄く重要なので。

2012年04月27日 | 日々のインプラント臨床の話

最近色々とインプラント治療の報告を聞かされたり、読まされることが増えて来ているのですが、非常に心配なことがあります。

それは補綴、インプラントの上に取り付ける人工の歯、作製物の形態等でのことです。

最も気になるのが、舌への配慮、舌房と言うのですが、歯列の内側のスペースが狭い、舌が窮屈になっているのではないか、と思われる歯の並び方、作製の仕方をされている症例を散見するのです。

非常に気になります。

舌と言うのは、大切な器官で、自然の形態で納まっていることがとても重要です。

私は元々総義歯の専門家なので、そのことを凄く気にして歯を作製するように、必ずしています。

近頃散見するケースでは、それが狭い、窮屈だろうと思われるのが目立つのです。

このようなことが起きる原因は私には良く分かります。

何故か?

それは、骨の形態に沿ってインプラントを植立する、骨に合わせて歯を作製する、と言うことが為されているからです。

歯を失うと、必ず顎の骨は痩せます。

下顎の骨が痩せて行くと、頬側の骨が失われて舌側の方が骨が残る状態になります。

それに合わせてインプラント植立をすると、インプラントが内側に傾斜して、舌のスペース舌房を狭くする状態に成り易いのです。

これが起きてしまうと、非常に拙いです。

せっかくインプラント植立が上手く行っても、歯が内側にあることで、患者さんの顎の状態は苦しくなります。

インプラントで歯を再生したのは良いけれど、何か上手く噛めない、顎の状態が良くない、と言う苦情を最近本当によく聞きます。

その原因の大半は、これが理由ではないか、と私は危惧しています。

それと同じようなことで、上顎の場合、傾斜して下顎とは逆に外側に開いてインプラントが植立してしまって、頬側に当ってと言う苦情も稀ですが聞かされます。

総義歯の専門家である私は、常に歯のあるスペース、存在して快適な3次元的な位置、と言うのが気になります。

なので、私は余り強く気にするまでもなく、さり気なく補綴、人工の歯の納まる位置とインプラントが自然に繋がる部位に植立するのが習い癖になっています。

そのお蔭なのだと思いますが、私自身のインプラント治療20年以上経験では、顎の状態の問題を起こした経験は皆無なのです。

しかし、巷で聞くと最近そう言う話を本当に良く聞く。

これは非常に拙いことだと思います。

歯を作製する時には、必ず何処に納まるのか、これが非常に重要です。

ですから、総義歯の素養を持っていることがとても大切になるのです。

そのことを配慮して歯を並べているのだろうか?と心配になることが現実に増えている、これは間違いがないようです。

インプラントは骨と上手くくっ付けば動きません。

そうなると、窮屈な状態は解消しないのです。

これは異常な緊張を舌に強います。

そうなると、下顎の位置とか感覚でおかしくなってくるのです。

舌は、自然に安静、安寧でいられる形態にしなければいけません。

それを犯す人工物は禁忌なのです。

それは厳守されなければいけません。

そう言う目で患者さんの口の中を見る、この癖が患者さんを守ります。

歯が何処に来るのか?その為には何処にどう植立するべきなのか?その為の外科手術はどうすれば良いのか?

こう言う目で見ると、インプラントの立つ場所は殆どの場合ピンポイントです。

そこに寸分違わず植立すること、これが非常に重要です。

 

最近流行り始めている咬合の理論に基づく理想的な歯並びの位置関係は、私には凄く歯が立っている、舌のスペースが侵されている、そんな風に見えて仕方がないです。

特に部分義歯の作製で、そう言う人体の自然の納まる形態を無視して形態学的、金属の強度とか義歯がどれだけ持つのか、に視点を強く持っているものが気になります。

あれではモノとしては強固でしょうが、入れている人の感覚、特に舌の感じが快適ではないでしょう。

インプラントも基本は部分義歯です。

この正しい形態の捉え方、自然に沿うと言う理解の仕方が足りない、そんな気がして仕方がないです。

 

昔から言われているデンチャースペース、舌と頬の内側の自然に歯が納まるスペースは何処なのか。

そう言う視点を正しく持たれることを強く勧めます。

今の流行りは窮屈です。

多分、外国の理論を日本に持って来ているので、外人向きのものを日本人に合わせてしまっているからだ、と思います。

日本人には日本人の歯並びがあります。

骨格からして違うのですから。

これでは、かつてナソロジーと言う外国の咬合理論を持って来て、日本人に無理に合わせて治療して、顎関節症を起こしてしまった過去と同じ轍を踏みかねません。

私はそのことを非常に危惧します。

しかも現代は動かない、外せないインプラントですから、もっと深刻な問題を惹起しかねないでしょう。

 

なので、私は提案します。

今こそ、チャンとした総義歯の修得が鍵を握る、と。

総義歯治療を取得するには、この舌房との関係が鍵になるのです。

舌を上手に扱うことで総義歯の納まりは格段と違って来ます。

成書でお勧めは、神様加藤武彦先生、尊父を超えられた村岡秀明先生、天才阿部二郎先生です。

歯が何処に来るのか?

口腔内のスペースの埋め方、納まり方。

とても勉強になります。

 

インプラントの取得にはインプラントの勉強だけでは全く足りません。

従来からある歯科治療の原則、快適な口腔内の再建、その維持を図るにはの知恵、技術が大きく意味を持つのです。

インプラントだけ特別視するのは奇異です。

あくまでも歯がない所を埋める人工物でしかない。

その視点を知れば、従来の歯科治療の見直し、レベルアップこそ何よりも重要だと明言して終わります。

参考になるかどうか分かりませんが、私の総義歯の写真、再掲しときます。

 

 

 


4月26日(木)のつぶやき

2012年04月27日 | Weblog
13:58 from gooBlog production
怖い怖いインプラント業界、一般的歯科治療・外科の素養のない者が手掛けるべきではない! blog.goo.ne.jp/noritsugumatsu…

16:34 from gooBlog production
インプラントの光機能化は否定しませんが、骨や歯茎の治癒促進には超音波です! blog.goo.ne.jp/noritsugumatsu…

17:54 from Keitai Web
電車内で歯周病の口臭している方が又いた。残念なことだ。命の問題にも関わるとが分かって来ている。正しい知識広め予防したい。

17:59 from Keitai Web
仕事柄、歯周病の臭いにはかなり敏感だ。口臭は自分では気が付けない。周りは如何に伝えるのか苦心する。病気になるのが心配だから、で上手く伝えて欲しい。言われた方も、病気なの心配されてるんだ、で気を悪くしないで欲しい。

20:13 from Keitai Web
年取ると冷たいモノを飲みたくなくなりますね。温かいものか、常温のモノが有り難いです。又、満員電車はキツくなりますね。ビジネスマンは偉い、と思います。若いですね。

21:56 from Keitai Web
最近富に疲れやすい。心身ともに苛まれることが続き、若かりし頃は気力で打ち勝って来たが、最近はまあいいや、に流れたりする。それだけ情熱が下がったのかも知れない。今は安寧な環境、落ち着ける精神状態が何よりも欲しい。落ち着かないのは嫌だ。なのに落ち着けない。末法の世だ、と感じる。

22:03 from Keitai Web
疲れる原因は、不確実性を受け入れられない世の中に、私の身の上が振り回されてるからだ。アホらしい話に振り回される人々、不安に耐えられず周りに騒動など起こし迷惑掛ける者。実に馬鹿馬鹿しい。我が業界でも然り。本質から考えれば、不安はあって当たり前。不確実は世の常だ。未来は誰も見えない

22:10 from Keitai Web
今の世の中、安心安全が当たり前と信じ切っている方ばかり。安心病だ。しかし、本当は完全な安心なんて有りはしない。全ては確立論に過ぎない。絶対に成功させてくれなければ手術受けたくない、と頑なに主張する患者さんばかりになって来てる。しかし、それは有り得ないのだ。どんな神の腕持つDRで

22:20 from Keitai Web
例えゴッドハンドでも100%は有り得ない。だいたいが神様すらこれは拙いだろう、と言うことしてる時がある。突然死される方とか、先天的な重症障害抱えられて生まれた方とか、産後の出血止まらず亡くなられてしまう方とか、時に神は無常だ。何があるか分からない、一寸先は闇、が人生。それが真理

22:25 from Keitai Web
先は誰にも予測出来ない。多分こうなるだろう、程度でしかない。なのに、安心病の方はそれが受け入れられない。そして、自分達だけは何としても完璧な安心安全を確保しようとする。ここから迷走は始まる。何故なら、有り得ないものを果てしなく追い求めるから。これは妄執を招き、安寧から遠ざかる。

22:34 from Keitai Web
そう言う世の中で、仕事上は専門家と見なされ、やたら過剰な希望を平気で突き付けられる方が増えた。昔は道理の分かった方が殆どだった。ここ最近、不安が社会全体に蔓延し、安心病の方が物凄く増えた。だから、上手く行って当たり前な顔され、感謝がない方まで出てる。専門家なんだから、で終わり。

22:43 from Keitai Web
感謝しろ、とは言わないが、物凄く難しい仕事成し遂げたの位は理解していただきたい。次から次へ要求が上がり、こちらに体力的限界超えさせて平然と踏ん反り返っていられたら阿呆らしくなる。人の苦労理解出来ない困った方が増えた。だから、疲れる。私は人生意気に感じて仕事するタイプなのだ。

22:51 from Keitai Web
人生意気に感じるとは、かつて私が救ってきた患者さん達だ。癌に犯されながら、入歯はもう嫌だで頑張られた方とか。信じてくれて任せて下さり、癌も抑えこんで治した。しかし、神様は無常だ。心臓が持たなくて亡くなられた。神よ、何見てんだ。救われるべき人が零れてるだろう。本当に虚しく疲れる。

23:09 from Keitai Web
不確実は不確実で受け止めれば良い。それをいたずらに不安に変えなければ良い。だから、最期に祈り、念じる心、祈りこそが医療の本質なのだ。そこを履き違えてはいけない。当たり前ではない。治ること治せることは凄いこと、素晴らしいことなのだ。そのことに素直に感謝しよう。感謝の心が全てを救う

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