大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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痛がらせずに済む手術の仕方、低侵襲インプラントへのこだわり

2012年09月15日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

患者さんは、インプラントは骨に穴を開けたり歯茎を切ったりする手術をするから痛くて怖いもの、と殆どの方が思っています。

そこの所が最後の壁に成っていて、入歯で困っていてもインプラントには出来ない、と心配で行動出来なくなっている方が沢山います。

特に、今年の初めにあったNHKの番組を始めとするマスコミの報道、バッシングが不安感、恐怖感を煽っていることは間違いのない事実と言えるでしょう。

そして、確かに現在のインプラント治療でも尚、歯茎を大きく切り開き骨を露出される手術方法がゴールデンスタンダードとされ、インプラントが何処の歯医者でも行われるようになっていることで、ここまで大変なものとは思わなかった、と言う反応が出てしまう可能性も高いのかも知れません。

更に言えば、審美性の追求、歯茎とか骨とかまで天然歯が生えている状態にまで回復させる結果を望む時代に成って来ていることで、よりハードな手術が行われるようになり、手術回数も治療期間も長くなってしまう、患者さんがもう二度とインプラントはしたくない、と嘆くまでになっているのもあるでしょう。

私自身も、過去にはGBR骨造成とかの手技にこだわり、大きな手術を何回にも分けて行うと言うことをして来ました。

もう10年以上も前のことです。

しかし、あることがあってから、これではいけない、患者さんが救われない、と思うようになって、そこから私は恩師DR.ラムとの出会いもあってひたすら低侵襲手術の方へ向かって行ったのです。

 

あることとは、ある患者さんが大きなGBRとかを伴うインプラント治療を受けて下さいました。

その成果はとても満足の行くもので、患者さんも私も納得し満足しました。

そして、患者さんは幸せな生活に戻って行ったのです。

 

ところが、残念なことに、その患者さんが又別の歯が壊れ、どうしても残せない、又インプラントになるのかも知れない、と言う事態に成ってしまいました。

それも、1年以内にです。

そして、患者さんと話し合った結果、又あの苦労は出来ない、結果にはとても満足しているけれど、やはり大変だったから、と言われてしまったのです。

私は、そうか患者さんの気持は本当のことまでは遠慮してなかなか言ってくれないんだな、と身に染みて知らされました。

 

でも、心からその患者さんおそこから先の人生を考えたら、残っている歯の負担を増やさない為には、インプラントがベストなのです。

しかし、痛い思い辛い思い長く掛かるなー、と言う思いは次にも又、とは思っていただくにはハードルが高過ぎるようだったのです。

それで、仕方なく今回はセラミックのブリッジに、となって修復したのです。

その経験で、私は外科侵襲を掛けることの重さを如実に思い知らされたのでした。

 

その後、私は低侵襲に出会い患者さんを苦しめることから、かなり逃れることが出来るようになりました。

お蔭で、今では、昔にインプラントした患者さんが、何処かの歯が割れて駄目に成って入りした時、患者さん自身がインプラントだね、と言ってくれるまでになり、いや先生の治療はインプラントが一番痛くないし楽だし良いから、とまでお褒め?の言葉をいただけるようになったのです。

 

患者さんの人生は長く続きます。

特に高齢者になると、意外なほど食い縛りとか色々な原因で歯が壊れて来る危険性が増して来ます。

その時に、軽い治療で治せるインプラントは、患者さんを救う福音になると私は確信しているのです。

これなら大丈夫、全く何ともない、平気と言っていただけるまでになって、とても仕事が楽しく出来るようになっています。

 

人は必ず年老います。

病気も抱えるようになるだろうし、体も思うようにならなくなることも起きます。

しかし、人は必ず亡くなる時まで食事はし続けなければならないのです。

元気に食べられ、話せているうちは、人は大丈夫、と言うのは事実です。

 

最後の最後まで残る機能、それは食事、栄養摂取の機能です。

思い出せば、人は生まれ落ちたその瞬間から、本能のまま授乳、お乳を欲しがり、誰にも教わっていないのに必死に、一生懸命に吸います。

口に始まり、口に終わるのが人なのです。

 

そう言う人の一生を考える時、口の機能、歯の機能を見事に回復させられるインプラントは大変重い意味を持っている、と私は確信します。

大きな入歯に成ってしまったとしても、数本のインプラントで支えられるなら、それだけで患者さんはとても楽になるんです。

 

インプラントは人にとってとっても大事な頼りになる助っ人です。

それを受け入れられるようにするのが我々の役目です。

ですから、何よりも低侵襲手術、です。

 

今後の世の中の動きを考えると、過去にインプラントを経験した患者さんが、もうインプラントはしたくない、と言う前にも勧めない後ろにも引けない、と言う困った事態が起きて来るだろう、と予測されます。

その時に、今のインプラントは全く違うんです、全然楽になったんですよ、と言えれば、患者さん方はどれだけ幸せになることでしょう。

 

いや、もうそう言う時代が始まって来ているのかも知れません。

そう言う患者さん達に、私は今のインプラントの仕方は全く違うんです、本当に楽なんですよ、私が言っていることが嘘だったら治療費は要りません、とまで話している位です。

 

人の人生は長く続いて行く、噛むこと食事することは最期の最後まで続いて行く。

その時にインプラントを本当に楽に施術できることは、とっても大きな価値がある、と私は信じます。

 

だから、これからも私は低侵襲のインプラントを追求して行きます。

 

実は昨日も、大変大きなインプラントの手術で1日掛かりでした。

抜歯即時植立、即時荷重で審美的な仮歯を入れ、ソケットリフトもし、インプラント周囲にGBR骨造成、歯茎再生の手術もしました。

 

そして、その結果は、何ともない状態、綺麗に歯が入っている状態に出来ていました。

こう言う成果が出せていれば、私は安心です。

 

これからももっともっと低侵襲外科を深めて行きたい、いや行きます!!

今日は手術がないのですが、休み明けたら即又非常に難しいハイレベルな要求を叶えないといけない上顎の前歯の抜歯即時植立即時荷重のインプラント治療です。

その後は、インプラント学会で大阪に行きます。

とても忙しいですが、患者さんの夢をかなえる為、頑張ります!