大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり

2012年09月27日 | 日々のインプラント臨床の話

フェイスブックにも公開していますが、この患者さんのインプラント手術も1回きりの抜歯即時植立で低侵襲審美的治療しているものです。

上の歯科用CTレントゲン写真を見ていただければ、歯根周囲に骨が相当溶けてしまってなくなっているのが、歯根を取り巻く黒い画像として出ていて良く分かります。

ここまで骨がないと、一般的には抜歯してソケットプリザベーションして、3~4ヶ月して歯茎の治った後GBR骨造成手術を行うことになるでしょう。

腕に覚えのある先生ならインプラント植立手術も同時に行うかも知れませんが、この患者さんの場合では歯茎が薄くなってしまってて破けて大変なことになる可能性が高いでしょうから、安全策を取る先生はGBRだけに留めるでしょう。

それでも、歯茎が薄くてかなり難しい状況に陥るでしょう。

そうして、歯茎のマネジメントをして何とかそれなりに骨が増えた状態で、インプラント植立と同時に再GBR骨造成手術も併用するでしょう。

ここまで治療が進むだけで、8か月以上もしかしたら1年以上掛かるかも知れません。

これで、インプラントが生着してくれれば良いですが、これだけ骨がないと生着にもかなりの時間を要することでしょう。

仮歯を付けらるなんて、1年半以上先の話になると思います。

 

私の場合は、この患者さん1回限りの手術で抜歯と同時にインプラント植立をしGBR骨造成と歯茎の再生もして終了しています。

実は糸切り歯部位のインプラントで即時荷重出来ていたのですが、側切歯に伸ばしている関係で回転してしまって、結果的にこれは難しいと言うことで、隣の天然歯に接着させて支えることになっています。

そうして、インプラント部位の治癒を待って仮歯を入れられたのが手術後3ヶ月で出来ました。

その後、そして仮歯周辺の歯茎とか骨の落ち着きを待ってジルコニア冠の製作に掛かっています。

今日は、その為のジルコニアアバットメントの試適の治療でした。

実はここまでだけで、期間的には8か月掛かってしまっていますが、予約の関係でずれこんでしまっている、と言うのが正解で、インプラントと骨、歯茎の方は安定していて、歯冠形態に合わせて再生の促進を待っている所です。

もうこれで完成ですから、総期間で9か月、となるでしょうか。

時間の都合がつく患者さんでしたら、後3ヶ月近く早く仕上げられている、と思います。

それでも、治療期間としてはかなりの短縮の効果が出来ている、と言える状態です。

 

それよりも特に強調したいのが、この患者さんは1回限りの手術だけで治していて、低侵襲手術を行っているので、殆どGBR骨造成手術とか歯茎の移植手術での腫れ、出血、痛みと言う辛い思いを全くしていない、させていない、と言うことです。

裏話ですが、この患者さんはフローラルインプラントチームの創始者である大学の先輩の池袋開業の中野先生(今はリタイアされてます)が、「ゲンちゃんならやってくれるんじゃないの」、とご紹介して下さって来て下さっている方です。

先輩で同業者で学生時代から世話になっている中野先生からのご紹介ですから、非常に引き受ける方は緊張しました。

しかも、かなりのハイレベルな治療で、世界的にも例のないようなことをしないといけないモノでしたから。

 

更に裏話ですが、CTG歯茎の移植手術はしませんか、とお願いしているのですが、痛い手術は嫌です、とのことで出来ていません。

私のCTG手術は本当に痛くないし楽ですよ、と一生懸命に説明しているのですが、患者さん自身がこれだけ治っていれば要りません、と言われてしまっています。

因みに、私はCTGに関しても相当に自信があります。

全く痛がられないし、術後出血したり、歯茎が壊死したりで患者さんが凄く痛い思いをする、何てことは全くしていません。

 

これにはオリジナルの改良手術方法をしているからなんですが、ここでは本題ではないので。

知りたい同業者の先生方は是非フローラルインプラントチームセミナーに来て下さい。http://www.implantcenter.or.jp/

実は、フローラルインプラントチームのメンバーの要請で話す、今までは余り話さなかった内容のものです。

 

私と言えば即時荷重、低侵襲手術と言う感じなんで、CTGとかの軟組織の造成手術に関しては要望がなかったので特に話していなかったんです。

ですが、昨年の実習で少しだけ歯茎のマネジメントのお話をしたら、とても好評で、しかも一番受けていたのがフローラルインプラントチームメンバーで、又今年も軟組織のマネジメントの話ししてよ、と言うことで今年はCTGなんです。

審美的な治療の上を語る上で、今やCTGは欠かせなくて、皆さん知りたいんですね。

ですから、それを語ります。

 

この患者さんのお話しに戻りますが、痛い手術は嫌で、1回だけで治して欲しい、と言う強い強いご要望がありました。

それで、中野先生が私の元にご紹介下さって、ご紹介の患者さんだから尚更逃げられない、と言うことで非常に大きなプレッシャーと戦って、何とか勝てたかな?!と言う症例です。

まだ仕上がっていないので、ジルコニアが綺麗に入ったら紹介します。

 

このように、私は”低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり”です。

最大の特徴は、患者さんに辛い思いを極力させないこと、に尽きます。

しかも、1回限りの手術で決着を付けるので、治療期間が劇的に短いです。

多分世界最速だろう、と思っています。

と言うのも、色々はセミナー、学会に国内外で参加していますが、私より早い方にお目に掛かったことが皆無なので。

この患者さんの場合は、それこそ2ヶ月切ってセラミックに成っています。

8週間程度です。

HAインプラントでの抜歯即時でも12~16週ですから、劇的に短いです。

でも、私の使っているインプラントはストローマンSLAですが。

事実として、このようなの劇的に短い期間で治癒させられているのは、私は自分以外に見たことがありません。

 

以上、大馬鹿者、と叱られるかも知れませんが、私は”低侵襲即時荷重審美インプラント治療に腕におぼえあり”です。