大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

今日のインプラントオペ後のレントゲン写真

2012年09月18日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

今日の抜歯即時植立即時荷重審美インプラント治療、仮歯まで装着出来たもののレントゲン写真です。

全てのインプラントが綺麗に平行な位置関係で立っていることが分かっていただけると思います。

予め用意してあった仮歯でどの辺にインプラントが立つべきなのかを見極めて、そこから骨の形態に応じて即時植立即時荷重出来る位置で、しかも綺麗に仮歯が入る位置に立てないといけないのです。

そうなると、殆どの場合ピンポイントでの植立をしないといけなくなります。

かなり難しいのですが、骨特に上顎の骨は木材のように押し曲げることが可能なので、それを活用して植立するんです。

それでも難しいので、私はストローマンにもっと長いインプラントボディ18mmとか20mmが欲しい、といつも言っています。

長いインプラントがあれば硬い骨の部位に届かせて、初期固定をかなりしっかりと得ることが可能になると分かっているからです。

でも、これってストローマンの標準的治療方法からは逸脱しているんです。

こうすれば成功させらせられるって分かっているのに、それに適したモノがない。

何とも言い難い不条理ですね。

 

繰り返しになりますが、11月10、11日フローラルインプラントセミナー開催します。

開業医の先生方の為の、メーカーに依らない本当に役に立つことを目指したセミナー、土曜日豚顎の実習付きで1.5日で25000円(早期受講申込)、日曜日には天王洲の小川先生が4時間レクチャーして下さいます。

こんなにお得なセミナーはありません。

勉強したい先生、来て下さい!


朝一から出張オペで抜歯即時植立即時荷重審美インプラント手術

2012年09月18日 | 日々のインプラント臨床の話

今日は朝一から出張オペで、前歯の犬歯から犬歯までの抜歯即時植立即時荷重審美インプラント手術をしています。

抜歯してから直ぐにインプラントを植立して、綺麗に前歯が入るようにする治療です。

非常に繊細さを要求される手術で、歯科用CTで術前にどの位置にどう植立したら良いのかを緻密に計画を立て、その通りに手術することが要求されます。

そして、綺麗に仮歯を入れることも要求されていますので、ただ入れれば良いという植立ではダメなのです。

全てのインプラントで35N以上を達成しなければいけませんし、歯茎の治り方も計算して、全ての手術を成功させなければいけません。

1回だけの手術で終わらせる、と言うことはその時に全てをチャンと治るように整えなければいけない、と言うことなのです。

2回法とか術前にGBR骨造成したりとかの手術の進め方は、何回もの手術を重ねることで、その時々で修正のチャンスがあり、時間は掛かりますが、その分安全策を重視した方法とも言えるのです。

しかし、その分患者さんは何回もの手術とか、治癒期間の長さに耐えなければなりませんし、何よりも中々固定式の歯が入らないことに耐えなければいけません。

それらの欠点を解決する為に、今回のような1回で全てを終わらせる即時植立即時荷重と言う方法がある訳ですが、この方法では手術後の治り方、骨や歯茎の落ち着き方を見抜く必要があり、それがチャンとできないと審美的な解決にならなくなってしまうのです。

なので、審美的な部位でのインプラントに関しては、1回だけの手術で治すというのが、非常に厳しいとされているのです。

それでも、インプラント周囲に必要とされる骨の量、歯茎の厚みと高さをコントロールできる技を同時に駆使することができれば、1回の手術の中で患者さんが望んでいる成果を出すことができます。

但し、この方法の最大の問題点は、患者さん自身の骨の硬さが拠り所で、それが所定の硬さ持っていない場合には出来ない、と言うことなのです。

言い換えれば、出たとこ勝負、と言う面が強く、植立をどれだけしっかりとさせられるのか否か?の術者側の力量で、物凄く影響されるのです。

植立をしっかりとさせられる技には色々な技があります。

上顎でしっかりと植立する為には、何と言っても骨を押し曲げて圧縮する技法の応用が有効です。

私はこの方法の原法を1998年熊本の添島先生に教えていただいて、それから応用して今では殆どの上顎のインプラント手術で用いています。

私自身は、講演とかさせていただく際には、上顎のインプラントでは、ドリルは殆ど用いません、と発言しています。

でも、この技術かなり難しいもので、色々な応用方法があって、その時々に応じて使い分けています。

何時かはこれらを整理してご報告したいな、と思っています。

 

今日のオペも、このテクニックを用いて無事に即時荷重、綺麗な歯を最初から入れられるように出来ました。

後は順調に治れば、3ヶ月後にはセラミックの歯が入って終了です。

通常のインプラント治療でGBR骨造成とかしていたら、間違いなく1年以上は掛かります。

それが、4分の1以下の期間で治せるのです。

これこそ、患者さんにとっての本当の低侵襲ではないでしょうか。

私は心からそう信じて、この方法を極め、後世の為に残したいと願っています。

 

全く新しいインプラント治療方法を私は編み出し、患者さんの為、世の為人の為に残します。