のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

今年も七月大歌舞伎

2015-07-09 01:33:51 | 歌舞伎も好きです
観てきました。

1年ぶりに@歌舞伎座。

何といっても目玉は
市川海老蔵と市川猿之助の競演。
新・歌舞伎座では初

今年ダントツの、
コレを観ずして何を観るの
顔ぶれと演目。

世の中、そう思った人が
多かったようで、
(歌舞伎に興味ある人、
ほとんどがそう思ったかもね)
昼の部チケットの大争奪戦に敗れ、
しかたなく(?)夜の部へ。

でも、これがとても面白かったです。

時代物の『熊谷陣屋』は
海老蔵・主演で初役。

海老蔵は目を血走らせ、
刀を手に大立ち回りする
「動」の役どころで
サイコーに輝く人ですが…
(だから昼の部、
観たかったんだけど。笑)

これからは年齢的にも、
立場的にも、
熊谷直実のような、
哀しみにみちた「静」の大役を
深めていくんだろうなぁ。

余談ですが、
埼玉の熊谷は熊谷直実の先祖に
由来しているそうだ。
埼玉県の前身は明治の途中まで、
「熊谷県」だったとか。
(筋書きに載ってた豆知識より)

熊谷県・・・
カッコイイような、
暑苦しいような。笑。

本題に戻って。

『牡丹灯籠』は
言わずと知れた、
三遊亭圓朝の怪談噺だが、
坂東玉三郎と市川中車(香川照之)の
掛けあいが可笑しくて、
予想外にコメディタッチだった
(演出も玉三郎)

原作者の圓朝役は猿之助。
馬子久蔵という田舎っぺ役を
海老蔵が演じ笑わせてくれた。

のり屋は落語も好きですが、
落語に興味をもった、
もともとのきっかけが歌舞伎、
という珍しいタイプ。

今年は10年ぶりくらいに、
興味が歌舞伎に戻ってますが、
落語噺を歌舞伎で観ると、
今度は落語家の鹿芝居を観たくなります。

『牡丹灯籠』も
金原亭馬生師匠や林家正雀師匠が
鹿芝居でやってくれないかなぁ。
(噺家の友達にリクエストしてみよう)


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