だから、ここに来た!

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BRIDGE THEATREにてミュージカル「ガイズ&ドールズ」を観る

2023-09-03 | 2023年、ロンドンの旅

■2023年6月6日■ 続き

ウエストエンドで”Operation Mincemeat”を見て、コヴェント・ガーデンを見て歩いた後、
ソワレで観るのは、ミュージカル「ガイズ&ドールズ」
日本でも上演されることのある人気作で、最近では2022年6月に帝国劇場にて上演されていました。

2017年にオープンしたブリッジシアターはその名の通り、タワーブリッジ近くにある劇場で
開業後から客席を取っ払い、立ち見で中央の舞台を鑑賞する没入型劇場として話題になっていました。
例えば、2018年の"Julius Caesar"や2019年の"A Midsummer Night’s Dream"など。
今回の「ガイズ&ドールズ」も同じく没入型タイプの公演となっていたので楽しみにしていました。
ドラマなどでよく見かけて親しみのあるダニエル・メイズが出演しているのも気になっていたんですよね。

タワーブリッジまでは今回滞在していたホテルから徒歩圏内。久しぶりにこんなに近くで見ました。
留学中は意外と来る機会がなかったんですよね。

入場はEチケットなのでスマホで画面を提示してもOKですが、
プリントアウトして栞のように折りたためる仕様になっているので、紙の状態で持ってきている人もいます。私も一応どちらも持参。

そして今回はせっかくのブリッジシアターだし安いこともあって、1階の立見席を選んでいました。
実は近年膝を痛めていたので、2階の指定席にするかずいぶん迷っていたのですが、
出発前はかなり調子がよかったので、これなら大丈夫だろう!と思ったのです。
これが甘い考えだったのは実際体験してみて分かったのですが…。

1階の立ち見席を選んだ場合は、安全上荷物をクロークに預けなければいけません。
実際に1階に降りて開演してから分かったのですが、
1階では観客だけではなく、スタッフが装置をあちこちに動かしたりするので、
ショルダーバックを下げていると引っかかる可能性があるかもしれない状態。

そのため、どんなに小さいバッグでも荷物を預ける必要があるようです。
クローク用の番号札をもらって、1階の劇場から入場した時に
フェスやレッドカーペットでもらうような腕に巻くタグをもらいます。立ち見観覧者はこのタグで区別するんですね。

中に入ると、眩しいほどのネオンの装飾が下がっていて、
お酒片手に談笑する立ち見客で大いに盛り上がっています。

開場時には一段高くなっている舞台がまったくない状態ですが、
観客の間にところどころダイナーのテーブルとイスが何気なく置かれていて、
つい座っちゃいそうですが、周りに四角いバミリのような印がついていまることに気づきます。
どうやらこれらもセットの一部みたい。

開演時間が近づくと、警官の扮装をした大道具のスタッフだけではなく、
役に扮した役者たちが観客の間を談笑したり踊ったりしながら行き来し、
先ほどのダイナーのテーブルにも役者が座って、役に入った状態で会話を楽しんでいます。
そして、音楽が始まると舞台がせり上がり、ついに開演!
(せりあがる舞台の周りには警官姿のスタッフがやってきて、舞台スペースを避けるように注意喚起します)

 

以下、あらすじ。

Guys & Dolls trailer

1930年代のニューヨーク。ギャンブラーのスカイ(アンドリュー・リチャードソン)は
同じく
賭博師ネイサン(ダニエル・メイズ)からある女を口説き落とすという賭けを申し込まれる。
婚約者アデレイド(Marisha Wallace)へのプレゼント代を稼ぐつもりなのだ。

ネイサンが指名した女性は、超堅物な救世軍の軍曹・サラ(Celinde Schoenmaker)
スカイはサラにハバナへ誘い、人のいない伝道所に人を連れて行くと提案する。
誘いを受けたサラは、だんだんとスカイに惹かれていくが、
伝道所に戻り、ネイサンが賭博場として使っていることを知り、
ハバナへ誘われたのはネイサンに場所を提供するためだったのだと勘違いしてしまう。

この辺りが第一幕。
前述の通り、出演者が立ち見客の間を縦横無尽に移動し、
ついすぐそばでダンスを始めたり、警官姿のスタッフが素早く2階席の下のスペースから階段を運んでくると舞台が競り上がり、
出演者がそこから舞台に登って行ったりと、あちこち見逃せない舞台。
時には立ち見客に賑やかしの飾り棒が配られて、劇中のショーの観客として盛り上がる役割が課されたり、本当に刺激的な没入型劇場!
今まで体験したことのない世界でした!

しかし、実は昨日から足首が痛くて若干足を引き摺りながら歩いていた私は、
滞在2日目ということもあり疲れが 溜まっていて立ち見も限界になりつつありました。
元々悪い膝ではなく足首にくるとは…

幕間にロビーの椅子に座ってたら、そこは連れ合いが座るはずだったと他の客に言われて、
倒れそうになりながら立ち上がる私を見て「そんなに疲れているなら座って」と言われたけれど、
意地になって1階に戻り、端っこの椅子に座って体力の回復を試みました。
でも、短時間で元気になれるわけはなく、
第二幕の始まる前に再度劇場に降りて行き、端で項垂れてたらスタッフの方に
「座りたかったらロビーに椅子があるから、休んでから戻って来れるよ」と教えてもらったので、
ロビーで暫く座らせてもらうことにしました。

ロビーではモニターが設置されていて、舞台の進行がわかるようになっており、
私の他にも数人、椅子に座ってモニターを眺めている人がいました。
スタッフの方に「大丈夫? お水飲む?」と心配されながら私もモニターでしばらく中の様子を眺めていましたが、
やはり集中力の限界で、結局途中でホテルに帰らせてもらうことにしました。
半分は見られたし、舞台の雰囲気も知れただけで割と満足出来ていたし、
ここで体力を使い切ったら、この旅の本番とも言える翌日のナショナル・シアターで力尽きてしまいます。

ありがたいことに劇場からホテルまでは徒歩で帰れるので、途中でギリギリ営業中のスーパーでラザニアを買って、
最後の力を振り絞って夕食を食べ、シャワーを浴びた。そんな2日目でした。

マチネで見た”Operation Mincemeat”は新作コメディーミュージカルなので、
かなり今風というか、ポップスやパロディを意識した曲でしたが、
フランク・レッサーが手がけた「ガイズ&ドールズ」の曲は王道の歌い上げるミュージカル曲で、
演出だけでなく、歌の魅力も溢れる舞台でした。

第一幕最後の、惹かれ合うスカイとサラが歌う"My Time of Day"や、
第二幕開幕直後のアデレイドによる"Take Back Your Mink"も華やかかつパワフルで圧倒されました!

Guys and Dolls - My Time of Day

Guys and Dolls - Entr'acte/Take Back Your Mink

おまけでアデレイド役のMarisha Wallaceが歌う「ドリームガールズ」の"And I am Telling You"
かっこいい女優さんです。

And I am Telling You- Marisha Wallace- London Jazz Voice

ちょっと残念な夜になってしまいましたが、
次の日はこの度の最大の目的である"The Motive and The Cue"を見る日。
万全の状態で挑めるよう、体力の回復に務めました。

 

続く…

 

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コメディ・ミュージカル"Operation Mincemeat"を観る

2023-08-19 | 2023年、ロンドンの旅

■2023年6月5日■ 続き

この日のマチネはコメディ・ミュージカル"Operation Mincemeat"を見に行きました。
そうです、最近映画化された欺瞞作戦=ミンスミート作戦をなんとミュージカル化してしまった作品。

2019年にニュー・ジオラマ・シアターで初演され、サザーク・プレイハウス、リバーサイド・スタジオと劇場を変えてロングラン。
現在は34年もの間ロングラン公演を続けていた「ウーマン・イン・ブラック」から引き継いでフォーチュン・シアターで上演されています。

あらすじは映画とほとんど一緒、ですが、MI5のチャールズ・チャムリーが気弱な科学者だったりと
キャラクター設定等異なるところもあります。
私が映画で気に入らなかった余計な恋愛描写も出てきません。

 

作戦は小説よりも繊細なり…映画「オペレーション・ミンスミート」 - だから、ここに来た!

◆2月22日(火)◆2月18日に公開された映画「オペレーション・ミンスミート」を見に行きました。オミクロン株の影響で感染が拡大する中、引き続き劇場に行くのは出来るだけ控え...

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ミュージカル版はコメディ・ミュージカルチーム「スピットリップ(Spitlip)」が考案。
(David Cumming, Felix Hagan, Natasha Hodgson, Zoë Roberts)
メンバーのうちの3人、
デヴィッド(チャールズ・チャムリー役)&ナターシャ(ユエン・モンタギュー役)&ゾーイ(ジョン・べヴァン役)は出演もしており、
そしてテレビのコメディチームの番組のように、5人のキャストが複数の役を掛け持ちで演じています

旅行の準備中の段階では、前述のように、すでに映画で内容は知っていたので、
あえてミュージカルで改めてみることもないかなと思っていたのですが、
出発までにどんどんこのプロダクションの評判が目に留まるようになって、
これは見なければなるまい…と急遽チケットを取ることにしました。

戦時中のシリアスな作戦をどうやってミュージカルにするのか、
ハッキリ言って実際見てみるまでなかなかイメージ出来ませんでしたが、
紛れもなく、コメディ・ミュージカルとして成立していました。
初めから最後までニヤニヤワクワクが止まらず、終焉までがあっという間。

Operation Mincemeat | West End LIVE 2023

ウエストエンドだと歴史物と言えば私も大好きな近年のSIXのヒットが記憶に新しいですが、
まさにその「SIX」の”Get Down”のパロディのような曲があったり、
↓のミラー紙の劇評のようにメル・ブルックスの「プロデューサーズ」「ハミルトン」も思い起こさせるような
ド派手で楽しいナンバーが満載でした。
(それでもやっぱり、どこかから怒られたりしないのか気になったりもして…)

Operation Mincemeat - All the Ladies (Official Audio)

二幕で幕が開けてすぐ始まった↓も呆気に取られちゃった!
クラブかフェスのライヴのような演劇らしからぬ照明の中、キャストがグラサンかけて踊りまくり!
最後には驚いた観客に対するメタ的なセリフがあったり。

Operation Mincemeat - Das Übermensch (Official Audio)

5人の出演者のキャラクターのみならず衣装の変わりようも素晴らしかったし、
舞台上で電話線が絡み合いながらスペインとの書類奪還の状況を確認するシーンなど、
決して広くはない劇場の舞台の中で演出も凝ったものでした。

でも何よりも今回の収穫はアンダースタディのキャスト!

この日はヘスター役のJak MaloneChristian Andrewsに、ユエン役のナターシャがHolly Sumptonに交代。
アンダースタディが出ている公演というのは、大抵は目当てのキャストがいなくてがっかりするものです。
実際、「スピットリップ」のメンバーであるナターシャが見られないというのは残念だったのですが、
ChristianとHollyが出ているバージョンもとても満足しました。

(公式がいろんなキャストの組み合わせでビンゴ大会もやってて
 それぞれのバージョンを楽しめるようにしているのも好感!)

特に背の高いChristianが舞台上に出てきた時には、
「マーク・ゲイティスとジョー・ライセットを足して割ったような可愛い子が出てきた!」と…
つまり私の大好きな二大英国人の雰囲気を合わせて持っていて、それだけで目を惹く存在でした。
(しかもマークが映画版で演じていたユエンの弟アイヴァー・モンタギューの役も彼が演じていた!偶然!)

ホテルに帰ってから彼の情報をチェックしたら、
なんとマーク・ゲイティスと一緒に写っている写真をインスタに投稿しているのを見つけてさらに興奮。
「ついに生き別れた従兄と再会」と書かれているので、前々から似ているって言われてたんでしょうね!

マークに似ているから彼が素敵だということではなく、彼自身の演技も歌もとても心動かされたのですが、
特に海に捨てる死体と共に持たせる恋人からのラブレターを書かなければならない場面で、
彼演じるお堅い秘書のヘスターが、現実味のある手紙でなければいけないと、
語って聞かせる内容がとても感動的でした。

はじめは何気なく周りの人たちの日常の風景を語り、最後に近づくにつれて、素直な思いが語られていく。
そして、合間合間に入る「なぜ戦争の最中に出会ってしまったのかしら。バカね」という歌詞。
ずっと笑いっぱなしでしたが、ここだけは別。涙が溢れて止まりませんでした。
間違いなく、この歌がこのミュージカルの一番のハイライトでしょう。

Operation Mincemeat - Dear Bill (Official Audio)

この旅の後、ミュージカル"Operation Mincemeat"はさらに上演延長が発表され、
現時点で2023年11月までの上演が決まっています。
ロンドンに旅行する予定のある人には是非ともオススメしたいニュージカルです!

↓カーテンコールの時にキャストがジャンプするのがお約束。可愛い!

ちなみに、リーグ・オブ・ジェントルマンのファンとしては、
8月31日にリース・シェアスミスがホスト役を務めるQ&Aが開催されるのも気になるところ。
行けることなら見に行きたかったー!

 

観劇旅行記はさらに続きます…

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Berners Tavernで朝食を/ユニクロ・コヴェントガーデン店へ

2023-08-13 | 2023年、ロンドンの旅

ロンドン旅行記、続き

■2023年6月5日■

ロンドン観劇旅行2日目。

テレビではハリー王子がミラー系タブロイド紙に対する裁判に出廷する話題がトップニュース。
なんでも高位王族が裁判で証言するのは130年ぶりなんだそうで。

この日の朝食は豪華にミシュランの星を獲得したシェフ、
ジェイソン・アサートンが監修のメニューを揃えたホテルのレストランBerners Tavernで過ごしました。
壁一面に絵が飾られ、まるで美術館の中のような趣。

ここでフル・イングリッシュ・ブレックファストをいただきました。£24也。
こんな高級なレストランで出す定番メニューがどんな味がするのか、興味津々でした。

ポークソーセージとスモークベーコン、ローストトマト、マッシュルームにブラックソーセージ
卵2つは好きな食べ方を選べます。ベイクドビーンズはグレイビーボートに入れて出てきました。
とにかく全て美味しくて、あっという間にペロリと食べてしまいました。
少食なので普段はフル・ブレックファストなんて頼まないのですが、今まで最短の完食時間だったかも。

3種類のジャムもトースト一枚ずつに贅沢に使い切り。
食べ終わってからも、しばらくレストランの雰囲気を楽しみました。
旅行者っぽい人たちもいれば、これから仕事に向かうビジネスマンが待ち合わせをしていたり新聞を読んでいたりもします。

このホテルには1泊のみだったので、チェックアウトした後は次のホテルに向かいます。
ゴージャスな内装とも1日でお別れ。でもこのレストランだけでもまた来てみたいですね。

次のホテルはバーモンジーにあります。ノーザンライン1本で南に移動。

バーモンジーは以前マーケットを見に来たことがあり、なんとなく親しみのある地域です。
街の雰囲気も物騒な感じではなく、落ち着いていて安心します。
(マーケットは後日行ったのでまた改めて書くつもりです。)

↓これは以前行った時の記事

 

バーモンジー・アンティーク・マーケット - だから、ここに来た!

■10月16日■15日は、ハンプトン・コート・パレスに行ったのですが、書くこと&載せる写真が沢山ありそうなので、先に次の日のことを書きます(笑)。ポートベロー、カム...

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ホテルに荷物だけ預けようと思ったらすぐにチェックイン可能でした。ありがたい!
部屋のある階まで上がると、廊下からシャードウォーキー・トーキーが見える!
なかなかいい眺め!(若干吹きっ晒しだけど)

今回のホテルは長期滞在型ホテルなのでキッチン付き。
芝居帰りで遅くなってもスーパーで買ったお夜食を調理出来そう!
…やっぱりホステルやAirBnBに慣れてるから、一般的なホテルよりこういう部屋の方が安心します。

レンジもトースターも食器洗いもついてて限りなく普通のアパートの居心地と近い感じ。
でもホテルと同じようにコーヒーや紅茶のサービスもついているところは嬉しい。

  

2日目はマチソワで芝居を2本見る予定。
その合間にコヴェント・ガーデンに立ち寄ることにしました。

まず、駅の北側にあるこのブログでは何とも触れたことのあるセブン・ダイヤルズ。

環状交差点を中心に7つに分かれた道に様々なお店が並んでいます。
私が初めてロンドンで芝居を観た思い出深いドンマー・ウェアハウスもアーラム・ストリートにあります。

当時は今回の旅の後半で見に行く"The Motive and The Cue"の作者、ジャック・ソーン作で
エイドリアン・スカボローとスティーブン・キャンベル・ムーアが出演の”When Winston Went to War with the Wireless”が上演中。
こちらも見たかったけど、予定がいっぱいで観劇できず…

私が初めてドンマーに来た頃、隣にはSUPER DRYの店が入っていて、地下には小さな売店があったりしたのですが、
留学していた2018-19頃、隣のスペースは空きが出ていました。
今回覗いてみたら、セブン・ダイヤルズ・マーケットという、吹き抜けのフードコートになっていて、平日にも関わらず大変にぎわっていました。
2019年秋にオープンしたそうなので、ちょうど私が帰国した後だったみたい。

 

ここの1階の店CLUB MEXICANAでタコスを1つ注文。

見た目がとってもおしゃれだけど、トルティーヤが思った以上に薄くてボロボロこぼしながら完食した…。

 

その後は、地下鉄の駅近くに新しく出来たというユニクロの店舗を見に行きました。

UNIQLO Covent Garden | Opening April 27th | UK

ロンドンのコベントガーデンにユニクロ・セオリーの複合店が4月27日(木)オープン - UNIQLO ユニクロ 

コヴェント・ガーデン駅から出て左に向かうとすぐの立地。
中に入ると中心が吹き抜けになっていて、ちょうど晴れてきた時間だったので暖かい日差しが店の中に差し込んできました。

この店が気になっていたのは、ロンドン交通局とのコラボUTがあると聞いていたから。
コヴェント・ガーデンにはロンドン交通博物館もあるので、そちらでたくさんグッズは扱っていますが、
日本人としてはユニクロとコラボデザインは気になる!

上階に行くと、その一角にロンドン交通局コラボのコーナーが出来ていました。

テーブルの上にタブレットが置かれていて、
好きなTシャツとかつての交通局のポスターのデザインを引用したスタンプを組み合わせられるようになっていたのですが、
操作してみると最後にエラーが出てスタッフを呼ぶようにメッセージが出てきてしまいます。
通りがかったスタッフに訊いてみたところ、今は好きなデザインの受注中止してるらしく、
店舗に見本として飾ってある在庫のみ扱っているとのこと。

仕方ないので、店舗に置いてあるものから欲しかったロンTを自分と家族のお土産用にチョイスしました。

お店にあったものではあるけど、なかなかオシャレなデザイン。
秋冬の部屋着として愛用するつもりです!

そして、このユニクロでさらに気になっていたのが店舗の中にある日本茶カフェ「かつて100」

実はこの店は留学時代に通っていたエンジェルにある有名なカフェで、
修了したクラスメイトと行った思い出のある場所だったりします。
この日は時間がなくて何も頼めませんでしたが、場所を確認出来てよかったです。
こじんまりとした本店より座るスペースもありそうだし、
エンジェルまで行かなくてもロンドン中心部で立ち寄れるのは嬉しいですね!

 

…次回は観劇した舞台について。

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実はケンの映画でもあった…映画『バービー』

2023-08-12 | movie/劇場公開作品

■8月12日(土)■

連休になったので、金曜日に日本公開されたばかりの
グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビー出演の映画「バービー」を見てきました。

映画『バービー』日本版本予告 2023年8月11日(金)公開

7月13日にハリウッドで俳優労組と脚本家組合がストライキに突入した後、
クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」と同時期に公開されたため、
ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」に主演するトム・クルーズの呼びかけで、
海外では「バービー」も「オッペンハイマー」も見に行こうという盛り上がりがありました。

そこから#バーベンハイマー というハッシュタグに派生して、二つの作品の合成アートがミーム化。
ノーランの方は“原爆の父”であるオッペンハイマーの映画であるため、
バービーの弾けるようなハッピーなヴィジュアルと、キノコ雲を使った配慮に欠けたミームが出回るようになり、
アメリカのWBツイッター(現X)公式アカウントがそれに便乗するようなリプライをしたことで
日本で「不謹慎である」と批判の声が高まり、日本の公式からお詫び文が発表されたのが記憶に新しいですね。

正直、私もバーベンハイマーは全く笑えないし、度が過ぎていると思っていましたが、
最近の「レディ・バード」「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」と同様、
グレタ・ガーウィグ監督は今回もリアルな女性の機微を描いてくれているであろうし、
製作者としてのマーゴット・ロビーの活躍も読んでいたので、映画自体は期待して公開を待っていました。

この映画でのバービーは、バービーランドという完璧な世界に暮らしています。
(一部の商品化されたキャラクターを除いて)みんな名前がバービーなので、
お互いをバービーと呼び合いながら、ピンク色で彩られたポップな街の中で幸せで完璧な生活を送っているのです。
大統領も最高裁判事も医者も弁護士も道路工事の作業員もみんなバービー。
バービーの相手役のケンもさまざまなタイプが存在しているけれど、彼らはバービーの添え物に過ぎません

マーゴット・ロビー演じる定番バービーも、この世界の中で何の疑いもなくハッピーに過ごしていましたが、
ある日突然「死」について考え始めたり、ハイヒールの似合わない「べた足」になってうまく歩けなくなってしまいます。

バービーのお直し担当のヘンテコバービーケイト・マッキノン)に相談すると、
人間のいる現実世界に行って、自分の持ち主に会い、問題を解決する糸口を探るしかないと助言を受けます。
困惑しながらも、現実社会の女性たちに希望を与えてきたと信じる定番バービーは
人間たちに歓迎されるに違いないと、気持ちを入れ替えて意気揚々と出発。
しかしそこにケンの一人(ライアン・ゴスリング)もついてきてしまい…

 

◇◇◇ここからネタバレを含みます◇◇◇

私はてっきりこの映画でバービーが女性の自立を体現してくれるのだと勝手に思っていたのですが、
蓋を開けてみたら、ケンの自立のための物語でもあったのでビックリしました。
バービーランドの中でのケンは、仕事もなくバービーに惹かれているだけでいいお飾りの存在。
つまり、現実社会において女性が求められてきたような立場

序盤のバービーランドは、女の子にとっての理想郷なのかと思いきや、
全てを女性が統べていて、ビーチにいるただのバービーの引き立て役でしかないケンにしたら、実はとても不平等な世界なんですよね。
だから人形の世界であるということとは別に、ものすごく違和感がある。
男性女性問わず、ここで違和感を感じるのが本来当然なんですよね。

定番バービーはケンの気持ちを蔑ろにして毎日ガールズパーティーに明け暮れていて、
毎日飲み会だからと家族をおいて家に帰らない夫ムーブのようにも見えたりします。

そんな、定番バービーについてきたケンは、現実世界で男たちが活躍している姿を見て当然感化され、
先に元の世界に戻って他のケンたちを鼓舞し、バービーランドをケンダムランドとして支配し始めます。

一方、定番バービーは持ち主である女の子を見つけ(彼女のバービー評は辛辣で小気味よく感じた)、
母親であるマテル社の秘書グロリアアメリカ・フェレーラ)が描いた普通の悩みを抱えるバービーの姿が、
定番バービーに変化を及ぼしたことがわかると、母娘をバービーランドに連れて行きます。
そこで直面するのが男性社会に目覚めたケンたち。
家をケンに奪われ、それぞれの仕事を持っていたバービーたちがただの給仕係に満足しているのを見た定番バービーは絶望し、
自分がもう完璧なバービーではないことにも打ちひしがられます。

しかし、定番バービーを立ち上がらせようと、グロリアがどれだけ女性たちが我慢を強いられてきたかを訴えると(ここが一番の名シーン)
理性的な言葉でケンたちに洗脳されていたバービーが正気に戻ることがわかり、
ヘンテコバービーたちと協力してケンダムランドを元のバービーランドに戻す計画を立てることに。

全てを取り戻した後、定番バービーはケンにこれまで蔑ろにしてきたことを謝り、
バービーの相手役ではなく、ケンはケン自身でいていいのだと語りかけます。

前評判からフェミニズム映画とか女性の自立映画とか言われてましたが、
この映画で大事なのは、「男社会」だとか「女性の自立」ということ以上に、
「自分も相手も軽視しない」ってことだと思うんですよね。

ケンがこれまでただのビーチの人に甘んじていたのも、
ケンたちに洗脳されて、ウェイトレスも楽しいじゃん?とバービーたちが思い始めたのも、
定番バービーが自分が完璧なバービーではないことを責めるのも、
本来の自分を認めない=自分を軽視している状態

同時に、バービーがケンの気持ちを受け入れないことや、
バービーランドにおいてバービーだけが有力者として活躍していることや、
ヘンテコバービーを他のバービーが貶していることは、他者を軽視している状態

最後にはこの隔たりを埋めようとし始める(でも完了した訳ではなくその途上である)のがこの映画の良さだと感じます。
つまり人権を守る最低限の基本を教えてくれていると言うことなんですよね。

そして、ひとりの女性として歩み始めた定番バービーの最後の一言
あの一言に、女性の喜びや痛みが苦しみが全て含まれていて、
劇場を出た後に思い出してちょっと涙が出たりしました。
そこまで感じ入るのは私だけかもしれないけれど…
私は母を病気で亡くしているのですが、そのことを否応もなく思い出してしまいます。

それにしても、基本的には表層がおもちゃの世界の軽いノリであるのに、
その根底に不平等や自他に対する蔑視という重いテーマも感じるという、
ちょっとアンバランスで落ち着かない映画でもありました。

 

…余談ですが、この映画を見ながら、
先日見終わって、今でも頭から離れないグッド・オーメンズ2との意外な親和性を感じて面白かったです。
いつも飲み物は飲んだふりだけしていたバービーが、現実世界で紅茶をうまく飲めなかったりするのは、
天使のムリエルがアジラフェルに薦められた紅茶を飲めなかったことを思い出すし、
ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」のドラマ版を何度も見直すバービー、なんて言及が出てきたのは笑ってしまいました。
わかる、辛い時には水に濡れたコリン・ファースが見たくもなるよね。
「神の世界/バービーの世界(理想?世界)」と「現実世界」の隔たりの話でもあるからでしょうかね。
それに「グッド・オーメンズ」の天国も、そんなに文字通りの天国でもない訳で、
もしかすると、次のシリーズでは定番バービーのように、アジラフェルが天国を改革してくれるのかもしれないです。

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【ネタバレ】天使と悪魔に与えられた試練の時? 「グッド・オーメンズ2」

2023-07-31 | TV/その他
 
2023年7月28日(金)、ついに「グッド・オーメンズ2」の配信が開始されました!
このシリーズは、留学中に配信されたS1からプレミア上映を見に行ったり、
原作者のニール・ゲイマンのトークイベントを見に行ったりと、私にとって特別に思い入れのある作品。
 
↓↓↓「グッド・オーメンズ」S1のプレミア上映の様子
 

【祝!S2決定】「グッド・オーメンズ」ワールド・プレミアの思い出【2019年5月28日】 - だから、ここに来た!

2021年6月30日にドラマ「グッド・オーメンズ」第2シリーズの製作が発表されました!Whathaveourfavoriteangelanddemongottenintothistime?😇😈#GoodOmensisreturningforSea...

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↓↓↓原作者ニール・ゲイマンのトークイベントの様子。スレッド参照。

 
ハルマゲドンが阻止された前作から3年あまり経った現在のロンドン。
ソーホーの書店に暮らす元天使のアジラフェル(マイケル・シーン)の元に、
かつての上司である最高位の大天使ガブリエル(ジョン・ハム)が全裸で現れる。
仰天するアジラフェルは何事か彼に尋ねるが、
ガブリエルはアジラフェルが誰なのかだけでなく、自分が何者かすらもすっかり忘れていた。
天国で何かが起きている…
ただ事ではない状況であることを察したガブリエルは、
彼を守り、真相を突き止めるべく、長年の友人である元悪魔のクロウリー(デヴィッド・テナント)に協力を求める。
 
全編にわたってアジ&クロの仲睦まじい可愛さが溢れているS2。
しかし、配信直後の今週末は、最後の20分で急展開を迎える最終話のおかげで視聴者の多くがショックで立ち直れない様子…
クリフハンガー的幕引きで、否が応でも今から次回作への期待が高まります。
詳しい内容は実際に見ていただくとして、
簡単な各話のあらすじに触れながら、自分の印象に残ったポイントを残しておこうと思います。
 
■天使時代のクロウリー■(第1話)
宇宙を創造するためにアジラフェルの手を借りるクロウリー。
彼らの初対面はS1のエデンの園ではなく、クロウリーがまだ天使だった時代に遡るんですね!
髪型がサザエさんみたいな天使クロウリー、「光あれ!」と楽しそうに宇宙を作り出す姿が可愛い。
思わず銀河に向かって「お前は綺麗だ」と話しかけるクロウリーに
自分に言われたのかとドキッとしてるアジラフェルも可愛い。
 
■ガブリエル改めジム■
すっぽんぽんにダンボールを抱えて突然現れたガブリエル。
元々は鼻持ちならない上司だったのに、アジラフェルが頼れる存在だということ以外は
全てを忘れてしまって、ただのおとぼけ能天気おじさんになってて笑ってしまう。
予告の時点で楽しみだったけれど、電車の中で見ながらニヤニヤが止まらなかった。
(アジラフェルの元に来た理由としてガブリエルに
 「ある人のそばにいるだけで、何もかもうまくいくって確信出来る感じ」がわかるだろう?と訊かれて
 後ずさりして「分かりません!」というアジラフェル。
 もしかしたらクロウリーのことを思い浮かべて動揺したのではないかな。)
 
S1でガブリエルの吹替を山ちゃん(山寺宏一)がアテているのを知って、
「ガブリエルはそこまでしょっちゅう登場するわけじゃないのに贅沢だなー」と思っていたけど、
S2を見てこの為に前もってキャスティングされたんじゃないかと思うくらい痛快だった。
「(私に渡す)アレって(何)?」「はあ?!」←この声が最高(笑)
 
 
■謝罪のダンス■
一旦は書店にガブリエルを匿うことに反対したクロウリーは、
かつての上司のベルセブブ(シェリー・コン)からガブリエルの行方を問われ、
天国は彼の失踪に関わっているものを存在ごと消すつもりだと聞き、
すでに今回の件に関わってしまっているアジラフェルと共にガブリエルを匿うことを決意。
ガブリエルの存在を、アジラフェルが地獄から、クロウリーが天国から隠すため「第1級の内密な半奇跡」を起こす。
 
ここで、機嫌の損ねたアジラフェルに対して♪お前が正しい♪と謝罪のダンスを踊るクロウリー。
二人にしか通用しないダンスがあるなんて可愛い。
アジラフェルの方は少なくとも3回(1650年、1793年、1941年に)同じダンスを踊ったらしい。
この年号、たぶんテストに出るやつ(笑)。
 
■ニーナとマギー■
「第1級の内密な半奇跡」を起こしたものの、天国の警報が鳴り、
アジラフェルは大天使ミカエル(ドゥーン・マッキチャン)たちからガブリエルを匿っているのではないかと疑われるが、
コーヒーショップのニーナ(ニーナ・ソサーニャ)に惹かれているレコード屋のマギー(マギー・サービス)の恋を成就させるために
奇跡を使ったと咄嗟にごまかし、再度クロウリーに協力を頼む。
クロウリーはリチャード・カーティスの映画よろしく「雨で濡らして、互いの目を見させれば…バーン!」と恋愛は成就すると自信満々。
だけど、それってエデンの園で雨に降られた時にアジラフェルの翼の下で雨宿りした自分の経験談では…?
 
 
■(義父の)ヨブ■(第2話)
第2話はクロウリーとアジラフェルが関わったヨブ記の回想。
クロウリーがヨブのヤギを殺したと思っていたら、
実はカラスに姿を変えさせていただけだと知ったアジラフェルが可愛かった。
ヨブ役はデヴィッド・テナントの義父であり6代目ドクターでもあるピーター・デイヴィソン
息子のエノンはデヴィッド・テナントの養子のタイ・テナント

Crowley Peer Pressures Aziraphale | Good Omens | Prime Video

 (追記)
はじめに見た時にはサラッと見終わってしまったのですが、
このヨブ回がアジラフェルとクロウリーの関係において重要な出来事だったのか、
だんだん分かってきたので、その理解が進む記事のリンクをご紹介↓↓↓

 
■”警部巡査”ムリエル■(第3話)
アジラフェルが本当にニーナとマギーに対して奇跡を使ったのか確認するために、
天国は巡査の格好をした(真っ白な制服で明らかに不審者な)下っ端天使のムリエル(Quelin Sepulveda)を使いとして寄こす。
あまりに浮世離れして世間知らずな人間になりきれていないムリエルを
彼女が天使だと知りながらアジラフェルとクロウリーが会話を進めるのが可笑しい。
 
■パブ "Resurrectionist"■
ガブリエルがバディー・ホリーの曲「エヴリデイ」を唯一覚えていて歌えることを知ったアジラフェル。
マギーからエディンバラのパブに送ったレコードが何故か全て「エヴリデイ」になってしまって送り返されてくるという話を聞くと、
ガブリエルに関わる「奇跡」ではないかと考え、クロウリーのベントレーを借りて、パブ "Resurrectionist"を訪れる。
パブの店主からガブリエルが何者かと一緒にパブを訪れていたことを聞き取り、
さらにパブの名前の由来から、1827年に出会った死体盗掘人の少女と解剖学者、
そして墓場にガブリエルそっくりの天使像があったことを思い出す。
 
 
resurrectionistは「復活させる人」が転じて「解剖用死体盗掘人」と言う意味。
アジラフェルがパブのキリストの描かれた看板を見てパブに入り、
出た後に反対側に描かれた解剖学者の絵に気づく描写があるので、
吹替版でははじめから店の名前を「死体盗掘人」と話しているけれど、
パブの看板を見るまでは「復活させる人」という店の名前だと認識しているはずけどな。

■フルフルとナチのゾンビ■(第4話)
クロウリーの後任者の地獄の大使シャックス(ミランダ・リチャードソン)もまた、
クロウリーとアジラフェルがガブリエルを匿っていることを疑っていた。
彼女が2人の繋がりを知ったのは、かつて共に入獄部で働いていたフルフル(リース・シェアスミス)からの密告だった。
シャックスから「良い行いをしている悪魔」を見つけたら、誘惑部に出世できると聞いたフルフルは、
1941年に教会への爆撃で地獄にやってきたナチのスパイ、
グロージアー(スティーヴ・ペンバートン)とハーモニー(マーク・ゲイティス)そしてグレタ(二―ヴ・ウォルシュ)から、
クロウリーとアジラフェルのせいで手違いで地獄に送られたという発言を聞き、
3人をゾンビとして復活させ、クロウリーとアジラフェルが協力する現場を押さえるよう派遣する。
 
 
S1で謎の本屋のふりをしたスパイであることがわかったグロージアーとハーモニー、
そしてS2で初登場のフルフル、つまり、リース&スティーヴ&マークの再出演は、
リーグ・オブ・ジェントルマンの再集結として、私がこのシリーズを見てる最大の理由の一つ
リースはS1でシェイクスピアを演じていましたが、
S1でマダム・トレイシーを演じていたミランダと同様に、全く別の役で再登場しています。
(ニーナとマギーもS1ではシスター役で登場していました。)
しかも第4話はリーグ・オブ・ジェントルマンのもう1人のメンバー、ジェレミー・ダイソンアンディ・ナイマンと共同脚本を担当。
つまり、全英ツアー後の完全なる再結成!
しかも、ダレン・ブラウンのコンサルタントでもあるアンディ・ナイマンが
アジラフェルがウエストエンドの舞台でマジックを披露するエピソードの脚本を書くなんて、
少なくとも私にとっては、何もかも完璧なキャスティングのエピソードなのです。
 
■月例会という名の舞踏会■(第5話)
雨宿りを使ったニーナとマギーの仲を取り持つ作戦があまりうまくいかなかったクロウリーの代わりに、
アジラフェルがウィックバー通り貿易商小売店月例会を開いて、
ジェーン・オースティン作品のような舞踏会にして2人のすれ違いを正そうとする。
一方、アジラフェルの書店にガブリエルがいると確信したシャックスは、
ベルゼブブの承認を得て、下級悪魔を率いて書店を襲撃。
アジラフェルを助けようとしたニーナとマギーだったが、挑発するうちに悪魔たちを書店へと招き入れてしまう。
 
 
楽器店店主を誘い出すダシに使った幻の1965年版ドクター・フー年鑑って実在するのだろうか…
というか、グッド・オーメンズの世界にドクター・フーが存在するんだ…
クロウリーがドクターと同じ顔なのに…
 
■その他のドクター・フーネタ■
マジック店の店主にはS・W・アードネスの"The Expert at the Card Table"初版本で月例会に誘うアジラフェル。
その間、トルコ帽(フェズ)をかぶって水晶玉で遊ぶクロウリー。
フェズって言ったら、もちろん11代目ドクターを思い出しますね。

 
 
それに第2話では、クロウリーたちが医者だと名乗り、つかの間ドクターと呼ばれていたり。
 
■SHERLOCKとの共通点■
これは言うまでもないことかと思いましたが、
ドクター・フーだけでなくSHERLOCKとの共通点も見つけられます。
マークをはじめ、S1 はベネディクト・カンバーバッチがサタン役で声の出演、
そしてジョナサン・アリスやシアン・ブルックが出演していたり、
「グッド・オーメンズ」の演出家であるダグラス・マッキノン「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」の監督。
ドクター・フーの演出も8回ほど手がけています。
音楽のデヴィッド・アーノルドもSHERLOCKの音楽を担当していました。
グッド・オーメンズを見ていて、個人的にSHERLOCKを見ていた頃の興奮を思い出したのは、
音楽の面が特に影響が大きかった気がする…
舞踏会のバイオリン曲は『三の兆候』のダンスシーンを思い出す。
クロウリーがガブリエルをダートムーアに捨ててこよう、と言うのは、
ホームズ譚の「バスカヴィル家の犬」への目配せなのかも、と思ったのは私だけじゃなさそう。
 
■ガブブブ(公式)■(第6話)
光輪を使って下級悪魔たちを制圧し、地獄へ宣戦布告したことになったアジラフェル。
騒動の間にムリエルを唆して天国に昇り、ガブリエルの情報を閲覧したクロウリーは
ガブリエルがアルマゲドンの続編の実行に反対し、権利の行使を拒んだために裁判で降格させられたことを知る。
クロウリーが天国のミカエルらと共に書店に戻ると、地獄からベルゼブブらも集結。
そこで、ガブリエルがベルゼブブから贈られた蝿の中に自分の記憶を閉じ込めて、地球に逃亡したことが判明。
ガブリエルとベルゼブブは密かに交流し、ハルマゲドンを起こさないように協定を結んでいたのだった。
記憶を取り戻したガブリエルは、愛するベルゼブブと共に追放されることを望むのでした。
 
何故ガブリエルの周りにいつも蝿が飛んでいるのか
その割に蝿の王ベルゼブブがガブリエルの行方を知らないのが不思議でしたが、そういうことだったのか!
ベルゼブブがいるならアルマゲドンを拒否して地獄行きになっても構わない、
でも記憶を失ってしまったらベルゼブブとの協定も忘れてしまうので、
蝿の中に記憶をしまって天使ではない立場のアジラフェルを頼って地球に逃げたと。
謎めいた「エブリデイ」が、なんてことない、ベルゼブブとの思い出の曲だったなんて!
 
それにしても、ファン・アートではガブリエルとベルゼブブのカップリングを見かけたりはしていたものの、
まさかそれが公式になってしまうとは思いもよりませんでした。いや、とてもめでたい。
その一方で…
 
■ナイチンゲールはいない…■
神の代理人であるメタトロン(デレク・ジャコビ)が現れ、ミカエルたちを天国に帰しガブリエルを連れ出している間、
ニーナとマギーは捻くれ者のクロウリーにアジラフェルへの素直な愛情を伝えるよう説得する。
心の準備をしていたクロウリーだったが、戻ってきたアジラフェルは、
ガブリエルの後任として最高位の大天使の地位に就くことを提案されたことを明かす。
自分が最高位の大天使になればクロウリーを天使に戻せると喜ぶアジラフェルだったが、
今の生活に満足しているクロウリーは「断ったんだろうな?」と激怒する。
 
想像と違うクロウリーの反応に戸惑うアジラフェル。
聞こえるか?と問うクロウリーに、何も聞こえないと答えると、
「そういうことだよ。ナイチンゲールはいない」(That's the point. No nightingales.)
「お前は馬鹿だ。これまでのままで、よかった」('We could have been... us.')
クロウリーは重苦しく言い放つと、アジラフェルに無理矢理長い接吻をする。
「…私は…君を許そう」とアジラフェル。
「…許さなくていい」と言い残し、立ち去るクロウリー。
動揺しながらもアジラフェルはメタトロンと共に、次の計画「再臨」のために天国へと昇っていく。
 
 
まさか、こんなすれ違いの最後になるとは…
マギーとニーナの件で、キスすればその気になると言っていたクロウリーだから、
アジラフェルにキスしたのは、最後の賭けだったのかも。
 
アジラフェルもクロウリーも、2人で一緒にいたいという気持ちは全く同じだと思う。
ただ、天国が正しい場所だと信じるアジラフェルは、
クロウリーが一緒に戻ってくれることこそ正しい道だと思っているだろうし、
メタトロンから提案を受けた直後で、クロウリー自身の望みを考える余裕はなかったかもしれない。
クロウリー側も、目の前でガブリエルとベルセブブの2人の姿を見たばかりで、
さらにマギーたちに告白をするよう急かされて、
気持ちが高まっていたところで、あまりにも変化の大きな提案をされて混乱しても無理はないと思う。
なんともタイミングが悪いなぁ、という感じ。
そして、元の場所に戻ってやり直そうとする側と、今のままがいい側のすれ違いって、
神々の世界の話なのに意外と恋愛のクリシェすぎて、そこがまた痛いほど切なく感じる所以。
 
ナイチンゲールの言及はS1に登場した"A Nightingale Sang In Berkeley Square"のことでしょうが、
ロミジュリ的な考え方で言えば、敵対する世界に身を置く2人の蜜月は朝を迎えて終わった、ということでしょうか。
でも、最後にクロウリーがベントレーに乗り込んだ時にあの曲が流れたのって、
ガブリエルがベルゼブブのためにジュークボックスのレコードを「エブリデイ」に変えてしまったように、
好きな人と一緒に過ごすために(一緒にリッツに向かうために)用意した曲だったんだよなと思うと、たまらないです。
 
この終わり方にショックを受けている視聴者がたくさんいるけれど、
私は2人の今回の大きな試練に逆にめちゃめちゃメラメラ熱いものを感じています(笑)。
「パシフィック・リム」続編映画で博士組が抱え込んだ世界の重みを大好物としている私なので、
この二人のすれ違いも、試練を与えられた2人!もうたまらん!と思えるタチです。
 
S2は主軸はガブリエルの記憶喪失で、サブストーリー的にマギーの恋愛サポートがあり、
全体的に愛がテーマになっているから、実はS1よりも親近感を持って見られました。
 
原作者のニール・ゲイマンも「中途半端のままにするつもりはない」と投稿しているので、
もちろん続編、もしくは媒体が違ったとしてもこの続きが作られるのは確かなはず。
それまでの間にS2を繰り返し見て、視聴回数を稼いで早く続きが見られるよう貢献したいですね。
 
それにしてもメタトロンは何を企んでいるのだろう。「再臨」はハルマゲドン以上のことが起こりそうで怖くもある。
演じるデレク・ジャコビはドクター・フーの世界ではドクターのライバルのマスター役でしたからね。
ある意味、ドクターVSマスターの戦いになるのかも??
 
 
というわけで、とりあえずの所感でございました!(また追記するかも。)
 
(追記)
あまりに情熱的な記事で読みながら咽び泣いてしまったので、
掻い摘んで紹介したら、ものすごい反響があった投稿。内容の訳はスレッド参照↓↓↓
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舞台「ブロークバック・マウンテン」を観る

2023-07-14 | 2023年、ロンドンの旅

前回の続き

■2023年6月4日■

チェルシーからバスでトッテナムコートロードへにあるホテルへ。

↑バスの2階から見たシャフツベリー・アベニューの様子。

トッテナムコートロードに戻ると、駅前に新しい建物が出来ているのに気づきました。
一階に駅の待ち合いスペースのような空間があり、
その中に入ると、万華鏡の中に入り込んだような、煌びやかな映像に包まれます。
プロジェクション・マッピングで知られるアーティスト、
ルパート・ニューマンによるデジタル・アートワーク"The Spaces In-Between"だそうです。

駅前にこんな無料没入型アートスペースがあるなんて贅沢ですね!

ぼんやりと座って映像に浸っていたかったですが、
ホテルの部屋で早く荷解きしたい気持ちも強かったので、
ようやっとホテルでチェックインを済ませ、既に荷物が持ち込まれている客室へと向かいました。
早く部屋の準備をしてくれたけれど、結局普通のチェックインの時間になっちゃいました。

このブランドのホテルは東京でも泊まったことがあるのですが、東京の客室と比較すると小さめな印象。
外の眺めも外壁しか見えないので、共有スペースが豪華なだけにギャップにちょっとがっかり… 
でも洗面台は妙に広々しています。

この日はすぐそばの劇場で舞台を見る予定だったので、
3時間ほどの間に荷解きをし、一旦寝巻きに着替えてベッドに横になり、
疲れた体を少しの時間だけでも休めるように努めました。
(東京のホテルには高級なバスローブが置いてあったけれど、ロンドンにはないのでした…)

この日の夜に観る予定だった芝居はブロークバック・マウンテン
アン・リー監督による2005年公開の映画を舞台化した作品で、元はE・アニー・プルーの同名の短編小説が原作。
俳優でもあるアシュリー・ロビンソンが脚色しています。

上演されている@sohoplaceは以前の記事でも書いたように、2022年にオープンしたばかりの劇場。
キャパシティーは600席らしいですが、客席は1階のみで2階席は使ってないのか埋まっていないように見えました。

Brokeback Mountain | 2023 West End Trailer

1963年、季節労働者としてワイオミング州の山の中で19歳で出会った2人の青年の20年にわたる悲恋を描いた今作。
映画の方は2005年の公開当時に映画館で見ていますが、
その後はそれほど見直したりしていないはずなので、この物語に触れるの実に20年以上ぶり
正直細かい描写まではもう覚えていないけれど、
一度は見ているので、久しぶりのウエストエンドでの演劇鑑賞にはちょうどいいのではないか?と思っていました。

この芝居が発表された時に見なければ!と思ったのは、ルーカス・ヘッジズがエニス役で出演すると知ったからでした。
映画マンチェスター・バイ・ザ・シースリー・ビルボードでの彼の演技が印象に残っていたので、
公演時期に滞在することが決まっていた私は生で見なければ!とすぐさまチケットを予約。

しかし実際観てみると、ジャック役のマイク・ファイストの方に魅了されちゃいました。
スティーヴン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」で主人公トニーの親友リフ役を演じていたそうですが、
アンセル・エルゴートの未成年者性的暴行疑惑の件が引っかかって観ていなかったので、
こんなに印象的な俳優がいるとは知りませんでした。
後で彼目当てにWSS見ちゃうかも。

映画ではヒース・レジャーが演じたエニスは寡黙な雰囲気の青年ですが、
ルーカス・ヘッジズだとちょっと幼さが目立っていて、
エニスに比べてちょっと粗野で無邪気な雰囲気のジャックは
マイク・ファイストの若さでも違和感なく存在感が出ていました。

子犬のように戯れ合いながら、いつしか惹かれあう二人。
特に、初めてテントの中で体を重ねあうシーンは、
内側からの照明で重なり合う二人の影がテントの屋根に映し出されてシルエットだけなのに妙に官能的でした。

ただ、各媒体の劇評にも書かれていたのですが、
映画ではアップで捉えることの出来る2人の表情は舞台では把握しにくく、
私の席は円形舞台のちょうど花道のすぐ脇で、ベッドの置いてある位置から離れていたので、
劇場自体はそれほど広くないにも関わらず、かなり遠くに感じられました。

↑左はロビーに出ていたグッズの売店。右の記事はちょうど当日配られていたイブニング・スタンダードの記事

終盤に二人が衝突しあうシーンまでは、淡々と物語が過ぎていくので、
つまらないわけではないのですが、時差ぼけの私は睡魔との戦いになってしまった…
ただ、アルマ役のエミリー・フェアンが花道を通るたびに香水のいい香りがして、度々ハッと目が覚めました(苦笑)

舞台ではエディ・リーダーの歌によるカントリー風のバンド演奏が挿入されて、
二人の秘められた思いを演出するのですが、
これを「ジェイミー!」ダン・ギレスピー・セルズが作曲していることを後から知りました!
演出のジョナサン・バターレル演出も「ジェイミー!」の演出に関わってた人。
全然気づかなかったー! だって全然雰囲気違う舞台なんだもの。

 

ミュージカル「ジェイミー!」 Everybody's Talking About Jamie ウエストエンド版 - だから、ここに来た!

ロンドン留学中は節約のために観劇はなるべく控えめにしていたのですが、それでも2回見に行ってしまったミュージカルがあります。それが"Everybody'sTalkingAbou...

goo blog

 

正直「ジェイミー!」を観た時のような興奮は「ブロークバック・マウンテン」で感じることは出来なかったんですが、
カーテンコールでは満場のスタンディング・オベーション&拍手で盛況でした。
実はこの時、時差ボケだけでなく足首を痛めていてずっと気にしていたので、
ちょっと体調が万全ではなかったことも集中力を欠いていた原因かもしれない…。

↑開演前にフォイルズによって戯曲のチェック。でもここでは後で観劇予定の"The Motive and the Cue"だけ購入しました。

終演後、足を引き摺りながら、オックスフォードストリートのマクドナルドでダブルチーズバーガーのセットを買って、
留学時代を思い出しながら、ホテルの部屋で食しました。
日本と違ってロンドンのマックはセルフオーダー端末だし、相変わらず出来るまでの時間が速い!
ちょっと聞いた感じ侘しいけど、その分朝食は豪勢に食べる予定だったので…!

なかなか寝付けず、チャンネル4で施設から引き取られたわんちゃんのドキュメンタリーを見ながら就寝。

翌日に続く…

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チェルシー薬草園

2023-07-11 | 2023年、ロンドンの旅

前回の続き

■2023年6月4日■

既にチェックインの用意は完了しているとホテルから連絡がありましたが、
すぐに戻るのは勿体無いので、時差ボケと疲れでクタクタな中、
発電所近くで訪れたことのない場所ということで、チェルシー薬草園に行くことにしました。
花が見ごろの6月、薬草園でもたくさんの花が見られるはず…

道中、元バタシー発電所からチェルシー橋を渡り、川の向かい側にたどり着くと、角に目を惹く記念碑がありました。

1899年~1902年の南アフリカ戦争で命を捧げた竜騎兵のために1905年に作られたそう。

そのままテムズ川沿いに西に歩いていくと、
5月に王立園芸協会が主催するチェルシー・フラワー・ショーが行われることで知られる
ロイヤル・ホスピタル・チェルシーの南門が見えてきます。

現在敷地内は整備中みたい。
ここからさらに西に歩いていくと、チェルシー薬草園があるのですが、
川沿いには小さな門があるだけで、チケット売り場は見当たらない…
不安になりながら東側の塀をしばらく伝っていくと、北側に入口がありました!
入園料は大人が£12.50、5歳以下の子供は無料です。入口の奥には売店もあります。

入口の建物から庭に出るとすぐにカフェが。
受付でも案内があったのですが、一日に3回ほど、スタッフによるツアーも予定されているみたいです。

カフェのそばでは、さっそくラベンダーのような鮮やかな紫の花が目に留まりました。

サルビア ネモローサというシソ科の品種の、改良種として人気の‘カラドンナ’という花らしい。
蜂もあちこちで美味しそうに飛び回っています。

旅の疲れもあって、詳しく説明書きを読む余裕がなかったのですが、
撮影しておいた特徴的な花の名前を後から確認することが出来ました。

v

上の画像はハナビシソウ、別名カリフォルニアポピー。ケシ科ですが、一般での栽培も可能な花。
家紋になりそうな綺麗な形の花弁で、つぼみが帽子みたいな不思議なかたち!
薬草としては、鎮痛目的でつかわれていたそうです。

 

上の小さい白い花は、ニゲラ サティバ
この種がカレーのスパイスにも使われる、あのブラッククミン
死以外はなんでも治癒出来るといわれがあるそうで、まさに薬草園にふさわしい植物ですね。

 

上の小さいかわいい花は、ナツザキフクジュソウ(福寿草)
薬草として利用する場合は、強心や利尿作用の効果があるそうです。

 

ハンネマニア別名、カラクサゲシ、メキシカンチューリップポピー。これも植えてもいいケシ。

 

こちらは、ひなげし。もしくは、ポピーコクリコ虞美人草
薬草園にはケシ科のお花が多いですね。
麻薬のイメージが強いケシの花ですが、医療用として利用されていた歴史もあります。

 

上の2つは、ゴジアオイ。学名はシスタス
風邪薬やリウマチ薬として使われる他、香水などに利用されるらしい。
この花、正午頃に咲いて翌日にはしぼんでしまうらしく、実はこうやってみられたのは幸運だったのかもしれません。
しかも、日本ではみられないそう。
茎が揮発性の油を生成するので、30度以上の気温で自然発火してしまうとか!
そんな性質のためか、「私は明日死ぬだろう」という花言葉がついています。

 

ふさふさのこの花は、マメ科のトリフォリウム・ルーベンス。耐寒性の多年草。
ネット上で色々同じ花の画像を見比べてみたのですが、こんなに丈のある花はなかったので、
大事に育てられてスクスク育っているのでしょうねー。

こちらは、アメリカテマリシモツケ。主に北米に分布してるバラ科の花。
小さな白い花が集まってまさに鞠のように鮮やかで写真を撮るのも楽しいです♪

こちらはイングリッシュローズ
バラも鑑賞だけではなく、香水の原料としてやアロマセラピーに使用されますね。

ハゼリソウ。蜜蜂に大人気の蜜源植物。
この薬草園でも特に蜂が集まっている花壇でした。

名前の通り、しっぽのようなイブキトラノオ(左)。タデ科の多年草。
解毒、下痢止め、せき止め、抗菌などに使われていたそうです。

右は、赤と黄色のエキゾチックな雰囲気の花、ジャスティシア・リッジニー。ブラジル原産らしい。

花言葉が「清廉で高潔」「貧しくても高潔」のセリの花。
食べ物としてのイメージしかなかったけど、こんなきれいな花が咲くんですねー。

 

後は詳しい名前はわからない花… 右はカワラナデシコかな?

薬草園の一角にはドクロマークの付いた毒を持っている植物もけっこうあります。

 

このキョウチクトウも毒を持っている低木。
トリカブトも育てているそうなんですが、見当たらなかったなー。残念。

薬草園には温室もありました。

もちろんキューガーデンズやバービカンのような大きなものではなく、
小さいサンルームですが、近づいて目の高さを合わせると小さな森を歩いているような気分。
向かい側にはサボテンも並べられています。

薬草園の入口付近に戻ってくると、薬草園を設立したハンス・スローンの像が立っています。
ホットチョコレートを考案し、大英博物館や自然史博物館のコレクションを寄贈したことでも知られています。
チェルシーにあるスローン・スクエアという駅と広場の名前は彼にちなんだもの。

 

泉の前にも彼の胸像がありました。草に埋もれててちょっと怖い(笑)。
でも周りを美しくオーガナイズされた泉ですね!

 

入口近くには多肉植物の販売もしていたけれど、日本に持ち帰りは難しそうなので断念…

 

今までも旅先で色々な庭のお花を見てきましたが、薬草園は初めてだったので、とても興味深かったです。
見ている間はゆっくり解説を読むことが出来ませんでしたが、
普段は見られない花を色々見られて目の保養になりました。

帰りは留学中に行ったことのある国立陸軍博物館の前を通り、
行きに庭を垣間見たロイヤル・ホスピタル・チェルシーの前を通って
スローン・スクエア近くにあるサーチ・ギャラリーへ。

サーチ・ギャラリーも留学中に訪れたことがありますが、
近くに来たら立ち寄っておきたかったんですよね。

しかし体力的に限界で、結局さらっと見ただけで終わってしまいました。
もっと元気な時に来たかった…。

ホテルへはバスに乗って移動。
フォートナム&メイソンの外壁にクジャクの装飾があって思わずパシャリ。

 

続く…

 

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再開発後のバタシー発電所

2023-06-26 | 2023年、ロンドンの旅

■2023年6月4日■

前回の続き

ホテルのチェックインまで時間が掛かるので、
その間に出来るだけロンドンの新しい場所や行ったことのない場所に行っておこうと移動することに。
まず、ようやっと再開発されてオープンした元バタシー発電所へ向かいます。
ちょうどホテルに近いトッテナムコートロードからノーザンラインで真っ直ぐ直通で行けて好都合!

終着駅がバタシーパワーステーション行きの電車を選び、目的地へ。
実は10年前にもここに来ているのですが、その時はバスで移動しました。
(ちなみにそれが私にとって初めてのロンドンバス乗車体験でした。)

 

バタシー発電所とクラッパム・コモン - だから、ここに来た!

滞在13日目。この日、初めてダブルデッカーに乗りました。Tubeは日本の地下鉄とほとんど変わりなかったのでなんの心配もなく使っていたのですが、バスは日本でもあまり使う...

goo blog

 

この時は周りになーんにもなくて、遠くから元発電所の建物の全体像を確認することが出来たんですよね。
この場所が今後どう活用されるかも定かではありませんでした。

その後、再開発のニュースが出てきて、発電所の建物は取り壊されるとか、遊園地の一部になるとか
色々な噂が飛び交っていて、一体どんな場所に変化するのか、期待と不安が入り混じったような気分でした。

 

【ロンドン史上最大の再開発】バタシー発電所再開発3期工事、ブイグUKが設計・施工/契約額は1850億円超

日刊建設工業新聞社編集部の公式ブログです。

 
 

ロンドンのバタシー不動産開発、高級マンションは最高50億円に

ロンドンで開発中の不動産物件「バ タシー・パワー・ステーション」では、高級マンションの価格が1戸当 たり最高3000万ポンド(約50億円)となる見通しだ。歴史的な建造物...

Bloomberg.com

 

↓は2018年に電車から見た景色。

そして、2022年10月14日についに商業施設がオープン。
現地情報サイトでも紹介されていたので、私も覗きに行ってみることにしました。

 

綺麗に改装された地下鉄の駅を出ると、
ついさっき買ったばかりの革ジャンに袖を通し、スカーフを首に巻いていても
ブルっと震えるくらいの風が吹く中、さっそく元発電所の頭の部分が見えました!
フェンス伝いに促されるまま狭い道を進んでいくと、建物の南玄関に到着。

当然ながら、こんなに間近にこの建物を見たのは初めてだ!!

南玄関の正面にはマレーシアスクエアというベンチのある広場(画像左)と、
エレクトリック・ブールバールという通路(画像右)があります。なぜかフランス語…設計会社がフランスだからかな。

広場では犬の散歩や学生さんっぽいグループが一休みしていました。
エレクトリック・ブールバール方向には現時点でZARAや韓国食材店のoseyoが入居しています。

発電所本館の南玄関2階から入るとこんな感じ。

おおー、洗練された最新ショッピングモールな雰囲気。
1階にはカルティエロレックスといった時計のお店が入っていますね。

この左側…つまり西側に廻ると3階部分まで吹き抜けになっていて
REISSラコステラルフローレンなど、有名ブランド店が並んでいます。

月曜の午前中なので人は少なめ。
天井を見上げると、発電所の名残が見られます。

西側の奥にはユニクロの店舗も。

ユニクロは唯一?1、2階にお店があります。
(後日、別のユニクロに行く予定だったので、この日は買い物しませんでした。)
西側には1階にApple Storeもオープン予定みたいです。

今後は東側の1階の店舗。ナイキの反対側にアディダスがある!

さらに上の階までは行きませんでしたが、3階にはラグジュアリーな映画館もあります。

ユニクロのちょうど反対側にはブックショップ。

所々に個性的なオブジェもあって目を引きます。

トイレの中も元発電所っぽい剥き出しの鉄筋が残されている。

発電所の煙突の上の方まで上ってロンドンの風景が見られる「The Lift 109」というアトラクションがあるそうなんですが、
今回はそこまでする元気もなかったので体験しませんでした。
興味のある方はぜひ私の代わりに体験してきてください。

ロンドンの新展望アトラクション Battersea Power Station Lift 109

以前、煙突部分を取り壊しているように見えたのは、このLift 109のための工事だったんだなー。

この日は月曜の午前中に行ったので人も少なかったし、
ショッピング・モールとして開業したとはいえ、店舗の入居状況を見るとまだまだオープン前の場所も多く、
現状は「未完成」のような印象を受けました。
南側もまだ工事中の土地がありそうだし。

これから2階のフードコートもオープンしたらもっと活気が出てきそう。

…そんなわけで、今はまだフードホールは利用できないため、
はじめにたどり着いた南側の入り口に戻って、
エレクトリック・ブールバールにあるファストフード店LEONでランチを食べることにしました。

ファストフードといっても地中海料理をヒントにした健康志向なメニューで、
無性に米や豆が入ったスパイシーなものが食べたくなったときなど、留学中はずいぶんLEONにお世話になったものです。

この日はカリビアン・チキンカレーとサイド&ドリンクセットをオーダー。

留学中はレジでの注文でしたが、今はマクドナルドのようにセルフオーダー端末が出来ていて、
そこから頼んでみたのですが、いつまで経ってもカウンターから名前を呼ばれず、
結局「あそこから注文したんですけど、届いてますか?」と訊くことに。
うまく受信出来ていなかったらしく、メニューは確認出来たみたいで、他の人に遅れてやっと受け取れました。

ランチを食べながら店のWiFiでスマホをチェックをしたところ、
ホテルからチェックインの準備が出来たとメールが。早い!
平のホテル会員でもこんなに早くアーリーチェックイン対応してもらえるのかー!と感心しましたが、
すぐにホテルに戻るのはとっても勿体無いので、引き続きロンドン散歩を続けることにしました。

食事の後は、サーカスロードウエストという外側の道を通って建物の北側へ。

ガラス張りの建物はサーカスウエストヴィレッジ
1階はショップやレストラン、オフィスが入ってますが、上階は多分住居。
ロンドンの新しい住居はこんなバルコニー部分がガラスで丸見えになっているデザインのフラットが多いですよね。
眺めていると、デスクを置いている人もいればトレッドミルを置いている人、
子供用の遊具を置いていたり、ただの物置状態で荷物を積み上げている人もいて、
人それぞれの暮らしぶりがわかって面白いです。
日本にもあったら面白いだろうけど、安全上難しいか…

サーカスロードウエストを抜けると、北側のエントランスに出ます。

このお姿、まさにバタシー発電所って感じ。
こちらはテムズ川に面していることもあり、もっと広い広場と公園部分があり、
屋外バーが出ていますが、やはり時間帯もあって人はまばら。

地下鉄の駅のある南側より眺めがずっと開けているので気持ちいい。
休日はサウスバンクのように人で賑わっているんでしょうねー。

私はこのまま、チェルシー橋方面へ歩いていきます。

途中に鉄道橋があるのですが、その下にスポーツジムがあって、
「ほう、こんなところにジムがあるなんて面白い」などと思っていたら、
その並びにバタシー発電所に関する歴史の展示スペースがありました!

つい今さっき見てきたショッピングモールの模型が展示されています。
俯瞰で見ると、歩いてきたところがわかりやすい!

 発電所として使われていた頃の模型も展示されています。

1920年代にこの発電所の建設の話が持ち上がった時には目障りになると反対にあったそうですが、
美しい建物にするため、赤い電話ボックスをデザインしたことで知られる建築家ジャイルズ・ギルバート・スコットに依頼。
(現在のテートモダンがあるバンクサイド発電所やリヴァプール大聖堂も彼によるものです。)
東側と西側の2つのパートに分けて順番に建築されたことが紹介されています。

鉄道橋を潜って西に向かうと、チェルシー橋が見えてきます。

橋を渡るために川沿いから階段をのぼると、立派な門が見えてきました。バタシーパークの入り口です。

中にアスレチックや動物園もあるクラッパムコモンくらい広い公園ですが、
もうホテルのチェックインが出来るという意識に引きずられて、
また時差ぼけもあり、入口の風景だけで満足して、次の目的地に向かいました。

続く…

 

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【初日】NODA・MAP 第26回公演 「兎、波を走る」【ネタバレあり】

2023-06-19 | stage

■6月17日■

土曜日の仕事が終わった後、当日券情報が目に入り、
思い切って当日券で初日の舞台「兎、波を走る」を観に行くことにしました。

NODA MAPは昨年の「Q」の再演もやはり当日券で観に行きました。
仕事の都合で、前もってチケットを取っておくということが難しいゆえ…

職場の最寄り駅から真っ直ぐ池袋に向かい、
東京芸術劇場に到着したのが当日券の販売される18時。
列は売り場からぐるりと回って劇場の正面入り口近くの階段の中ごろまで伸びていました。

昨年の「Q」の時は、コロナ対策もあり、当日券は整理券を配っての抽選式でした。
どんなに遅くきたとしても席に座るチャンスがあったのですが、
今回は昔に戻って先着順で販売している様子。

(これは立ち見すらも危ういかなぁ…)と思いつつも、ダメもとで並ぶこと約50分。
なんとか2階立ち見で見ることが出来ました。
先日のロンドンで、足首が痛い中、立ち見で舞台を観に行って、途中でロビーに出て行くことにした経験をしたばかりだったので、
ちょっと心配なところもありましたが、もたれかかれる壁もあるし、演者に合わせて動くこともないので
なんとかなるのではないかと思っていました。

そして、やはり脚は痛くなりましたが、最後は内容に引き込まれてすっかり痛みが気にならなくなりました。
いや、本当にそれほど、終盤の展開に釘付けでした。

 

今回の公演のお目当ての役者でもある大倉孝二さんのように、
私も波とウサギといえば「因幡の白兎」の話かと思っていたのです。

しかし、蓋を開けてみると、兎を追うアリスという少女が登場。
「そっちか!」と思いながら見始めましたが、
不思議の国のアリスと異なるのは、兎を追っていなくなったアリスを探す母親が登場する点です。

 

※ここからは本編に触れていますので、ご注意ください

 

アリスの母が娘を探しまわる一方、売却されようとしている「遊びの園」という遊園地で、
「桜の園」のラネーフスカヤを思わせる元女優が、
子供の頃に母親と見たアリスの話をもう一度見たいためにチェーホフの孫を名乗る作家に脚本を書かせますが、
納得いかずにブレヒトの孫を名乗る作家にも物語を書かせます。

これが前述の兎を追うアリスを追う母の物語、ということなのですが、
その2つの軸の中に、ピーターパンと母親のいない迷子たち空港建設反対の座り込み運動や今や話題が尽きないAI技術など、
数々のモチーフが持ち込まれ、
最初はこれがどう最終的にエンディングに集束していくのか??とハラハラしながら見守っていました。

野田さんお得意のダジャレの言葉遊び…
今回は「もう、そうするしかない国」=「妄想するしかない国」というセリフが劇中で何度も出てきます。
これは私も大好きな、夢の遊眠者の「小指の思い出」にも出てくるフレーズなので、
えっ、言葉遊びの使い回し?とちょっと納得いかないこともあり、
徐々に反抗的な気分になりながら見ていたのですが、
終盤、逃げ続けている「兎」の正体がハッキリと明言されます。

アンミョンジン。

そこで、ああ、やはりそうなのか!と確信します。
勘のいい人は初めから、この話は工作員と拉致被害者の話だとわかっていたのかもしれませんが、
逃げた兎は元はピーターパンで、迷子たちは「USA GI」、というセリフを聞いている時は、
ん??USA??と混乱していて、ハッキリ明言されるまで確信が持てませんでした。

そして、妄想の国に引き込まれ自動書記の力を手にいれたチェーホフの孫とブレヒトの孫は、
戻ってきたうつつの世界で競って新作を書きますが、2人でどうしても同じ結末を書いてしまうように。
第三の作家、AIが彼らを媒体として作品を作り出すようになっていたのです。

同じく妄想の国に引き込まれた元女優も自分自身がアバターと化して、実体のない存在として、
本当にここで母親とアリスの物語を見たのだろうかと、記憶が曖昧になりながら、売却された遊園地を後に去っていくのです。

何か、全てが判然としているわけではないのでうまくいえないのですが、
両端のように見えた2つの軸が、最後に畝るようにあざなっているように感じられます。

最近横田滋さんが亡くなって3年というニュースを聞いて、
どんどん月日ばかりが過ぎていくんだなと思ったばかりでした。
ニュースで久しぶりに拉致事件のことを思い出し、
こうやってニュースで知らされないと、ふと思い出せない世の中の大事なことが多すぎる、と…。

その上に、創作だけではなく自動的に作成された最もらしい物語が混然と入り混じる現代で、
忘れてはいけない現実を、どうやって語り継いでいけるんだろう?
どうやって記憶に留めておけるのだろう?

実世界の「兎」について、芝居を観た後に色々記事を読んだら、
晩年は、経済的に困窮し、事件について信憑性の低い話を語りながら高い取材費を受け取っていたそうで、
当初は有り難がられた彼の発言自体も、日本国内でだんだんと信用を失っていったそうです。
その人生はとても数奇で、それこそ不条理でもあり、アリス側の苦しみと同じくらいに重いものがあります。

昨年再演された「Q」もロミジュリを主題にしながら、シベリア抑留の実話をモチーフにした非常にシリアスな物語でしたが、
今回も観客にただ物語を提供するだけでなく、何日も思い出して考えさせられるような舞台を見せてくれています。
野田さんは、それこそ自分の作品の中に、現実の種を仕込んで、観客の中でそれを育てさせるような、
そんな仕事をするのだと、覚悟を決めて作品を作っているのではないでしょうか。
そしてそれは確かに、どんな媒体よりも力強く、観たものに植え付けられます。
だからこそ、やはり演劇はいい、特別なものだと、しみじみ思わされるんです。

…でも、個人的にはアナグラムやふざけた役名はちょっと食傷気味かなあ。

カーテンコールは4、5回ほどあったように思います。
だんだんとスタンディングオベーションする人が増えていく感じ。
最後の最後に野田さんが一人残って両手で盛り上げながらお辞儀をする。
とりあえず野田さんが最後に受け止めてくれないと終われないですね(笑)。

ところで、役者についてですが、
前半の、まだまだ話がハッキリ見えない時に、
大倉さんのあのいつものクネクネとした動きやとぼけた台詞回しにとんでもなく癒されました。
初めて舞台で見た20年以上前から変わらない輝く個性
当時は共演することもなかった野田さんと対になる作家役で舞台に出てるなんて、
それだけで私のような観客にとってはご褒美です。

松たか子さんは野田地図の常連なので、いつも通りの安心感がありましたが、高橋一生さんは舞台で初めて見ました
「フェイクスピア」は見られなかったのです。悲しい…)
映像作品に出ているときは、喋り方がちょっとクセがあって苦手だな、と思うことがあるんですが、
今回の兎役で見たら、いい役者さんなんだな!と思えましたね。
身体的な動きや笑いとシリアスの緩急がうまい。
近年、野田地図に出ている主役級の男性俳優で一番好きかもしれない!
でも、今日テレビで放送していた「引っ越し大名」でもいい演技してたので、
声がどうのっていうのは、単に好きなキャラかどうかの問題なのかもしれない…
とにかく、また舞台で見たくなる存在でした!
「フェイクスピア」再演してくれないかな!!

 

【高橋一生×松たか子×野田秀樹】「謎だらけでスミマセン」NODA・MAP新作『兎、波を走る』ロングインタビュー - ぴあWEB

NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』が始動。作・演出の野田秀樹と出演の高橋一生、松たか子に、今、語れる限りの内容を語ってもらった。

ぴあWEB

 

あと「桜の園」を見直そうかなと思ったりしてね。

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9度目の渡英〜初めてのエリザベスライン

2023-06-12 | 2023年、ロンドンの旅

■2023年6月4日■

およそ4年ぶりのロンドン旅行。
数日前からグアムに大きな被害をもたらした台風マーワーが本州に近づいていて、
雨雲レーダーを確認しながら気が気じゃない毎日を過ごしていました。
これまで天候の影響で欠航が危ぶまれた経験がなかったので、
念の為旅行会社へ欠航の場合の対処なども確認。

しかし、なんとか出発の日の前日には温帯低気圧に変わってくれて、
良い天気の中、空港に向かうことが出来ました。

今回は直行便ではなく香港経由の乗り継ぎ便を利用するため、
夕方に羽田を出発して、翌日の早朝にヒースローへ到着する予定。
実は元々は早朝出発の夜到着のはずだったのですが変更があり、
仕方なくこの日程で出発することになったのでした。

この日、セキュリティが1つしか開いていないためか、妙に混雑していました。
自動窓口でタグを発行し、荷物のチェックインを済ませた後、両替所で円をポンドに替えて慌てて列へ。
でも並び始めてからどうやら顔認証登録していればファストパスのように短縮された列に並ぶことが出来たらしく、
気づいた時には列が進んでいたために戻ることも出来なかった。
もっとわかりやすく告知してくれていればね…

まずはキャセイ・パシフィックで香港までおよそ4時間半の旅。
初めてロンドンに行った時には北京経由で行ったけれど、香港は初めて。

この便は空いていて、隣のカップルが他の席に移動してくれたおかげで、
3席の列を一人でゆったり過ごせました。

仕事の同僚からキャセイ・パシフィックは機内食が美味しいと聞いていたので、
機内食チェックは、旅の始まりの最初の楽しみでした。

まずはピーナッツと飲み物(デジカメ使うの久しぶりなのでブレブレで失礼)。

香港までの機内食はビーフを選択。なんとすき焼き風!
サイドはハムとコーンのサラダ、アイスはハーゲンダッツ
いつもはカチカチであまり食べる気がしないパンも美味しくいただけました。
フォークやナイフがプラスチックじゃないのは珍しい。

そしてまだ明るいうちに香港に到着。

乗り継ぎ時間は余裕がありましたが、初めての空港なので早めに再度のセキュリティチェックを済ませ、
ゲートが決まるまではベンチでネットの情報を見ていました。

ところが出発時間が30分ほど遅れるとアナウンスが
羽田から香港が遅れるなら焦ってしまうけど、早朝に到着予定のロンドン行きが遅れるのは私に取っては好都合。

飛行機に乗り込むと、今度は男性二人が同じ列で、
間に入るように私の席だったので、通路側の男性に席を替わってもらいました。
(帰りも同じようなことが起こったんだけど、どういう席の振り方されてるんだろうな…)

ロンドンまでの1回目の機内食はトマトパスタでサイドはツナとポテトのサラダ
そしてこのョコアイスが美味しかったー!! アイスというよりムースみたいな食感!

2回目(朝食)は鶏の焼きそばフルーツ
香港の航空会社ということもあって中華も美味しい。

この飛行機では前に乗っていた女性がシートを勢いよく倒してきて不快でした…
ちょっとずつ倒してくるならともかく、ガッターン!って感じで、
どんな人間なんだ?ってついマジマジと覗いてしまった。
自分が席を起こしている状態だと膝が前の椅子にくっついてしまう状態。
膝に問題を抱えている私にとっては最悪この上ない。
私も席を倒せばいいだけの話だけど、私自身はまだ照明の明るい時間に倒し切りたくないし…
この時の経験が帰りの飛行機で席を選ぶ際の学びになりましたね。

狭苦しい思いをしながら12時間以上かけてようやくロンドンに到着。

入国審査は顔認証、スタンプなしでスムースに通過。
この時ばかりは最強パスポートのありがたみを感じる。

さて、地下鉄の駅でオイスターカードにトップアップ(チャージ)をして(10年以上に買ったカードだけどまだ使える!
ホテルまでは2022年に開通したエリザベスラインで移動!初体験だ!
どうやらヒースローエキスプレスと同じホームを利用しているみたいです。

新しい路線だから車両も新品!
ボックス席もあるし、ピカデリーラインのように、座る部分を倒せるタイプの座席も。
そしてヒースローからエリザベスラインで真っ直ぐトッテナムコートロード駅へと向かいます。

駅を出るとすぐ目の前にこの日観劇する予定の@sohoplaceが!
こちらも2022年に新しく出来たばかりの劇場です。留学時代はこの辺はまだ工事中だったんだよなー。

いつもは人でごった返しているオックスフォード・ストリートでも、月曜の朝7時半は人もまばら。
ひんやりとした空気の中、この日の宿泊先に向かいます。
長旅の目が醒めるようなゴージャスなホテルです!

今まではホステルやAirBnBを利用していましたが、今回の旅は仕事の関係もあってホテルを利用。
観劇とはまた別の、もう一つの旅の目的でもあります。
ここはオックスフォード・ストリートにすぐ出られるし、
南に向かえばソーホーを通ってレスタースクエアにも出られて最高の立地。

チェックインにはまだ早い時間なので、荷物だけでも預けようとフロントに相談。
乗り継ぎ便でやっと辿り着いたと話すと、
長旅で疲れているだろうから部屋の準備が出来次第ショートメールで連絡してくれるとのこと。
ありがたい! さすが高級ホテル!
でも考えてみたら今回の旅ではモバイル通信をなるべく使わない予定だったので、
電話番号ではなくメールアドレスで連絡してもらうようお願いしておきました。

チェックインの連絡が来るまで、ロンTとパーカーだとちょっと冷えるので、
今後のためにまず防寒のための買い物へ。

ほとんど10時オープンの店が多い中、マップをチェックすると
留学中にもだいぶお世話になったアウトレットの店、TKmaxxが9時からオープンしている!
渡英したらまた行きたいと思ってたし、ちょうどいいタイミング!

ここで革ジャンスカーフを選びました。
留学中にもマーケットで中古の革ジャンを買ったのですが、
帰国する頃にはボロボロになってしまったので、まだロンドンで革ジャンが買いたかったのです。
そして初めて英国にきた時に動物柄のスカーフを買ったのを思い出して、初心を思い出す意味も込めて購入。
あの頃はタグを切ってもらうお願いをするにも辞書で調べてから訊いていたものです。

チャールズ3世の戴冠式が5月に行われたばかりで道にはユニオンフラッグが掲げられています。
とてもロンドンらしい景色だけど、まだまだ実感が湧かず。

買い物の後は、再開発された元バタシー発電所へと向かいます。

 

続く…

 

 

 

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