○9月2日(木)○
野田秀樹 作・演出の『赤鬼』がシアターコクーンで3バージョン登場、
ということで、全ての公演を観にいきます。
今回はそのうちのひとつ<ロンドン版>。
英国というと、演劇の本場で、
それだけに芝居に対して真剣で厳しい国という印象がありまして、
特にこと言葉にはうるさいんじゃないかと勝手に想像していたのですが、
<ロンドン版>は思ったほど重厚でもなく、
動きで笑わせられる部分も多かったところが意外でした。
TVの中継を見たときは、イマイチ話の現実味が湧かなくて、サラっと見ていたのですが、
生で見ると「あの女」の哀しみと「とんび」の無垢な部分、
「水銀」の哀れさが際立ってとても感激させられました。
純粋に作品と向き合える、そこが<ロンドン版>の特徴ではないでしょうか。
noda-map設立後の野田作品にみられるようになった最小限・シンプルな装置(<ロンドン版>は小ぶりなタンスとその中の引き出しが使われます)も、作品自体の持ち味を直球で伝えるためにはぴったりです。
とにかく美しくて、自分も海に放り投げられたような感覚になります。
なにより忘れられないのは、お客さんの舞台を見つめる顔が生き生きしていたことでしょうか。
意外に残っている席も見られましたが、本当に楽しそうに見ている人が多かった…。
そういうわけで、次は再来週、初めて見る<タイ版>!
また同じ作品だというのに出演者や演出などが違うだけでかなり楽しみです!
野田秀樹 作・演出の『赤鬼』がシアターコクーンで3バージョン登場、
ということで、全ての公演を観にいきます。
今回はそのうちのひとつ<ロンドン版>。
英国というと、演劇の本場で、
それだけに芝居に対して真剣で厳しい国という印象がありまして、
特にこと言葉にはうるさいんじゃないかと勝手に想像していたのですが、
<ロンドン版>は思ったほど重厚でもなく、
動きで笑わせられる部分も多かったところが意外でした。
TVの中継を見たときは、イマイチ話の現実味が湧かなくて、サラっと見ていたのですが、
生で見ると「あの女」の哀しみと「とんび」の無垢な部分、
「水銀」の哀れさが際立ってとても感激させられました。
純粋に作品と向き合える、そこが<ロンドン版>の特徴ではないでしょうか。
noda-map設立後の野田作品にみられるようになった最小限・シンプルな装置(<ロンドン版>は小ぶりなタンスとその中の引き出しが使われます)も、作品自体の持ち味を直球で伝えるためにはぴったりです。
とにかく美しくて、自分も海に放り投げられたような感覚になります。
なにより忘れられないのは、お客さんの舞台を見つめる顔が生き生きしていたことでしょうか。
意外に残っている席も見られましたが、本当に楽しそうに見ている人が多かった…。
そういうわけで、次は再来週、初めて見る<タイ版>!
また同じ作品だというのに出演者や演出などが違うだけでかなり楽しみです!