○9月10日○
久々の試写。CMを撮っていた関口現による初監督作品です。
5本のストーリーがなんとなくつながっている映画で、
なんとなく、とあえていうのはあまりカッチリつなぎあわせているのではない、
いい意味で緩さがあるからなのですが、
何がおかしいって岸辺一徳がおかしくておかしくて…
いい歳なのに大変だったろうなぁと思います。
あと荒川良々は出てきただけで可笑しいし、阿部寛のプッツン加減は見所です。
(監督の話だと阿部さんは、撮影中はテンション高いんだけど、
カメラが廻っていないとなんだか元気なかったそうで、そこがまた笑える…)
浅野忠信の演技は安心して見られて、この映画の柱という印象が強いです。
CMの監督らしく、『茶の味』みたいに突発的な発想勝負!で全面に出ているのかな
と思うと意外と地道に考えられているようなところも見受けられて、
そのさじ加減が好感持てます。
そして最後は見事に感動の名場面が用意されていて!
大体展開の予想はつくけど結構びっくりしますよ。