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セント・ジェームズ・パークを散歩

2014-07-05 | 2014年、英国の旅
■1月30日■

旅行記続き。この日はまず、ハイド・パーク・コーナー駅から出発。



駅を出てすぐのウェリントン・アーチを眺めるところから始まります。



下から見たクアドリガ。なんか、子供がこっち見てる…。
自分が前回来た時は工事中で中に入れませんでしたが、現在は入場出来る様子。
しかし、この後の予定があったので止めておきました。



一通り眺めて、グリーン・パークとバッキンガム・パレス・ガーデンズの間を突っ切り、バッキンガム宮殿の正面へ。
歩いたのは11時頃でしたが、ランニングする人の姿も。
冬の冷たい空気に緑の匂いがして、気分がすっきりします。

10分ほど歩いて、見えてきたバッキンガム宮殿。
この日は衛兵交代式がない日でしたが、それでも観光客で賑わっています。



今回は交代式を特に見なくてもいいと決めていたので、正面からの記念撮影をして、
前回来た時にはあまりじっくり見ていなかったヴィクトリア記念堂を観察しました。



この写真、個人的に気に入ってます。後ろ姿が特にカッコいい!
空の色が暗くて、金色が映えて見えるでしょ?



その下にはヴィクトリア女王。そして、マーメイドおじさん?が水を吐いてます(笑)。

天候は曇りで完全に冬の天候でしたが、公園の入口付近では桜が咲いていました。



暖かい色合いにホッとさせられますね。
さて、ここからセント・ジェームズ・パークを歩いていくわけですが、
ここを歩くことは、ちゃんとした意味があることなのです。

1649年1月30日はチャールズ一世の処刑された日なのですが、
まさにこの日がその命日。
彼はザ・マルを挟んだ反対側にあるセント・ジェームズ宮殿から、このセント・ジェームズ・パークを歩いて、
処刑場となったバンケティング・ハウスまで歩いたというのです。
"55 Days"を通じてチャールズ一世を学んだ私たちは、
その足跡を歩むべく、この公園を歩くことに決めたわけです。

ところが。歴史に思いを馳せるどころか、私たちを待ち構えていた者は、



リスです。




今までは遠巻きに見る事の多かったリスたちですが、
今回散歩したときはやけに懐かれて、
皆が餌をやるせいか、人間を見つけるとチョコマカすり寄ってきます。
若い女の子も年配のおじさんも、足を止めて彼らの気を引こうと必死です。



やつらは、ちょわーっ!と柵を渡ってやってきたかと思うと、
カメラで追えない程の速さで足によじり上ってこようとします。



↑体半分しか写ってないし。

とっても迷惑!というような口調で書いてはいますが、
私自身はリスが好きなので(人から顔がリスっぽいと言われることがあるから親近感が湧いていまして…w)
こいつら、めんこいっ!と夢中で追いかけるはめに。
ホジホジ。
お陰で全く厳かな気分ではなく、ひたすら小動物を愛でる道行になってしまいました。

それに加えて、セント・ジェームズ・パークには鳥もたくさんおります。




鳥は詳しくないので全く分からないのですが、
あちらこちらに日本にいたら見かけないような鳥がひょこひょこ歩いていて、
その中にやはりリスも入り交じって、ちょっとしたカオスです。



元々、セント・ジェームズ・パークはジェームズ一世の時代からもっと大きな動物を飼育していたらしいので、
今でも動物園のような気分になってしまうのもおかしくはないですが。
そんな中で、重鎮気取りの方もいます。



この落ち着き。微動だにしない。ハシビロコウじゃないんだから。




来た道を振り返り、水鏡に写るバッキンガム宮殿を眺めながら、
我々は先へと進みます。



パラパラと降る雨を気にしつつ、
広場からホーズ・ガーズを抜けて、ホワイトホールへ。



ホワイトホール側には、記念撮影する中国からの観光客団体がわんさかいて、
近衛兵と一緒に記念撮影するような余裕はなく。
我々にはもっと大事な訪れるべき場所があるのでした。



そう、この日の目的地の一つは、ホーズ・ガーズの真向かいにあるバンケティング・ハウスです。
次回は、チャールズ一世の追悼式に潜り込みます。

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