だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

BRITAIN'S MUSEUM OF POPULAR MUSIC

2012-07-23 | 2012年、英国の旅 ~春編
滞在18日目。

ロンドンへ向かう前に、どこか見ておくべき場所はありますか?
と質問を投げかけたところ、
BRITAIN'S MUSEUM OF POPULAR MUSICはどうですか?
と教えていただいたので、行ってみました。
文字通り、英国で活躍するミュージシャンたちや音楽の歴史を辿ることの出来る施設です。

BRITAIN'S MUSEUM OF POPULAR MUSICはThe O2という娯楽施設の中にあります。
最寄り駅はNORTH GREENWICH駅。ロンドン中心部からTubeで30分程の場所です。

大きな地図で見る



駅から出ると、すぐにThe O2独特の、角が伸びたような屋根が見えてきます。



昼下がりで陽射しも暖かいけれど、
テムズ川に囲まれた立地なので、吹く風が冷たい!



The O2の入り口までにはスーパーや飲食店があります。
近くに大学があるようなので、学生も利用するのかもしれませんね。
ぐるっと半周程回るように歩いて、入り口から入ると、
両脇にはスポーツ・パブやカフェがあり、正面にはO2アリーナが見えます。



O2アリーナは25000人収容可能な欧州一の多目的アリーナ。
マイケル・ジャクソンが最後のコンサート"This Is It"を開催する予定だった場所ですね。



この日はオーディション番組「Xファクター」出身のポップ・グループ、JLSの公演があるらしく、
開場前にグッズ販売が始まっていました。
まだ時間があるので、人は少なめ。



入り口から向かって右側の通路をずっと進んでいくと、レストラン街になっていました。
イクスピアリとか、アウトレットモールの中みたい。
途中にシネコンもあったりと、家族連れも十分時間を過ごせるようになってます。

そして、ずんずん先に進んで行くと、
レストラン街の奥にBRITAIN'S MUSEUM OF POPULAR MUSICがありました。



ちょうどたどり着いた時に学生の団体が並んでいて、
すぐに入れなさそうだったので、とりあえずチケットだけ買っておくことに。
入場料は£12。(約1,600円。)
購入した後、まだ学生が並んでましたが、思ったよりすんなり入場することが出来ました。



The British Music Experience | Britain's Museum of Popular Music


ミュージアム内は撮影禁止。
中に入ると、中央のスペースでは、プロジェクターで床に映し出されたマップから
名盤のジャケットの撮影場所やミュージシャンにまつわる土地を探せるようになっていたり、
モニター付きの試聴機のようなものが何台も並んでいて、
英国の公共放送やオーディオ機器の歴史について知ることが出来ます。

中央のスペースからいくつかの部屋に分かれて、
時代別に英国の音楽にまつわる衣装や楽器等が展示されています。
それぞれに解説のプレートがついていますが、音声で聞くことも可能。

展示物の横にはセンサーがついていて、
気に入った展示を見てる最中に、このチケット↓をセンサーにかざすとランプが点灯し、

Web上で展示物の解説を読み直すことが出来ます。

MyBME No. という文字が下にありますが、
この番号をこのミュージアムのサイトで入力することで、
自分の見た展示の内容が時代順に並んで表示される仕組みになってます。

ただし、展示品のセンサーが壊れていて、
読み込ませることが出来ない場合もありますので、そのあたりは運次第…。
(私が行ったときは山本寛斎がデザインしたデヴィッド・ボウイの衣装の前のセンサーが壊れていて、
 ちょっと泣きそうになりました…。実際に見られたからいいんだけどね…)

各部屋にはその時代を象徴する楽曲の試聴機や、
音楽史の重要な出来事について、
プロジェクターで映された画像をスライドさせながら読むことの出来る年表もあります。

それではこの中で私が気になったいくつかのミュージシャンを上げておきますね。

Skiffle City Ramblers


50年代にブームが起こった"スキッフル"の草分け的ストリート・バンド、
Russell Quaye率いるCity Ramblers Skiffle Group。
お茶箱やカズー、洗濯板等を使って作り出す楽しい音楽。

The Vipers Skiffle Group cumberland gap


同じく、50年代に活躍したWally Whyton率いるThe Vipers Skiffle Group。

後は個人的に知ってはいたけど、今後ちゃんと聞いておきたい人たち。

Gary Numan - Cars


The Jam - Going Underground


Joy Division - Love Will Tear Us Apart (Video)


The Stranglers - No More Heroes


The Verve - Bitter Sweet Symphony

↑これは今年に入ってからテレビで何回も聞いた気がするなw

私はひたすらビートルズが好きな人間で、
他の英国のバンドは、ファンの方に比べたら詳しくはない方だったのですが、
どの音楽も聴いてると楽しくて、一部屋一部屋じっくり見ることが出来ました。
ミュージアム内は大きくないですが、見たり聞いたりする情報は膨大にあるので、
音楽好きの方は、時間を十分多めに取っておいたほうが良いかも。

一通り見終わって、EXITの表示に沿って向かうと、
行き止まりの部屋になっていて、"あと3分"というカウントダウンが壁に投影されていました。

最後に映像でも見られるのかな?と思っていたら、
係のお兄さんが「ライブをご覧になりますか?」と訊いてきたので、
わけもわからず"Yes, please."と、とりあえず言ってしまった私。
すると、扉が開いて、270度(コの字型)にスクリーンが並んでいる部屋に案内されました。
どうやら最後はこの部屋でライブ映像が見られるらしい…。
しかも私一人で貸し切り状態w

しばらくすると、Beatles, Stones, QUEEN, The Who等、
展示で見たミュージシャンやバンドの映像が次々とメドレーのように流れてきます。
スクリーンが二重に重ねて並べてあるらしくて、3D映像のような奥行きが演出されている!
音も大音量でライブ会場にいるみたい。
油断していたので思った以上の迫力に圧倒されました。

係のお兄さんに挨拶をして、外に出ると、グッズ売り場に出ますが、
ミュージシャンのグッズがたくさん置いてあるのかと思いきや、そうでもなくw
あんまり欲しいものはありませんでしたので、そのまま出てきました。



歩き回ったわけではないのに、真剣に見ていたせいか疲れてしまい、
小腹も空いたので、スターバックスで一休み。
(他の店に入ろうかと探しまわったけど、どこも満員だった…)



ロンドンに来てからスタバに入るのは初めて。
サンドイッチを頼むと、間違えないようにイニシャルを訊かれました。
どこのスタバもお客さんの回転が早くて大変そう。

イニシャルを教えたことで安心しきっていたのですが、
受け取るときに「何を頼みました?」と訊かれて、
実は適当に残っていたサンドイッチを選んだだけだったので、
「えーなんだっけ…(汗)」と焦りました。

そして、受け取った"ミートボール"サンドウィッチを外のベンチで食べ終えて、
O2アリーナの方に向かおうとすると、
近くに座っていたお姉さんが追いかけてきたので、何事かと思ったら
「バッグ、忘れてますよ!」
…ショルダーバッグを椅子の背もたれに置きっぱなしにしてた…。

遊びすぎて疲れが貯まってるのかなー、私…。
照れが半分、凹みが半分で苦笑いしながら取りに戻りました。



帰る頃にはO2アリーナも開場していて、JLSのファンでいっぱい。
(みんなJLSって胸に書いてあるカラフルな無地のパーカーを来てたけど、
 もっとお洒落なグッズ作ればいいのになー。ダサくないか?)
疲れを自覚したところで、今後の為にも足早にThe O2を後にしました。

【おまけ】



"SHERLOCK"でモリアーティが被っていたキャップを売店で発見。
どこにも被れないだろうと思って買わなかったけど、
帰ってきてから、買っておくべきだったと後悔。



テスコの中にあった色とりどりのキャンディ(グミ?)。
こういうお菓子はいろんなスーパーで見かけますね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オックスフォード・ストリー... | トップ | ロンドンマラソン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2012年、英国の旅 ~春編」カテゴリの最新記事