■2016年10月25日■ 旅日記続き
バラ・マーケットで腹ごしらえし、たっぷり街歩きをした後は、
公開初日の映画「ドクター・ストレンジ」を見に行きました!
日本ではちょうど2017年1月27日に公開されたばかりですね。
この前日にはウェストミンスター寺院でプレミア上映も行われていました。
10月25日が英国での公開初日だったので、いてもたってもいられず、
オンラインで近場の劇場を探して、BFI IMAXで鑑賞することに決めました。
ところが、宿泊先から出発する前にオンラインでチケットを予約しようとしたらカードが使えないという事態が発生!
(バラ・マーケットに向かう前のことです。)
「またかよ…」
カードが使えなくなるのは以前の経験から慣れていますので、
今度は何だ?と仕方なく携帯から問い合わせ窓口に電話を掛けてもなかなか繋がらず。
カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」が繰り返し流れるのを何度も聞きながら、
やっと男性のオペレーターに繋がりました。
結局、確認したところ、海外の不正利用防止のための停止措置だったことが判明。
これまで何度かロンドンに来てるのに、不正利用防止で停止になったのは初めて!
それだけに理由がよくわからないのですが、いつもと違う宿泊先に泊まってるせいか?…
簡単な口頭の本人確認が済んだら、また利用できるようになりました。
ただ、映画チケットの事前予約購入が出来なかったので、
直接劇場のチケットカウンターで購入することに。
↑これは2015年に撮ったBFIの外観。
BFI IMAXはテムズの南側、ウォータールー駅北にあるラウンドアバウトの真ん中に劇場が立っていて、
一見してどこから入場したらいいのかわからない建物ですが、
実は周りに地下へ降りる階段があり、そこから地下道を通って入ることが出来ます。
「シャーロック」のプレミア上映なんかが行なわれているBFIサウスバンクは、
ここからまっすぐテムズ川へ向かったところにあります。
日本の映画館では空いてる席を「こことここが空いてますー」と教えてくれますが、
BFIでは「ここがベストシートで間違いないです!」 と勝手にいい席を選んでくれます(笑)
私が購入したのは下手後方。19.50ポンド=当時約2,500円。
レートによっては日本とそれほど変わらないですね。
ロンドンの映画館に入るのは、「コリオレイナス」のNT Liveを見に行ったきりで、
外国で普通の映画上映をIMAX 3Dで見るのはベルリンで「ホビット竜に奪われた王国」を見たきり。わくわくしました。
BFI IMAXはキャパ500席くらいで、カーブになった客席は映画館というより劇場といった感じ。
スクリーンが透けてて、向こう側の打ちっ放しの壁が見えます。
客層は老若男女問わず、ほぼ満員状態。
上映前の予告のラインナップは
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2」「ローグ・ワン」「ファンタスティック・ビースト」「ハドソン川の奇跡」でした。
「ハドソン川の奇跡」は日本ではすでに公開されてましたが、英国では11月公開でこの後公開されるようでした。
「GoG2」は日本公開は少し遅れますが、他の2作品は英国とそれほど公開時期は変わらなかったようですね。
「ドクター・ストレンジ」ほどは時間差が開いていない…
↓中国は11月4日公開ですよあーた。
すでにご覧になった方は、もちろんあらすじをご存知かと思いますが、
簡単な筋としては、ベネディクト・カンバーバッチ演じる高慢な天才外科医Dr. スティーブン・ストレンジが、
自動車事故によって手が不自由となり、あらゆる外科的処置を施すも改善せず。
やがて、チベットのカーマ・タージという場所にたどり着き、
そこで魔術を習得し世界を守るヒーローとなっていく…
その始まりを描いたストーリーです。
BFIで(当然字幕なしで)見た時は、やはり英語の意味を全て追うのは難しいなと思ったのですが、
日本で公開されてから吹き替え版で見たら日本語で聞いても独特の(理論物理学的な)用語がわからなかったので、
英語の問題ではなかったみたいです…(苦笑)
マルチヴァース? はい、聞いたことはあります…
建物や地平線がねじれ、呑み込まれるVFX映像は「インセプション」のようだけれど、
登場人物がまさにそのねじれまくった中で格闘するのは初めて見る映像なので、
もう一段階、映像革命が起こったような興奮を覚えます。
魔術の師匠エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)を訪れたドクター・ストレンジが、
異次元に吹き飛ばされるシーンがありますが、今まで体験したことのない映像体験でした。
あのシーンを見るためだけでもIMAXで見るべき!
1/27(金)公開『ドクター・ストレンジ』IMAX®特別映像
そして、単純にベネディクト・カンバーバッチ(ちゃんとアメリカ訛り)がかっこいい。
IMAXだと肌ツヤまで綺麗に見えるし。
髭を剃る場面の胸板さらしてるところは、とてもいいお胸で…実に目の保養になりました!
傲慢でもどこかチャーミング、っていうのがベネさんの素養ですよね。
それにシャーロックに比べたらずっと人間性がまともだし(笑)、
それほどムカつく奴には見えませんでした(笑)。
ここからは内容に触れる【ネタバレ】エリア。
ドクター・ストレンジがウォンの名前を聞いて、アデルやビヨンセ見たいな?と冗談で聞いたりするところや、
その後にウォンが"Single Ladies(Put a Ring on It)"を聴いてるところとか、
(予告でも出ていた)紙で渡された文字が、マントラかと思ったらWifiのパスワードだったとか、
カーマ・タージの入口で座り込みするドクターが、扉が開いて背中から転倒し「助かった〜!」というところとか、
頭から銃弾を摘出して家族に感謝されるドクター・ストレンジがハグを求められて
正面からでなく軽い感じで受け止めてる(=嫌がっている) ところとか、
BFIで見た時は笑いがかなり起こってました。
日本で見た時は皆クスリともしてなかったな…
ドクターとカエシリウスとの会話、
「ミスター…」「ドクターだ」「ミスター・ドクター?」といったベタなジョークのやり取りなんかもあって、
思った以上にコミカルな場面が多かったですね。
ニューヨーク支部でのカエシリウスとの戦いはヒーローなのにまだ未熟さが残っているところが、
マントの活躍と相まって、マスターになった後とのギャップになっていて好きでした。
マントちゃんはこの映画の一番のアイドルですよねー。
見終わった後に振り返って抱く感想が「マントが可愛い」っていう…(笑)
Doctor Strange Movie CLIP - Sanctum Battle (2016) - Benedict Cumberbatch Movie
ドルマムゥとの戦い=時間ループの作戦は、
人を殺めずに地球からドルマムゥを引き上げさせたいというドクターの思いがわかるやり方でしたね。
カイシリウスの部下が死んでるところを見ても悲しそうにしてたし。
高慢ではあるけれど、純粋に医者としての心を忘れていない人なんだなと思わされます。
Dormammu I've come to bargain - Doctor Strange
※ちなみにドルマムゥの声もベネさんが担当しているらしい。これは公開後に明かされました。
そして、ドクター・フーのファンとして、時間ループの件は近年の傑作エピソードとして取り上げられることの多い
シリーズ9の"Heaven Sent"を思い出しました。
あの何度も倒れながらも立ち向かっていくようなシークエンスが好きな方は是非見てもらいたい…
武器を使わず地球を守ろうとするという点や、「ドクター」も共通するし。
Doctor Strange Blu-ray Trailer [HD] Benedict Cumberbatch, Tilda Swinton, Mads Mikkelsen
マーベル作品恒例の、スタッフロール後の後日談映像も2か所ありましたね。
ドクター・ストレンジとアベンジャーズ連中の共演が楽しみ。
(実は正直MCUはあまり楽しめないたちなのですがね…)
最後に不審な動きを始めたモルド(チュイテル・イジョフォー)は原作では悪役らしいので、
この後の展開も気になります。
↓これは日本でIMAX 3D鑑賞した時の劇場ポスターと配布されていたポスター。
見終わってBFIから出ると、子供達が早速ドクター・ストレンジの真似をして、
楽しそうに手でぐるぐるやっているのを見ました。
ベネさんが子供から真似されるようなヒーローになっていくことに、
シャーロック以来のファンとしても感無量です。
↓これは日本公開前、TOHOシネマズのコンセッション上の巨大垂れ幕。
最後にジミー・キンメル・ショーのスケッチに出演したストレンジ先生をどうぞ。
孤高の魔術師ストレンジ先生でも、子供の扱いは難しいようで…
Jimmy Kimmel Hires Dr Strange
バラ・マーケットで腹ごしらえし、たっぷり街歩きをした後は、
公開初日の映画「ドクター・ストレンジ」を見に行きました!
日本ではちょうど2017年1月27日に公開されたばかりですね。
この115分で、あなたの常識は覆るビルが真っ二つに裂け、車が頭上を走る!魔術で変幻自在に歪むニューヨークの街並み――上下左右の感覚すら失いそうになる驚愕の映像体験圧巻スケールの魔術が織りなす万華鏡のような映像世界を映画館で!1月27日(金)全国公開 pic.twitter.com/b5PulI3Yke
— 映画『ドクター・ストレンジ』 (@DrStrangeJP) December 27, 2016
この前日にはウェストミンスター寺院でプレミア上映も行われていました。
#BenedictCumberbatch arrives in style at Westminster Abbey for the @Marvel x @BritishGQ #DoctorStrange party: https://t.co/DECZmEJOMt pic.twitter.com/fahsk6C63F
— British GQ (@BritishGQ) October 25, 2016
10月25日が英国での公開初日だったので、いてもたってもいられず、
オンラインで近場の劇場を探して、BFI IMAXで鑑賞することに決めました。
ところが、宿泊先から出発する前にオンラインでチケットを予約しようとしたらカードが使えないという事態が発生!
(バラ・マーケットに向かう前のことです。)
「またかよ…」
カードが使えなくなるのは以前の経験から慣れていますので、
今度は何だ?と仕方なく携帯から問い合わせ窓口に電話を掛けてもなかなか繋がらず。
カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」が繰り返し流れるのを何度も聞きながら、
やっと男性のオペレーターに繋がりました。
結局、確認したところ、海外の不正利用防止のための停止措置だったことが判明。
これまで何度かロンドンに来てるのに、不正利用防止で停止になったのは初めて!
それだけに理由がよくわからないのですが、いつもと違う宿泊先に泊まってるせいか?…
簡単な口頭の本人確認が済んだら、また利用できるようになりました。
ただ、映画チケットの事前予約購入が出来なかったので、
直接劇場のチケットカウンターで購入することに。
↑これは2015年に撮ったBFIの外観。
BFI IMAXはテムズの南側、ウォータールー駅北にあるラウンドアバウトの真ん中に劇場が立っていて、
一見してどこから入場したらいいのかわからない建物ですが、
実は周りに地下へ降りる階段があり、そこから地下道を通って入ることが出来ます。
「シャーロック」のプレミア上映なんかが行なわれているBFIサウスバンクは、
ここからまっすぐテムズ川へ向かったところにあります。
日本の映画館では空いてる席を「こことここが空いてますー」と教えてくれますが、
BFIでは「ここがベストシートで間違いないです!」 と勝手にいい席を選んでくれます(笑)
私が購入したのは下手後方。19.50ポンド=当時約2,500円。
レートによっては日本とそれほど変わらないですね。
ロンドンの映画館に入るのは、「コリオレイナス」のNT Liveを見に行ったきりで、
外国で普通の映画上映をIMAX 3Dで見るのはベルリンで「ホビット竜に奪われた王国」を見たきり。わくわくしました。
BFI IMAXはキャパ500席くらいで、カーブになった客席は映画館というより劇場といった感じ。
スクリーンが透けてて、向こう側の打ちっ放しの壁が見えます。
客層は老若男女問わず、ほぼ満員状態。
上映前の予告のラインナップは
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2」「ローグ・ワン」「ファンタスティック・ビースト」「ハドソン川の奇跡」でした。
「ハドソン川の奇跡」は日本ではすでに公開されてましたが、英国では11月公開でこの後公開されるようでした。
「GoG2」は日本公開は少し遅れますが、他の2作品は英国とそれほど公開時期は変わらなかったようですね。
「ドクター・ストレンジ」ほどは時間差が開いていない…
↓中国は11月4日公開ですよあーた。
すでにご覧になった方は、もちろんあらすじをご存知かと思いますが、
簡単な筋としては、ベネディクト・カンバーバッチ演じる高慢な天才外科医Dr. スティーブン・ストレンジが、
自動車事故によって手が不自由となり、あらゆる外科的処置を施すも改善せず。
やがて、チベットのカーマ・タージという場所にたどり着き、
そこで魔術を習得し世界を守るヒーローとなっていく…
その始まりを描いたストーリーです。
BFIで(当然字幕なしで)見た時は、やはり英語の意味を全て追うのは難しいなと思ったのですが、
日本で公開されてから吹き替え版で見たら日本語で聞いても独特の(理論物理学的な)用語がわからなかったので、
英語の問題ではなかったみたいです…(苦笑)
マルチヴァース? はい、聞いたことはあります…
建物や地平線がねじれ、呑み込まれるVFX映像は「インセプション」のようだけれど、
登場人物がまさにそのねじれまくった中で格闘するのは初めて見る映像なので、
もう一段階、映像革命が起こったような興奮を覚えます。
魔術の師匠エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)を訪れたドクター・ストレンジが、
異次元に吹き飛ばされるシーンがありますが、今まで体験したことのない映像体験でした。
あのシーンを見るためだけでもIMAXで見るべき!
1/27(金)公開『ドクター・ストレンジ』IMAX®特別映像
そして、単純にベネディクト・カンバーバッチ(ちゃんとアメリカ訛り)がかっこいい。
IMAXだと肌ツヤまで綺麗に見えるし。
髭を剃る場面の胸板さらしてるところは、とてもいいお胸で…実に目の保養になりました!
傲慢でもどこかチャーミング、っていうのがベネさんの素養ですよね。
それにシャーロックに比べたらずっと人間性がまともだし(笑)、
それほどムカつく奴には見えませんでした(笑)。
ここからは内容に触れる【ネタバレ】エリア。
ドクター・ストレンジがウォンの名前を聞いて、アデルやビヨンセ見たいな?と冗談で聞いたりするところや、
その後にウォンが"Single Ladies(Put a Ring on It)"を聴いてるところとか、
(予告でも出ていた)紙で渡された文字が、マントラかと思ったらWifiのパスワードだったとか、
カーマ・タージの入口で座り込みするドクターが、扉が開いて背中から転倒し「助かった〜!」というところとか、
頭から銃弾を摘出して家族に感謝されるドクター・ストレンジがハグを求められて
正面からでなく軽い感じで受け止めてる(=嫌がっている) ところとか、
BFIで見た時は笑いがかなり起こってました。
日本で見た時は皆クスリともしてなかったな…
ドクターとカエシリウスとの会話、
「ミスター…」「ドクターだ」「ミスター・ドクター?」といったベタなジョークのやり取りなんかもあって、
思った以上にコミカルな場面が多かったですね。
ニューヨーク支部でのカエシリウスとの戦いはヒーローなのにまだ未熟さが残っているところが、
マントの活躍と相まって、マスターになった後とのギャップになっていて好きでした。
マントちゃんはこの映画の一番のアイドルですよねー。
見終わった後に振り返って抱く感想が「マントが可愛い」っていう…(笑)
Doctor Strange Movie CLIP - Sanctum Battle (2016) - Benedict Cumberbatch Movie
ドルマムゥとの戦い=時間ループの作戦は、
人を殺めずに地球からドルマムゥを引き上げさせたいというドクターの思いがわかるやり方でしたね。
カイシリウスの部下が死んでるところを見ても悲しそうにしてたし。
高慢ではあるけれど、純粋に医者としての心を忘れていない人なんだなと思わされます。
Dormammu I've come to bargain - Doctor Strange
※ちなみにドルマムゥの声もベネさんが担当しているらしい。これは公開後に明かされました。
そして、ドクター・フーのファンとして、時間ループの件は近年の傑作エピソードとして取り上げられることの多い
シリーズ9の"Heaven Sent"を思い出しました。
あの何度も倒れながらも立ち向かっていくようなシークエンスが好きな方は是非見てもらいたい…
武器を使わず地球を守ろうとするという点や、「ドクター」も共通するし。
Doctor Strange Blu-ray Trailer [HD] Benedict Cumberbatch, Tilda Swinton, Mads Mikkelsen
マーベル作品恒例の、スタッフロール後の後日談映像も2か所ありましたね。
ドクター・ストレンジとアベンジャーズ連中の共演が楽しみ。
(実は正直MCUはあまり楽しめないたちなのですがね…)
最後に不審な動きを始めたモルド(チュイテル・イジョフォー)は原作では悪役らしいので、
この後の展開も気になります。
↓これは日本でIMAX 3D鑑賞した時の劇場ポスターと配布されていたポスター。
見終わってBFIから出ると、子供達が早速ドクター・ストレンジの真似をして、
楽しそうに手でぐるぐるやっているのを見ました。
ベネさんが子供から真似されるようなヒーローになっていくことに、
シャーロック以来のファンとしても感無量です。
↓これは日本公開前、TOHOシネマズのコンセッション上の巨大垂れ幕。
最後にジミー・キンメル・ショーのスケッチに出演したストレンジ先生をどうぞ。
孤高の魔術師ストレンジ先生でも、子供の扱いは難しいようで…
Jimmy Kimmel Hires Dr Strange
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます