ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

パース行:町ごと州指定遺産のギルフォード

2021年10月29日 | オーストラリア:パース

2019年8月のパースも5日目
時間も限られているので刑務
所見学ではなく、街歩きへ


1829年にスワンリバー植民地
の要所として建設されたギル
フォードは1984年に町全体が
歴史文化保存団体ナショナル
トラスト西オーストラリアの
保存指定を受け、1989年に州
指定遺産に登録されました。


私のような古い建物好きには
もってこいの場所でした

1865年に完成した地域集会場
後に技術訓練校となり、無学
の人たちが工芸や建築技術を
習得する学校となりました。


刑期を終えた流刑囚の社会復
帰支援も兼ねたのでしょう。

入口部分が増築された現在


郵便は植民地化当初は物資と
ともに民間の水上交通でまか
なわれていましたが、1835年
に郵便局が開設され、1870年
木造の建物が建設された後



1897年に町のランドマークと
なるレンガ造りの郵便局が新
設され、1901年に時計と鐘
が追加され時を告げました。

(※1897年の郵便局)


現在の郵便局

時計台部分が造り変えられ胸
壁ができ、鐘はそのままなが
らもう鳴らされていません。


保存状態はあまりよくありま
せんが、今でも郵便局です。



壁にはエリザベス2世の治世
を示す銘板。保守の地です。

それが古い街並みに似合う


1918年完成のカウンシルチェ
ンバー(町議会堂)と1938年完
成のタウンホール(市議会堂)



後者は典型的なアールデコ

現在もほぼ原形のままです。


当時のコートオブアームズ

こんなに内陸の錨マークが河
港の象徴ですが、この頃から
"陸の孤島”と呼ばれたそう。


1853年完成の流刑囚労働者の
兵站部。100km先の道路建設
などもここから担いました。



1933年以降はギャリックシア
タークラブという演劇場に。



増築に増築を重ねてゴールド
ラッシュの最中に完成した、
円屋根のギルフォードホテル



現在も変わらぬ外観ですが



なんと2008年に火災に見舞わ
れ、修復後2016年に営業再開

その3年後だったため非常に
美しく保たれていました








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