ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

2月2日、181回目の「火曜日行動」です。

2016-02-02 20:22:26 | 火曜日
2月2日、181回目の「火曜日行動」です。






2月2日、181回目の「火曜行動」始まりました。





今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」会員であり、「火曜バンド」の基本メンバーでもある木村さんです。よろしくお願いいたします。




―長崎さんのアピールー

 長崎さんから、まずは、先日おこなわれた城北朝鮮学校の芸術発表会について紹介されました。
 それから、辺野古で座り込みをしながら『在日バイタルチャック』の一人芝居をしているキムキガンさんのこと、そこに存在しているのにいないものとして扱われるという理不尽さに対して従わないこと。

 そして長崎さんのおじさんが聖公会の牧師をしていたために戦時中憲兵の拷問にあって難聴になってしまったこと。それが長崎さんの活動の原点であるということなどをアピールしました。」(レポート木村)














あと一カ月で卒業の日を迎える申さんが連続4回目来てくれました。






「火曜バンド」は、木村さんが今日はレポーターなので3人で始めました。森本さんの娘さんも参加してくれました。










毎週ここに来れば必ず会える仲間たちです。民族も、所属団体もすべて違うけれど、朝鮮学校の子どもたちの笑顔を奪わないでという一つの想いで皆さん、ここに立っておられます。




卒業日を前にソ君が来てくれました。この間はオモニと一緒に来てくれました。大村さんとソ君とは初級部の時からの繋がりです。大きくなったと目を細めていらっしゃいました。











「関西ネットワーク」の方が来てくださいました。








梁オモニム、今日お聞きしたら8月には満83歳になられるそうです。本当に品がありお美しい方です。心の奥底から湧き出る美しさだと思います。艱難辛苦を乗り越えてこられました。私たちみんなのオモニムです。








ー城北朝鮮初級学校の芸術発表会の様子について大村さんご夫妻から報告がありましたー





ー大村さんのアピールー


「幼稚班から6年生まで、合奏・劇・パフォーマンスなど目を見張るようなできばえでした。しかし、仮にスポーツや芸術が優れていなくても教育権は保証されなければなりません。

6年生が一人ずつ自分の言葉で学校や両親への感謝の言葉を述べていました。

通学の安全を心配する言葉もありました。子どもに危害を加える人のことを心配しながら通学しなければならないなんて。子ども達にこんな心配をさせる日本人社会とは…。」(レポート木村)






生野初の保護者の方です。




パクサユさんが久しぶりに顔を見せてくれました。



パンさん来てくれてコマッスムニダ、「多田揺子 反権利・人権賞」受賞、改めておめでとうございます。25年の苦難の道を乗り越えてこられました。






ー大村和子さんのアピールー

「80人の子どもたちの発表は本当にすばらしく、1年間習った朝鮮語で1年生が漫才をしていました。子どもたちは学校が本当に楽しい様子で、その生き生きした表情から、こどもたちの大切な学校を守っていかなければならないと思いました。ぜひ、これからおこなわれる芸術発表会にも足を運んでほしいものです。」レポート木村)





―北大阪初中の玄先生のアピールー

「私たちは、決して権利だけを主張するような教育をしているのではありません」と述べ、先日、朝鮮学校で税務署の職員を講師に招いて税金の問題に関する特別授業をおこなった報告がありました。

説明が終わった後、生徒と講師との間で次のようなやりとりがありました。

5年生の生徒「なぜ日本の学校には補助金が出て、朝鮮学校には補助金が出ないんですか?また朝鮮高校に行っているお兄さんの話では朝鮮高校だけが無償化されていないと聞きましたが、それはなぜですか?」

税務署職員(少し絶句して)「…それはいろんな事情があって。」

生徒「どんな事情なんですか?」

税務署職員(また絶句して)「…やはり外国人学校ということがあって…」

生徒「他の外国人学校、アメリカンスクールとかはもらってるけど?」

税務署職員(完全に絶句した後)「もっと勉強してきます。」

授業が終わった後、朝鮮学校の状況を説明すると、

税務署職員「いやあ、知りませんでした。一般的に外国人の学校なので出ていないと思っていました。これまで特別に出ていたのが打ち切られただけと…。」

「だれでも、実際の現場に来てもらってちゃんと説明すれば、たいていの人にはこうしてわかってもらえるのです。」(レポート木村)







ー森本さんから城北の芸術発表会に初めて訪れた感想が語られました。ー


「昔、自分が小学生だった頃の学芸会とは全然違った豊かさをもっていると感じました。地元で訪朝報告会をした時、こどもたちの演技がすばらしいという報告をすると、『特別な英才教育をされている子どもなのでは』という反応をされますが、そうではありません。

 朝鮮学校では誰もができるのです。人間の可能性というものをまざまざと見せつけられるような気がしました。自分自身の小学校時代の貧しい自分が、今、豊かになっていく、そんな気がしました。

そんな力を与えられるのは、この朝鮮学校の子どもたちの表現活動以外にないのではという気にさせられました。」

    「在日の 芸術発表 春を呼ぶ」ちゅうき(レポート木村)


森本さんのアピールのあとニョニョが出来立てほやほやの詩「笑顔」を朗読させていただきました。

「先日の裁判所での感想を詩に書きました。」




[笑顔]

           ニョニョ


大阪地方裁判所 「202号室」
同胞たちとウリハッキョ支援者たちで
ぎっしり埋まった大法廷

裁判官 書記官
原告席 被告席の弁護士さんたちも
全身が目になり耳になり
息をころし一点を見つめる

子どもたちの姿を見て下さいと
要請し続けた月日を決して忘れまい
遂に大法廷で上映する日が来た
ウリハッキョの生徒たちの平凡な日常

「運転手の先生、アンニョンハセヨ~」
画面に映るひまわりのような笑顔
いつもと変わりない楽しい通学路
遠くてもへっちゃら ここはウリハッキョ

きらきら輝く瞳で 先生の話に耳を傾け
はい!はい!と 競うように答える姿
歌うようにウリマル,ウリ文字を学ぶ喜び
いつも春のような ここがウリハッキョ

全国大会晴れの舞台で追いかけるボール
ラグビーもサッカーも 今や出場常連校
日校生たちと肩をたたきあう凛々しい姿
ノーサイドは始まりだと笑顔で胸を張る

この国の裁判の歴史が長いといえど
何時こんな映像を流したことが在ったろう
凍てついた心を溶かしてくれた明るい笑顔
民族の誇りと自負心に満ち溢れた笑顔

たった13分58秒の映像
だが、国語講習所から始まった
愛と戦いの民族教育70年史が
笑顔に凝縮された 13分58秒!

2度と奪われまい 子どもたちの笑顔を
誰にも奪えない 未来たちの笑顔を!

    ―2016年1月21日
    17回目の補助金裁判を傍聴して―



활짝 웃어라

녀녀

오사까지방법원 <202호실>
동포들과 우리 학교 지원자들로
빈 자리 하나없이 메워진 대법정

재판관 서기관
원고석 피고석의 변호사들도
온몸이 눈이 되고 귀가 되여
숨죽이며 한곬을 바라본다

아이들의 참모습 보아달라고
간청 거듭한 날 그 얼마이더냐
드디여 대법정에서 상영하게 된
우리 학교 학생들의 평범한 일상

《뻐스선생님 안녕하세요!》
화면에 비치는 해바라기같은 웃음
여느때와 다름없는 즐거운 통학길
멀어도 괜찮아요 여기는 우리 학교

반짝반짝 눈동자로 수업받는 아이들
앞다투어 손들며 대답하는 모습들
노래부르듯 우리 말 우리 글 익히네
언제나 봄날같은 여기가 우리 학교

<전국대회> 활무대에서 쫓는 하나의 공
투구며 축구도 강팀학교로 이름 떨치네
일교생들과 어깨겯은 름름한 모습들
노 싸이드는 시작이라 가슴편 청춘들

이 나라의 재판력사가 길다 한들
그 언제 이런 영상 흘려보았느냐
얼어붙은 마음을 녹여준 밝은 미소
민족의 긍지와 자랑에 넘친 웃음들

단지 13분 58초의 영상
허나 국어강습소로부터 시작한
사랑과 투쟁의 민족교육70년사가
아이들의 웃음에 함축된 13분58초!

다시는 빼앗기지 않으리 웃음꽃을
더 활짝 웃어라 자랑차게 웃어라!

2016년1월21일
- 제17차 오사까 [보조금]재판을 방청하며-





「補助金」裁判の日の報告会にて




最後は、いつものように『この坂を登れば』をみんなで歌いました。



★次回の補助金裁判の日程について変更があります。

4月12日(月)13:30~ 原告側の証人尋問

4月19日(火)13:30~ 被告側を含む証人尋問


『60万回のトライ』のパクサユ監督が来られていました。

 最近『『60万回のトライ』の上映がこちらから言わなくても日本各地で引っ張りだこで、先日は福島の高校で520人の高校生を集めて上映し、横浜の映画祭でも上映する予定だそうです。(レポート木村)





初めて来られた孫さん、実は30年ぶりに再会いたしました。私の教え子です。私が顧問を務めていた放送口演部の生徒でした。私のフェイスブックで「火曜行動」を知り、今日単車で駆けつけてくれたのでした。

そればかりではありません。今日孫さんは長崎さんとも初めてお話されたのですが、妹さんが聖和保育園に通っていたとき大変お世話になったばかりか、妹の結婚式の日には長崎さんが手作りのケーキをプレゼントして下さったそうです。

本当に地球は狭いですね。嬉しさと共に驚きを禁じ得ませんでした。来週もがんばりますね 
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