ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

詩 「ゴールキーパー」2月28日、教え子の結婚式の日に

2016-03-16 23:31:29 | 詩・コラム
東京から帰りインフルエンザにかかってしまった私は、先月末に東京で参席した教え子の結婚式のことを書きたかったのに、寝込んでしまいました。

やっと書きました。まだ草稿ですが、徐々に推敲していきますね。とりあえず日本語に訳しました。

  「ゴールキーパー」
               ニョニョ

初めて会った12歳の君は
昼も夜もサッカーボールを追っかけていた
軟弱で体も小さいゴールキーパーだった


高校時代初めてたずねた祖国で
自分の未来を夢見た君は
辛うじて朝大進学の道を選んだ


家族と離れてはや12年
三十歳になったのっぽの君は
美しくも愛らしい新婦の手を引き
同胞たちが準備してくれた花道を歩く


同胞たちが贈ってくれる拍手は
黙々と働いてきた君に対する評価
良いこと嫌なこと分け隔てなく働いた
君に対する最大の賞賛


同胞たちの企業活動を助け
ちびっ子たちのサッカーにも付き合い
休日も返上して働いてきた君は
本当にみんなが誇る働き手になったね


ありがとう教え子よ 
昔も今も変わりない暖かさ
自分の痛みは笑顔に隠し
ただただ同胞と共に生きてきた教え子よ


君こそは 最後の砦 ゴールキーパー
体を張って勝利へと導く同胞社会の勇士
二人 手と手を携え 前へと進めよ
みんなが愛するゴールキーパーよ



-2月28日、教え子の結婚式の日にー

コメント (2)
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