今日は朝から夫と共に末息子のお墓参りに行ってまいりました。もう20回忌になります。この紅葉の木は末息子が亡くなった後、精神状態がおかしくなって、供養のため御寺参りをしていた時に、通称ツツジ寺でいただいたものです。
正確に言えばツツジ寺の広い庭園を歩いていたら大きな紅葉の木があったのですが、その木の前に15センチほどの針金の様な細い「赤ちゃん紅葉」が勝手に育っていたのです。余りにも不思議で手で触ってみるとスッと根っこから取れたので驚きましたが、これも何かの縁だと思ってハンカチに包んで黙って家に持って帰ってきました。
それから20年間一度も枯れる事なくグングン大きくなりました。息子の生まれ変わりだと勝手に思っています。今年も新芽がいっぱいつきました。もみじの葉っぱには赤い小さな花もたくさんついてますよ。
このアーモンドの花は15回忌の日に、末息子への31章の鎮魂歌を書き上げ大阪城公園に行った時、植木市で見かけ記念にと購入したものです。前の家では大きくなり、花びらも一杯付いて鮮やかでしたが、こちらに来てからは年々花びらが小さく、花房もとても少なくなってきています。花が終わったら今年は植え替えをしょうと思っています。
お花と果物と三色野菜を少しだけ作って持って行きました。缶コーヒーが好きだったので毎年欠かさず持って行きますが、もう大人になったのでお酒もついで飲ませてあげました。
お墓の周りには桜もぼつぼつ咲き始めていました。
退職した事、そっと伝えました。そして4月から始まる新しい生活を見守ってねとお願いしました。お墓に来ればいつも心が穏やかになれます。