ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月17日、471回目の「火曜日行動」です。

2022-05-17 17:10:00 | 火曜日
とても良いお天気です。











30分早く到着してしまいましたが、すぐに皆さん来られました。




古賀さんの宣伝カーが到着しました。









今日のレポーターはハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります。









早くから来られていた南さんです。自作のゼッケンをつけておられます。








長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

こんにちわ 私達は毎週火曜日、朝鮮学校に通う子ども達の夢と希望を大人が奪わないでほしいと訴えています。大阪府が長年出してきた補助金を打ち切ってもう10年を超えてしまいました。

一日も早く子ども達がありのまま認められて、安心して未来に向かって生きていってほしい、いろんな違いを認め合って生きていける、そんな社会であってほしい。そんな思いで、毎週火曜日にここに立っていろいろな方にお話をしてもらっています。そして毎週、音楽で皆さんを楽しませ、ともに闘ってくれているのが火曜バンドのみなさんです。

日本はかって朝鮮半島を植民地支配した、その結果、多くの朝鮮の方々が日本で暮らすようになった。民族の言葉や文化を奪ったことの反省の上で戦後がスタートしたにも拘らず、75年が過ぎようとしている今も、このように子ども達が自分の国の言葉や文化を学び、ありのままの自分に誇りを持って生きていくという権利が奪われています。

私達の行動が10年を迎えるなかで、多くの人たちが火曜行動に参加してきました。

私は朝鮮人が多く住む生野区で保育士として、民族保育に取り組むなかで朝鮮学校を支える活動を始めました。ここに参加するみんな、朝鮮学校と出会い色々な学びを得ています。

日本がキチンと清算しないまま来ていることを自分の課題としてとらえ、一緒に生きていくことは楽しいと思っています。それは人間らしく生きていくためにかけがえのないことだと思っています。そんな思いで、いろんな人が自分の言葉でアピールされます。お願いします。







10年間変わることなくマイクとスピーカーを運んで下さっている長崎敏和さん❣️









火曜日バンドは不滅です。












ハルモニ会の陶山さんがアピールのトップバッターです。

陶山さん

こんにちわ  毎週毎週、私達はここで訴えています。一日も早く、朝鮮学校へ高校無償化を適用してもらうように、補助金を復活してもらうように、この10年本当に同じことを訴え続けています。私達の切実な声は届いているはずなんですよね。

どうして行政は動かないんでしょう。みなさん1人1人が自分の問題として考えていないからなんですよ。

先日、4月30日に京都宇治市のウトロで平和祈念館がオープンしました。私もウトロという名前は知っていたけれど、詳しいことは知りませんでした。

3年前に「ウトロ」という劇があり、初めてウトロを尋ねました。この劇の前にフィールドワークをしてくださって、歴史を聞かせてもらったのです。

3年前、劣悪な生活環境のなか、やっと新しい住宅が出来て、移り住んで新しい生活が始まったという報告を聞きました。ところが、そこに住んでいる生き証人のような方、一世のハルモニが、落ち着かない、やっぱり住み慣れた古いけどやっぱりいままで住んでいた場所の方が落ち着くと言って、さっさと帰って行かれた、という話を聞きました。

確かに生活環境は悪かったかもしれないけれど、ひどい日本の行政のなかで、ウトロの住人としてみんなで支え合い、助け合ってこられたその歴史のなかで支えられていきてこられたんだなと感じました。そのハルモニも去年の秋に亡くなられました。

今年、5月1日に再びウトロを尋ねました。とても素敵な記念館ができていて、そのハルモニが2階でパネルになって迎えてくれていました。

「ウトロ」の劇は、ウトロで生まれ育った世界的なパフォーマーチャンヘンさんをモデルにした劇です。劇の中で、在日朝鮮人に対する差別の問題、世界一のパフォーマーをめざすためにアメリカに行きたいと家族に話すと、パスポートを得るためには国籍を変える必要があるという問題にぶつかる、そんなことを劇のなかで示していました。本当に知らなかったなと思うことばかりです。

3年前に見た「ウトロ」劇と、今年に見た「ウトロ」劇とは少し違ってアレンジされていました。マダン劇というのは観客も参加したりするんです。今年、参加されたチェジュドの民衆歌手チェサンドンさんが、数年前に来日した時の思いを歌にして歌ってくれました。「ここはわれわれが生きて守る場所」という歌詞が心に残っています。

ウトロの放火事件の裁判では日本の姿勢が問われると思います。問われるべきだと思います。






















東谷さんがマイクを持たれました。

東谷さん

吉村知事、働いておられる職員の方、ここを通られている方々に訴えます。

朝鮮学校への高校無償化からの差別を日本政府が行っています。大阪府はそういうことを知って改めてくれるよう要求します。

カジノで多くの多くのお金を使う、そんなことをしながら、子ども達の教育のために使うお金を出さない、おかしいと思いませんか!

一日も早く差別を止め、朝鮮学校への補助金を出すよう要求します。私はお隣の国と仲良くしていきたい、そして協力していきたいと思っています。そのために一つ一つのことを大切に行っていくことが必要です。子ども達のことを大切に考えてください。

教育は大切なことです。そのことを十分理解し、朝鮮学校への高校無償化を一日も早くしてください。要求します。毎回、訴えているのですがなかなか実現しません。一日も早くしてください。











原戸さんもマイクを持たれました。

原戸さん

火曜バンドに参加しています。

政治的な理由で子ども達を差別するのはダメだと国連からも勧告が出されています。こういう現状を職員の方々はどう受け止めておられるのかなと思います。

行政という立場で考えると、国連の勧告が出されているのに無視している、そんな状況です。どういう感性でされているんでしよう、すごく疑問に感じて仕方がないです。大阪というところはどうしてもトップダウンで意見を言うことさえ出来ないのかもしれませんが。

少なくとも行政というのは、住民のためのことをするはずなんです。お金儲けをするところではありません。個人の良心ということに、これからも期待したいと思っています。

毎週毎週、訴えている声が耳に入っていると思うので無視は出来るものではないと思います。訴えられていることを、話題として広めてほしいと思います。お願いします。



















イケメン三人衆健在です。






















村上さんがマイクを持たれました。

村上さん

狭山事件を知ってほしい茨木の村上です。

今まで仕事があって参加できなかったのですが、仕事がなくなったので参加したいと思って参加させてもらいました。

私には在日の友人がいます。友人には小さいお子さんがいて、来年に小学校に上がることになっています。友人は親としては、朝鮮学校に行かせたいと希望しているのですが、朝鮮学校の値段、毎月5~6万円、それ以上必要なんですよ。毎月のお金を働いて払えるかどうか、朝鮮学校へ行かせるかどうか、躊躇しているところです。

子どもには教育を受ける権利があるのですが、それを保障するのが行政の仕事ではないでしょうか。お金がないから学べない、この状況をなくすことが行政の仕事ではないですか。私は朝鮮学校のすべての学ぶ権利を保障するよう、無償化を求めます。皆さん共に頑張りましょう。












南大阪地域のオモニたちがマイクを持たれました。

オモニ

いつもありがとうございます。今日は南大阪初級学校の保護者が来ています。

今年4月、長男が1年生に入学しました。お金の問題、高校無償化が適用されないなどの問題で、朝鮮学校以外の選択をせざるを得ない人達がいるときいています。

高校無償化という制度はもともと、高校生が経済的な理由で自分の将来を制限されないようにという崇高な理念があったと思うんです。

朝鮮学校を排除したことで、同じルーツをもつ子ども達と同じルーツをもった先生に囲まれて学ぶという権利を失わされている、学ぶ権利にとって矛盾をはらんだ制度になってしまっています。国が決めた制度ですけど、矛盾をはらんだ制度を府は見て見ぬふりをせず、自治体で出来ることを検討してもらいたいと思います。


シュプレヒコール

子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

行政が差別するな!

朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!

朝鮮学校に補助金を復活せよ!

朝鮮学校の子ども達を差別するな!

みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!












シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が響き渡ります。













































最後の歌は歌舞団の秦さんの音頭で「勝利のその日まで」❣️




























駐輪場での申し送りです。


























来週も頑張ります❣️



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