ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月24日、585回目の「火曜日行動」です。

2024-09-24 15:33:59 | 火曜日


本当に秋ですか?



585回目の「火曜日行動」です。



今日のレポーターはハルモニ会の横道さんと井上さんです。



写真撮影は中山さんです、今日も心ひとつに発信して参りますね。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁にお勤めのみなさん、ご通行中のみなさん、こんにちは。
朝夕は涼しい風が吹くようになりました。今日も585回目の火曜日行動をスタートします。

大阪府は全国にさきがけて朝鮮学校への補助金を支給してきました。朝鮮学校児童・生徒一人当たり年間6万9800円です。日本の公立学校には通常一人当たり約100万円、私立なら約33万円ですからこの7万円は決して多い金額ではありません。国が朝鮮学校を認めず補助しない中で、地方自治体は、住民として一緒に暮らす朝鮮の人たちに対して朝鮮学校への補助金を出してきました。

しかし、橋下さんが知事となり、松井さんが市長となり、朝鮮学校への補助金が打ち切られ、私たちは闘いの声をあげ、裁判をし、大阪では高校無償化の一審では全面的に勝訴しました。全ての子どもたちが均等に持つ学ぶ権利を朝鮮学校の子どもたちだからと言って外すのは法律が作られた主旨に反する、国は教育に不当な介入をしてはならない、これが私たちが勝ち取った無償化裁判の勝訴でした。しかし、最高裁で敗訴するという結果となりました。

朝のNHKのテレビドラマ「虎に翼」の中で、司法は一体何のためにあるのか、司法は独立して憲法に基づいて正義を行う、ということが繰り返し出て来ます。一審で私たちが勝ち取った、すべての人々が平等に扱われる権利がある、基本的人権が守られる、そのためにこそ憲法があり、それに従って法律がある、と火曜日行動を続ける中であらためて思います。

今日も色々な方が参加されています。マイクを渡していきます。
南京大虐殺の問題、パレスチナ・ガザの虐殺の問題にも声をあげておられる岡田さんからお願いします。



岡田さんがマイクを持たれました。

☆岡田さん

生野から来ました、岡田です。

無償化排除の問題は朝鮮の方々の問題、朝鮮学校の問題と思われているが、本当は日本人の問題です。日本人が差別している中で生まれている問題です。私たち日本人が自ら解決しないといけない。大阪府庁のみなさん、このことを頭に入れておいてください。

差別がなぜ生まれて来たか。日清日露の時代から日本の植民地支配がずっと続いて、第二次世界大戦を経て、戦争犯罪については東京裁判などで裁かれたが、植民地主義については一切裁かれていない。世界も同じで、アメリカやヨーロッパの植民地主義も裁かれていない。

それでロシアのウクライナ侵攻があったりイスラエルのパレスチナ侵攻が起きている。植民地主義を打破しないといけない。それが続いているから朝鮮学校の問題がある。ぜひ克服していきましょう。



南大阪地域の金さんもマイクを持たれました。

☆南大阪 金さん

今日は、南大阪朝鮮初級学校の運動会と15周年記念の決起集会の告知をします。

29日(日)10時から、南大阪朝鮮初級学校、住之江区北加賀屋にある朝鮮学校です。生徒数、園児数は少ないですが、今日の午前中も小運動会で子どもたちの声を聞いてとても元気をもらいました。最後の総括で、校長先生が「日曜日、沢山の保護者の方、おじいさん、おばあさん、地域の同胞のみなさん、日本の方々が来るので、元気よく全ての競技に参加しましょう」と言っていました。

12時に運動会は終わって、12時半から、来年15周年を迎える南大阪朝鮮初級学校の行事実行委員会の決起集会が行われます。日本の方も含めて沢山の同胞の方に来ていただけたらと思います。

子どもたちの姿を見るといつも元気をもらえます。歩いていて日本の小学校の運動会を見る機会もありますが、その時もやはり元気をもらいます。子どもたちには未来があるし、何の差別も無くみんな一緒になって集団競技をやったり物を作ったりする姿がそれを映し出しているからだと思います。

ここに立つ度に府庁におられる方々に言っていますが、朝鮮学校のイベントにぜひ参加してください。朝鮮学校に対する偏見や差別の要因がわかるはずです。わかったことを行動に移して朝鮮学校を始めとする全ての差別をなくすために働いていただきたいと思います。
朝鮮学校を応援するみなさんの姿も見ていただいて一緒になって行動していただいたら有難いです。よろしくお願いします。




モンダンヨンピルの李さんが、マイクを持たれました。

☆若者(李さん)

わたしは朝鮮学校出身です。わたしは朝鮮学校のために自分のできることを力いっぱいしています。活動する中で悲しいと思うことが一つあります。それは日本社会の差別の中で同胞たちの元気がなくなっている。そして在日朝鮮人ということを隠す子ども達が増えていることです。

わたしの二人の甥っ子も日本名を使い朝鮮学校を選んでいません。今の日本社会の差別が原因だと思います。
現在の日本の社会構造は植民地時代と全く変わっていないと思います。多文化共生やグローバル社会が言われ、はびこっていますが、そこに在日朝鮮人を含めたことがありますか?むしろ在日朝鮮人のことを消そうと思って、多文化共生という言葉を利用していると思います。

しかしわたし達は負けることなく日本社会の中で活動していきます。 みなさんの応援があるから私達若者もがんばれます。これからもよろしくお願いします。




火曜日バンドは不滅です❗



南大阪地域の三浦さんがマイクを持たれました。

☆三浦さん(釜ヶ崎日雇い労働組合)

はじめまして。
この火曜日行動のFB(フェイスブック)を見る度に行かなきゃと思いながら、なかなか来れませんでした。「よし、今日は行こう!」と、やっと参加できました。

高校無償化の問題は1985年頃、「少年法」が国会で議論され、東京弁護士会が「子どもの人権」という言葉をはじめて出しました。その後色々あって、野田政権が終わったら、ただちに大阪の橋下知事は朝鮮学校の教育内容、教師、教室の写真が共和国に寄っていと、補助金停止をし、安倍政権は無償化を外しました。こどもの人権問題である無償化や補助金と何の関係があるのですか?

在特会は拉致問題で騒ぎだします。いつの間にか政治に利用されていきます。そして在特会は「無償化除外はわれわれの勝利」と言っています。「日本の教育から追い出した」と拡散いていきます。 考えてみてください。排除していくということは、共生社会と全く相入れないことです。 共に歩むのだ、というのが共生の原点だったのが、橋下さんは政治的になり安倍元首相の流れに沿って、反朝鮮、反中国の旗を振ってきました。

ニュンベルグ裁判の中で言っています。 戦争を始めるのは簡単なんだと。“敵がいる 敵がいる” と言えばいい。 敵に対して融和的な人間には“非国民”だと言えばいいんだと。   わたしが沖縄で言っていることも同じです。かってのヤマトンチュウの差別もよく心得ています。しかし、今、アジアとの共生する沖縄、安全な沖縄、二度と東アジアを戦場にさせない。その思いで沖縄に行っています。

今日、間違って大阪府庁の中に入ってしましました(笑)
これからも参加したいとおもいます。 がんばりましょう!!




火曜日バンドは不滅です❗



女性同盟の申さんがマイクを持たれました。

☆ オモニ

みなさん こんにちは。 わたしはここに立つ度にみなさんから力をもらっています。

裁判には敗訴しましたが、わたしたちは力を合わせて行動すべきと思っています。

先に李さんが言いました、在日同胞が元気がない、通名を名乗る子どもが多い。それはわたしたちがいちばん大切にしている、いちばん武器にしている「民族の尊厳」が踏みにじられているからだと思います。わたし達は裁判に負けたから、民族教育の権利を放棄する、そういうつもりは一切ありません。わたし達は子ども達の明る未来のために、一層力をつけていきます。

「子ども基本法」にうたう、すべての子ども達を真ん中に・・・・朝鮮学校のこども達も真ん中に、権利を勝ちとりたいと思います。
オモニたちが差別されることに慣れてしまう、これを克服して、立ち向かうために新たに学びの場をつくります。
10月に大阪朝鮮初級学校で人権問題のセミナーもします。
わたし達が先ずは学び、一緒に行動して、運動を広げていきたい。そのように思っています。


☆ オモニと共に歌とシュプレヒコール

歌  「声よ集まれ歌となれ」

シュプレヒコール
*朝鮮学校の子ども達の学ぶ権利を保障せよ!
*行政が差別するな!
*朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!
*朝鮮学校に補助金を復活せよ!
*朝鮮学校の子ども達を差別するな!
*みんなの力で豊かな共生社会をつくろう!

合唱 「声よ集まれ 歌となれ」!




参加者の皆さん❗

 


最後は大村さんのアピールと合唱です。

☆大村さん

みなさんこんにちは。
この前もお話しましたが、在日のオモニが泉南市の市議会議員に、X(ツイッター)で酷いヘイト被害を受けたことで、オモニは5月に訴訟をおこされました。

先日報告会に行ってきました。
オモニはこの火曜日行動にも来られ、アピールもされたことがあります。朝高のオモニ会役員もされていました。そういうことを議員は問題にしてXに書いている。現在オモニが役員をしている会社もXのヘイトにさらされています。

彼女は裁判はしんどいけれども、これからも、家族のため、会社のため、在日コリアン全体のために闘う、と仰っていました。
彼女の朝鮮学校や火曜日行動との関係が非難中傷の原因であることを、わたし達は許せません。彼女にかけられたXによるヘイトスピーチは、わたし達全体にかけられたヘイトスピーチだと思います。
これからもオモニの応援をしていく、そのためにもこの活動をがんばっていきましょう!

合唱 「勝利のその日まで」!




駐輪場での申し送りです。



今週の土曜日、9月28日にウリハッキョ応援のチャリテイコンサートが阿倍野区民センターで開かれます、未だ当日券が残っているそうですよ。5時半開場、6時開演です。是非お出かけくださいね。

 


来週におめにかかります。

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