おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

初めての大東町

2015年10月14日 | ビジネス・夢

岩手県は広いです。
この年齢になってもまだ足を運んだことのない町村が沢山あります。
この大東町も。



正確に言えば町村合併で一関市になっておりますが、私の意識の中では東磐井郡大東町なのです。
平成の大合併で全国の市町村は半分近くも減ることになったわけですが、行政の財政的にはよかったのかもしれませんが、古き良きものを継承し続ける地域の文化が合併によって名前がわかりずらくなってしまうのは寂しいものです。

この地に生まれ育った詩人村上昭夫は40年以上も前にこんな詩を残してます。

「精霊船」
   その川はなんという名の川なのだろう
   流れているのは故郷の川なのに
   その川はもっと遠くに
   もっとはるかに
   精霊の船が燃えている  (以下略)

産業の発展によって、失われている原風景への寂しさを歌ったものだそうです。
日本の原風景が未だに残されている大東町。ここの風景は未来の人々に伝えようとしているものがあるように感じます。
古き良き日本の文化や生活や食について、この地を原点にしながら考えていきたいと思います。

山吹城跡にそびえ立つ荘厳なイチョウの木は静かに静かに時代の移り変わりを見つめているかのようです。
私はこの町が好きになりました。 


ハックの出会いから4年~それは震災から4年

2015年03月07日 | ビジネス・夢

2011年4月
「田野畑村にあるハックの家では震災でパンの販売先が壊滅してしまい、施設利用者さんにお給料を払えないで困っているそうです。何とかなりませんかねえ?」

この一本の電話がその後ハックの家の皆さんと私たちがつながりを深めるきっかけになりました。
初めて盛岡地域夢起業塾の仲間たちと田野畑村を訪れたのは、2011年5月11日。

支援物資を車に詰めるだけつめて、向いました。
そしてハックの皆さんの笑顔、そして私たちへの気遣い、あたたかい心に触れてそれから私たちは魔法にかかったように田野畑に通い続けたのです。

障害者の福祉施設の無い田野畑にあらゆる障害をもった人や家族が安心して普通の暮らしができるよう必要な支援を行い障害のある人もない人もともに支え合う共生の街づくりを目指して、竹下恵美子さんは平成8年「ハックの家」を立ち上げられました。

現在ハックの家では裂き織りやパン、漬物を作り地域に販売しております。
仲間たちはいつもとてものびのびとして自ら進んでお仕事をします。それをあたたかく包み込むように後ろから支えているのが竹下理事長を初めとするスタッフなのです。気がつけば、復興支援に向かったはずの私たちの心はいつもすっかりハックの空間に癒され支援されて帰って来るのです。

「理事長なんて呼ばないで、おかあさんでいいから」と笑いながら私たちにどっさりお土産を持たせてくれる竹下理事長。そんなおかあさんのあったかさに触れたくて私たちは足しげくハックの家に通ってしまうのかもしれません。
そこには確立されたユニバーサル社会があるから、そしてこの思いを継承し続けるお嬢さんの竹下敦子施設長やまわりのスタッフがいつも存在するから、ずーっとずーっと通い続けたくなるに違いありません。
もやは「ハックの家」は固有名詞ではなく、私にとってはユニバーサル社会の、そして復興のシンボル名詞として心に刻み込まれているのです。

 

 

このハックの家をシンボルに、復興支援イベント「ハックるフェアin盛岡2015」を開催いたします。

日時:2015年4月10日(金)11日(土)10:00~16:00
会場:ゆめさとTown 盛岡市西青山2-2-1(にしけいさつ向)

詳細は下記リーフレットをご覧ください。 画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。

 
 

 


オネットの目指すもの

2015年02月22日 | ビジネス・夢

振り返れば、11年前、世間を知らないままに起業をした、一般主婦でございました。
だからこそ、怖いもの知らずの行動あるのみの日々。

最近そのころが無償に懐かしくて仕方ありません(笑)
原点に返ってみるのは時として必要なことですね。



そして、手探りの中、自分なりにいろんな事に挑戦してきたと思います。
支離滅裂に見えるあれやこれや。
でも、やっと、それらが一本のレールの上にしっかり乗っかってあるということに気がついて、とても嬉しい気持ちになっております。

「すべての人が当たり前に暮らせる優しい社会創り」 ・・・ユニバーサル社会の確立

これです。

私は自分の心が動かないと、どんなお仕事の依頼を受けても前に進むことができませんでした(今もですが)。
この基準はいったいなんなんだろうと、ずーっと考え続けて来ました。
私が心を動かすものとは。
相性とか、好き嫌いとか、そういう簡単なくくりではないことはわかっていたのですが、本質には到達できずにおりました。 

私が無償でもかかわりたいと思う事案は常にこの「めざせユニバーサル社会」があったことに気がついたのです!
今までいろんなところで提案させていただいてきたことは、見えるものではなく、生き方やあり方や考え方だったりしております。
それゆえ、見えないものをブランド化する事はなかなか理解や実践の難しい事だったのかもしれません。 
でも、確かにこの10年、私はそこを目指していたのだと実感しております。
そして、それを確信させてくださったのは、他でもない、私を支えて下さった多くのクライアント様なのです。

とても視界が明るく見えて来ました!


新しい可能性を見つける日

2015年02月13日 | ビジネス・夢

普段はNPO法人いわてキャリアコンサルタント研究会の事務局を兼務しているのですが、
この日は、講師として中学校にキャリア教育の出前授業をしました。

普段の自分の立ち位置は講師ではなく、「講師手配業」といつも言っているのですが、
いざ、講師をやってみると、これまた、楽しすぎて、はまりそうな自分が怖い(笑)
問いかけ、投げかけに反応する純粋な中学生の笑顔が嬉しすぎるし、一緒に未来を考えるってこれまたわくわく様の塊なものですから。
これを機会に少しでも自分の未来を描いていただけたら嬉しいと思います。

働く意義を考える授業なのですが、これは現役のオトナの方も時折考えてみる時間を作ってみるのもいいのかもしれません。

「あなたにとって働くってどういうこと?」

私にとって働くってどういうこと?自問自答してみました。
私にとって働くって、自分のまわりの人たちを元気にすること。(よくある回答例みたいですが(笑))
元気にするってどういうこと?
それは、みんなが自分の未来にわくわくすることなんだと思います。
わくわく、きらきらってしてる人はそれだけで、人が集まってくるような気がします。 
そこには、しっかりした、「目標」があるからだと思います。 

「目標」を達成するためには、何をしたらよいか、その過程づくりのお手伝いをするのが、私の選んだお仕事です。
そういう意味では中学生への授業もやりたいカテゴリーにはぴったりはまっているみたいです。
だから、やってて楽しかったのでしょうね。  

わくわくする時間からは、大きなエネルギーをもらうものですね。 


カウントダウンな12月

2014年12月10日 | ビジネス・夢

さあ、今年も残りわずかとなりまして、やることてんこ盛り!
除夜の鐘までに間に合うでしょうか? 
でも、何もないより、生きてる感じがしていい・・ かも。

今日は一番避けて通れるなら避けたい講師業の日でした。

勿論、お声をかけていただいたことは感謝でいっぱいだし、私自身のスキルアップのためには絶好の機会でもあります。
もしかしたら、やればやれるかもしれないって領域だけど(いや、完全にそれは思い違い!)
いつも感じるのですが、どうも、私の立ち位置ではないような気がします(笑)

私の周りにはカリスマ的講師陣がわんさか存在するので、いやおうなしに、自分の講師能力の低さを比較し、思い知らされてしまいます。
その素敵な講師陣が当日に向けてどれだけ、時間を費やし入念な準備をして望んでいるのかも知っているので、
付け焼刃的講師では受講される方に申し訳なくて仕方ありません。
それで、何とか徹夜でマニアルを煮詰めてみたりもしたのですが、どうもしっくりいかないので、
えい、あたってくだけろ、日頃のオネットワールドを展開するのみ、とあいなった次第です。

職業訓練生さんへの講話ということでしたが、会社の求める人材やブランディングのお話をして
マーケティングの4Pから新商品の企画立案までのグループワークを取り入れてみました。
このワークが盛り上がって楽しいのです。
なぜなら、架空商品ではなく、実際に当社で現在扱っている商品開発についてproduceしていただくのですから、超リアル!

日頃のお勉強とはかけ離れた世界へお連れするので、短い時間では具体的な企画書は勿論完成できません。

実はそれが目的ではないのです。

そこで学んでいただきたいのは、企業の商品はどれだけの人たちの手によって、どれだけの人たちがかかわって世の中に出ていくのか、ということ、
そして企業で働くということはどの部署に所属してもその重要な一部を自身が担うのだということ。
そこで働いている人たちはすべてつながっているのだということ。 
そうやって、会社は成り立っているのだということの確認をして欲しかったのです。 

働くってどういうことかを再確認していただきたかったのです。 

技術や、スキルも勿論大切だけど、私が一番重要だと感じるのは、「人間力」だからです。
人間力を磨くこと、それが就職をする上で重要なポイントになるのではないでしょうか。
だから、パーソナルブランディングを重要視するのです。 

そんなこんなであっという間にお約束の3時間授業は過ぎて行きました。
商品やサービスの付加価値をみんなで話し合って、出し合っている姿ってとてもワクワクする光景です! 
訓練生の皆様がこ今後新しい職場に就いた時、このわくわく感を忘れずに従事していただけたらと思います。 

楽しい半日をありがとうございます!


花の命は短いけれど

2014年11月09日 | ビジネス・夢

花の命は短くて苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり        芙美子 

何十年も地元で事業を営む会社や商店を訪問して、一番ワクワクするのは、創業者の奥さまのお話です。
すでに一線を退き後継者に事業の要を託し、暖かく見守る方々。
どんなに有名な会社でも、最初はゼロからの手探りスタート。
その頃のお話はずっしり重みがあります。
でも、ひとつひとつに感動があるのです。
きっと、おばあちゃまたちが、目を輝かせながら、楽しそうに当時の出来事をお話してくれるからなのでしょう。

いろいろ大変だった創業時も振り返れば懐かしく、頑張った自分。
私も10年後、そんなおばあちゃんになっていたいとしみじみ思うのです。 


やりたいこと、やれること

2014年05月17日 | ビジネス・夢

人のご縁は宝物。
そしてそのご縁の宝はどこかで必ずつながっている不思議。 

そんなご縁を大切に、これからの夢の実現に向けて頭の中がビッグバンのように拡大し続けるから大変(笑)
やりたいこととやれることは違うということを痛感する日々。 

いつだって、対面する事柄に直球で取り組みたくなるのですが、
多面体の事柄を全部こなそうとすると私という生き物があと数人以上は必要となるわけで・・・ 
結果、どれもこれも中途半端感を否めません。 

どこかで、きりっと整理しなければいけないなあ。
己の器を知れ! 
本日の私への戒めの言葉でございます。


会社登記申請しました!

2014年04月09日 | ビジネス・夢

妄想は現実になりました。
あきらめなければ実現できるものなんだなあとあらためて実感。

1から自分でやってみようと思い、ネットで調べたり、法務局に度々足を運んでは親切にご指導いただきながら
ついに本日平成26年4月9日が会社設立日となりました。

ほんとうは・・・
まず、自作の書類を見ていただき、ご指摘受けながら再度作り込みをしようと思って行った法務局ですが、
なんと、「これで大丈夫でしょう。」と、予想外の回答。
綴じてもおらず、印鑑未押印だし、日付もあけたままでしたが、相談に乗ってくださった方が丁寧に綴り
法人印もきちっとついてくれました。

「実は設立日は自分の誕生日にしようと思ってました。」
「それならその日にもう一度いらっしゃい。縁起をかついで大安の日に届ける方も多いですよ。」

今日は赤口・・仏滅の次に悪い日、しかも4と9がついていて、なんだか四苦八苦って感じなのだけれど、
ここまで来たらもう止まらないのが私の性格です。(せっかく徹夜して作ったんだし)
「いえ、いいです、今日手続きします。設立日を今日にします!」
あとは良くなっていくだけでしょうから(笑)
(どうりで、きょうの法務局はいつになく静かでした)

と、いうことで、
10年近く活動してきたオネット企画から階段を一段登り、オネットマーケットプラン㈱への新たなスタート地点に立ちました。
皆様今後共どうぞ宜しくお願い申し上げます。

オネットマーケットプラン株式会社
代表取締役  小 野 節 子


会社設立準備中

2014年03月28日 | ビジネス・夢

妄想が止まらない日々。

やりたいことは次々に浮かんでくるのですが、事業性を高めるためには、かなり絞り込まなければなりません。
それでも・・・妄想は続きます(笑)


年度末は何かと慌ただしいものですが、その合間をぬっての設立準備。
とんちんかんな事もやらかしてしまいます。

必要なはんこを揃えたのですが、なんと、娘に「あれ?法人印とゴム印の名前が違うよ」
と言われるまで名前が間違っているのに気がつかず有頂天になってました。はんこやさんが悪いのではなく私が悪いのです。
大事な社名、慎重にすればするほど、発注後も変更を数回。
きっとはんこやさんもわけわからなくなってしまったでしょう。

「社名確定してから発注しようよ」と娘に指摘されてしまいました。(当然ですよね)

会社設立にあたり、周りの会社の様子を参考にしようといろいろと情報収集をしてみるといろんな経営形態もあるものです。
いろんな会社の価値感があるものだなあってあらためて関心したり疑問を感じたり。

などと、周りをどうこう言う立場にはないので、まずは自社を健全な会社に成長させるのが私の使命と位置づけ頑張ります。
3月ももうすぐ終わり。4月には見える姿に誕生させたいと思います。


働くってどういうこと?~中学生からのキャリア教育

2014年02月07日 | ビジネス・夢

今年度はNPOキャリアコンサルタント研究会の事務局を担当している関係で、
高校生のキャリア教育に加え、中学生のキャリア教育プログラムにもかかわらせていただいております。
予想以上の沢山のお申込をいただき、当会員の皆様は講師として北へ南へと実施に歩いて下さいました。
それぞれ、本業を持ちながらの事業実施なので、ろんな大変なこともありますが、
それをクリアできて来た満足感は事務局ならではの醍醐味です。

 

 

「働くってどういうこと?」をテーマに実施しているプログラムでは、自分はどんなもの興味があるのか、どんな職業についてみたいかを
漠然とでもイメージしてもらい、日頃の学業の目標にしていただくものです。

私たちが学生の時は(私の娘たちが学生の時も)『キャリア教育』なんていう言葉すらありませんでした。
親として、娘にどんな将来を導いてあげたら良いのか、悩みながら、
日々自分のある少しの知識の中でだけのアドバイスしかしてあげられなかったものです。
それを思うと今は充実しているなあって、つくづく感じます。
バブル期、高度成長期の日本と違って、就労することもそう簡単なことではない現代なので、
いっそうこのようなプログラムは必須なのかもしれません。

18年前の長女が中学3年の時、国際的なことに興味を持ちました。
国際的な事にかかわる仕事なんて今になってみるといろんな仕事があることに気がつきますが、
私には通訳か、旅行関係ぐらいしか思いつきませんでしたので、なんのアドバイスもしてあげられませんでした。

結果、長女は専門学校でツアコンダクターの資格をとり旅行会社に就職し、お金を貯めて語学留学とワーホリでオーストラリアに滞在し、そんなご縁の中でスイスという外国に嫁ぐ道を選びました。
やっぱり、あの時の想いを持ち続けていたから今の彼女の生活があるのでしょう。

二女は小さい時から、「保母さんになる」と自分で決めておりました。
なりたい職業が明確になっていると、進むべき道はそこを目指していけばよいわけで、二女は希望通り保母さんになりました(今は保育士ですね)
結婚して、子どもができてからも、その資格を活かして子育て支援センターで働く現在です。

三女は特に目指すものはなく高校まで進みました。
でも、彼女の周りを思いやる気持ちや困っている人を見たらほっておけない性格は誰がみてもサービス業に向いていると感じておりました。
迷子の犬や猫を見つけてはあれこれ手をかけるのも三女ならではの行動でした。
回転寿司のバイトで得たサービスの極意も大いに役立ち、ホテルのブライダルアドバイザーとしての花を咲かせることが出来ました。

キャリア教育なんてなかった時代に育った娘たちが、何とか、夢を叶えることができていることに親としては胸をなでおろす今ですが、
もし、このキャリア教育があったら、もしかしたら、もっと具体的な目標や生き方を見つけることができたかもしれないって思うのです。
そして、「働くってどういうこと」なのかをしっかり考えながら、より社会に貢献できる人間に育っていたかもしれません。

このすばらしい子どもたちへの『キャリア教育』がこれからはさらなる充実を遂げ、未来の社会は明るいものになっているのだろうと
思うと、この子達が創る未来をできるだけ長く見届けたいものだと思うばあちゃんなのです。