おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

母の十三回忌

2013年09月30日 | 家族

母はいちばん大好きな花の季節に旅立ちました。
早いもので、あれからもう13年目を迎えます。

父は独り身になって13年。
いろいろあるけれど、総体的には元気な85歳なのだと私たち家族は認識しております。

家族5人での法要。遠くにいる長女と二女はその暮らしの空の下での祈り。
離れていても心はお互い寄り添い合っていられる喜びをしみじみ感じながら、母の思い出でたどる日です。

我が家の菩提寺のご住職の法話は奥が深く興味深いものがあります。
でも耳の遠い父には辛抱の数十分でしかないらしく、次第にぐずぐず体が動き始めるのです。
もと高校教師のご住職はどうやら授業のひとこま50分が一区切りらしいのです(笑)

何はともあれお寺さんでの法要が終わりお墓でのお念仏が始まるとなんと、父はタバコに火をつけ始めるではありませんか。
「ちょっと、父さん、なにやってんのよ」
信じられないマイペース。私にとがめられても、すぐにやめようとせず、おおあわて。
寛大なご住職曰く
「いいんです、いんです、あるがまま、あるがままが一番なんですよ。おじいちゃんは長生きされますよ」

1日20本喫煙者の85歳。
もうここまで来たら体に悪いものなんてなにもないかもしれない。
タバコもお酒もたっぷり甘いお饅頭も。

あるがままに が一番の長生きの秘訣なのですね。

私も、あるがままに生きたいと思います。

ちなみに食事会のメニューは母の好きなものがシェフによって丁寧に手をかけられて登場したのには感激しっぱなしでした。

 

 


片目失明の父

2013年09月10日 | 家族

シュウメイギクも青空に深呼吸中。
とにかくお天気は気持ちがよいものです。
少しの疲れはこの青空に治してもらえます。(とても単純な私です)

 

本日は父の定期健康診断。
先月、右目が失明している事がわかり、どたばたしていたもで健康診断が遅れてしまいました。

「前回より体重が2キロ減ってますね」と看護婦さん。
最近、ご飯を残す事が多かったので、なんとなく体調が心配でした。
本人も先生の前で「あまり食べたくないのです」と。
お酒は?と尋ねられると「あまり飲みたいと思いません。」

ところが、ところが、その帰り道、スーパーでお買い物をしたところ、
梅おにぎりひとつ、定番のぶりのお刺身、そして赤ワイン、気がつけばきんぴらごぼうのお惣菜まで購入。
帰宅後、まあ、食べる食べる、そして飲む! しかも昼食もとったあとの4時近いお食事。
見事にぱくぱく召し上がります・・・
「あれれ、食欲なんでなかったの?」と尋ねると
「おれはそんなこと言った覚えない、おまえが勝手にそう決め付けていたっけ」と。

なんだかよくわからないけど、食欲旺盛な姿を見ているのがとても嬉しいので、よしとしましょう(笑)

脳腫瘍が視神経を圧迫して右目が全く見えなくなっておりますが、眼科で調べるまで気がつかなかったという事実。
お医者さん曰く
「人間の体って不思議でね、片目が見えないと反対の目がそれを補おうとするから、
少しずつ失明すると、気がつかないことがよくあるんですよ。」

人のカラダってすごいな。



さよなら夏 ようこそ秋・・・

2013年09月06日 | 暮らし

あれほど暑かった夏も今では懐かしく感じる岩手の季節です。
黙っていても汗ばむあの日はついこの間のことなのに、この深く高い空を見上げると
ずーっと前の出来事みたい。

 



慌ただしい毎日がすっかり身についてしまい、久しぶりにゆっくりの午前の自由時間はただぼんやりと過ごしてしまいました。
これほど、待ちに待った自由時間なのに、いざとなるとなーんにもできないでしまうんだな。

なもんで時間をかけて父のお弁当を久々作りお届け。
たいした具材は使ってないけど、「美味しい美味しい」と言って食べてくれるのですから、ちょっと嬉しい・・・