おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

家族会議と称する老夫婦のお茶飲み

2012年08月16日 | 暮らし

長女からスイスのローザンヌ駅前の画像が届きました。
やはり彼女は遠い所にいるんだな・・・
いまだ実感のわかない母です。



昔と違って、インターネット電話で無料で長話しも可能な時代。
10,000キロ近くも離れているコトをつい忘れて、食事のメニューの話なんかしてしまいます(笑)
時差は7時間、うっかりあっちの真夜中に電話してしまうことも。(当然出てはくれませんが)

そんな風に3人の娘たち全員がお嫁に行きました。
折しもお盆。
親戚まわりのさなか、いとこに言われた言葉。
「結局、小野家も途絶えてしまうのか。」
財産も別にないし、苗字にこだわる事もなしに私たちは娘たちの幸せを第一優先に考えて来ました。
これからもそうであると確信している私たち夫婦。

だけど、その結果、娘たちに迷惑をかけてしまうような老後だけは避けたいと、
ふたりで今後について真剣に話し合おうということになりました。
おそらく、家族会議と称する老夫婦のお茶っこ飲みは、意見はどこまでも平行線だろうという予測は大当たり!
想定内の意見の食い違い、というか、感覚の違いというか、感性の違いというか、視点の違いというか、
かみ合いません、いつもの通り(笑)
こうやってかみ合わないままに34年過ごしてきました訳でして。
お互い、主張は曲げない、言いたい放題、批判轟々・・・これでよし。うん。きっと。

それでいて、そんな中で、なんとなくお互いの考えていることが見えてきたりするのです。
潜在意識の中ではおそらくちゃんと認めているのです。

夫婦なんてそんなもんですよね。きっと。

そこで、なんだかんだと言いながら決まったことは、60歳の新たなスタートに向けての下地つくり。
今目指すことは60歳への本気の準備。
あと2年、出来る限り有意義に60才からの自分たちのために生きる、(私たちは同い年なので)
というのが私たちの申しわせた確認事項でした。
だからといって日々の暮らしに変化があるとは思いませんが、ゴールを決めると時間が大切に思えてくるから不思議です。


感動を夢に添えて未来を描くステキさ

2012年08月10日 | ビジネス・夢

岩手にいながらにしてこれほど三陸の海へ足を運ぶことは震災前はありませんでした。
同じ岩手にありながらどこか別世界を感じておりました。

でも

大きな悲しみの出来事の後にはみんなで未来を創りはじめる物語が生まれました。

6月はじめ、みんなで紡ぎ始めた物語、桜on田野畑プロジェクト。

 



田野畑村沼袋地区とハックの家に植樹した100本以上の桜は大きく空に向かって沢山の青葉を広げておりました。
植物の生命力に感動しながら、このエナジーが私たちの未来に力を降り注いでくれている実感です。
私たちはまだまだがんばれるな!



沿岸沿いにがれきの山は相変わらず続いているけれど・・・
きっと、必ず、風景は変わると信じます。



鳥取からの応援絵手紙を添えた風鈴をやっ~っと宮古市魚菜市場へお届けできました!
事務局の鈴木さんもはがきを見て大感動して下さいました。
「本当にありがとうございます!」と、笑顔でしみじみはがきの絵をごらんになっておりました。
つなぐコトのできた喜びと感動はおそらく私が一番いただいているかもしれません。
送って下さる方、受け取って下さる方、もう感謝しかありません。
本当にありがとう!

 

昨年は地元の魚はひとつもなかった市場、北海道や遠くの浜で上がったものばかりでした。
でも、今年は、「宮古産」のラベルがズラリと並んでいます!
思わず同行した仲間とどっさり買い物三昧(笑)
浜の活気はいいですね~

これからも沿岸との交流は続きます。
片道2時間の道のりの中でいろんな夢が広がりました。
新しい企画もふわふわ浮かびわくわくしながらあっという間の往復4時間でした。
三陸でがんばっている方々の姿を見ると、夢を描けば実現できるに違いないんだと確信すら覚えるのでした。
私もまだまだ夢を描き続けよう。
感動を夢に添えて未来を描くステキさはもうやめられませんね(笑)


復興の狼煙にも似て

2012年08月06日 | ビジネス・夢

開催するセミナーの会場の手続きや諸々の用事で、震災後初めて釜石に向かいました。
電話で済ませる方法もないわけではありませんでしたが、
どうしても、釜石の現実を少しでも理解しておきたかったのです。




セミナー会場を予定している、震災後に建てられたと思われる真新しいビルの近くには仮設店舗があります。
この仮設店舗がなくなるのはいつのことでしょう。
早く本来の姿に戻ってほしいと心から願う風景です。



これが、あれから18か月を経た、本当に「今」の現実。
海辺ではまだまだ、まだまだ時間を要するがれきの撤去作業が続いておりました。
なんか、切なくなってしまいます。

セミナーの会場手続きをした後、次に向かう場所にどうやって行ったらよいかを受け付けのおじさんに尋ねました。
すると、困ったようにしばらく黙って、
「う~ん・・・・目印になる建物や大きなものは全部流されてしまったからねえ・・・。このあたりでも何人もの人が亡くなられたんですよ。」
と窓の外を指さすのです。
ああ、これが現実。



ふと車の窓から見えるのは、新日鉄釜石製鉄所の煙。
泣きそうになりながらしばらく眺めておりました。
「復興の狼煙(のろし)」に見えて仕方がなかったからです。
空高く上がる煙は力強く、「必ず復興するんだ」と天に向かって叫んでいうようにさえ見えるのでした。

それにしても、岩手県は広く、内陸から沿岸までは遠いなあ。


風鈴に復興の願いを込めて

2012年08月03日 | ビジネス・夢

こんなステキな風鈴ができました!
鳥取のオトモダチの絵手紙を短冊にして、宮古魚菜市場にお届けします。
で、イメージを膨らませるために、自宅の洗濯干し台に飾ってみました(笑)
そして、そばからうちわをあおいで風を運び風鈴の音色も確かめ、
「うん、よしっ」
鳥取のアトリエトトロのみんな~、必ずお届けしますからね~



風鈴プロジェクトと三陸への手紙プロジェクトがジョイントしてとってもステキな企画になりました。
風鈴を提供して下さる方、手紙を書いて下さる方、
そんな心のこもった応援の宝物をを私がお届けするという最終聖火ランナーのように一番ラーッキーな役割を頂きました!
あ~、最高に幸せです!!