長女からスイスのローザンヌ駅前の画像が届きました。
やはり彼女は遠い所にいるんだな・・・
いまだ実感のわかない母です。
昔と違って、インターネット電話で無料で長話しも可能な時代。
10,000キロ近くも離れているコトをつい忘れて、食事のメニューの話なんかしてしまいます(笑)
時差は7時間、うっかりあっちの真夜中に電話してしまうことも。(当然出てはくれませんが)
そんな風に3人の娘たち全員がお嫁に行きました。
折しもお盆。
親戚まわりのさなか、いとこに言われた言葉。
「結局、小野家も途絶えてしまうのか。」
財産も別にないし、苗字にこだわる事もなしに私たちは娘たちの幸せを第一優先に考えて来ました。
これからもそうであると確信している私たち夫婦。
だけど、その結果、娘たちに迷惑をかけてしまうような老後だけは避けたいと、
ふたりで今後について真剣に話し合おうということになりました。
おそらく、家族会議と称する老夫婦のお茶っこ飲みは、意見はどこまでも平行線だろうという予測は大当たり!
想定内の意見の食い違い、というか、感覚の違いというか、感性の違いというか、視点の違いというか、
かみ合いません、いつもの通り(笑)
こうやってかみ合わないままに34年過ごしてきました訳でして。
お互い、主張は曲げない、言いたい放題、批判轟々・・・これでよし。うん。きっと。
それでいて、そんな中で、なんとなくお互いの考えていることが見えてきたりするのです。
潜在意識の中ではおそらくちゃんと認めているのです。
夫婦なんてそんなもんですよね。きっと。
そこで、なんだかんだと言いながら決まったことは、60歳の新たなスタートに向けての下地つくり。
今目指すことは60歳への本気の準備。
あと2年、出来る限り有意義に60才からの自分たちのために生きる、(私たちは同い年なので)
というのが私たちの申しわせた確認事項でした。
だからといって日々の暮らしに変化があるとは思いませんが、ゴールを決めると時間が大切に思えてくるから不思議です。