おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

マギーの腫瘍

2008年06月30日 | 暮らし
今日マーガレットを病院へ連れていきました。

背中からお尻にかけて羽が抜けて真っ赤に腫れていたからです。
羽の内側になってしばらく気がつきませんでした。

「大きな腫瘍が出来てるね~、手術もこれでは難しいですよ」

小さな腫瘍なら患部をしばってそこだけ壊死させて治すことができるそうです。
先生がマーガレットを手に乗せて患部を見せてくれました。
大きく硬いコブが背中に出来ております。

手術をするとしても麻酔をかけたとき、そのまま目覚めないで終わることもあるそうです。小さな小さな小鳥なので、出血に耐えられなくなることもあるそうです。

つまりそっとこのまま自然にまかせるしかないという選択をしました。
くちばしでつつかないように、エリザベスカーラーをつける方法もあるのだそうですが、やはりかなりのストレスが伴うのだそうです。

ですから、やはり、このまま。

マーガレットはそれでもとても元気です。
それだけが救いです。

今私ができる事は何だろう・・
新しい止まり木を買って付け替えてあげました。

元気なときにたくさんかじったので、一部が細くなっておりました。
長い年月の間にくすんでしまっていた止まり木を二本、新しくしたら鳥かごの中がとても明るく感じられます。

時の流れに身をまかせましょう・・

まっすぐに

2008年06月28日 | 暮らし
全く身に覚えのない木が庭で大きくなりました。
何だろう?と昨年あたりから目についていたのですが、ためしにほっといてみました。
今年になって突然むくむく存在感が出てきて・・

あ、これって木蓮だ。

年に3回も花を咲かせる木蓮が庭の端にあるのですが、その木蓮の葉っぱと同じ葉っぱをしております。
その木の実が落ちてここまで成長してきたのらしいのです。
その枝の先は何の迷いもなく、まっすぐ天に向かって伸び続けます。何の迷いもない、生きる力を蓄えたこの木のエネルギーが私の手にかかるのを阻止したのでしょう。

自分の仕事もたっぷりのエネルギーの元で前進したいものです。
エネルギーを蓄えているところには人も物も自然に集まって来ます。

それでは仕事のエネルギーはどこから生まれるのでしょう。

それはこの木のようにまっすぐ目指すものがあるとき。

そんな気がします。

安全地帯

2008年06月25日 | 暮らし
犬たちはこの季節涼しいところを求めて日中を過ごします。
家の中で一番居心地のよいところを本能的に見つけます。

人も本能的に自分の居心地の良いところを探し出してそこに身を置きます。
うっかり間違ったところを選んだもんじゃ大変!身も心も疲労困憊してしまうのです。
私の場合、居心地の良い場所を見つけるのにかなり遠回りをしているかもしれません。でも逆を言えば、危険区域を沢山見つけることはできるかも!

「その山に登ったら危ないよ~」と誰かにアドバイスをされても私は結構人の話を聞いていないのです。
そしてほとんどの場合その山に向かってみて崖からひっくりかえってごろごろ元の道に戻ってしまいます。
そうか、やっぱりここから登っちゃいけないんだ。

理屈で知るより、身体で知る、タイプです。
でも、いつもいつもごろごろ転がってばかりではないのです。
途中見たこともないステキな花を見つけてうっとりしたり、誰も知らないロケーションを見つけて秘密の世界に足を踏みれては感動の風景が広がったりするものですから、やはり登りたくなるのです。

でも、もうそう若くはない(というよりかなり歳です・・)
居心地のよい場所を短距離で見つけるほうがよい年齢でもあります。

「自分の居場所」

早く見つけようと思います。



暑い日のチーズフォンデュ

2008年06月21日 | 暮らし
最近、チーズフォンデュパーティをしました。
我が家のスイスからのゲストが本場からわざわざチーズを携えてやってきました。

ご当地スイスでさえ、寒い夜鍋を囲んで楽しむフォンデュ。
それを熱い真昼間にふーふー言いながら頂きました。

彼はチーズとワイン、にんにく等をじっくりじっくり温めてソースを作ってくれました。それにフランスパンを入れてぱくっといただきます。
「暑い日の熱いチーズフォンデュもいいもんだわね~」

とろりとしたチーズの鍋を囲みながら、話はスイスの山々の話。
何だかとても身近なスイスになりました。

豊かな気持ちは豊かな食事から生まれとつくづく思いました。


父のけが

2008年06月20日 | 暮らし
七十年生き来し我が今宵食むバースデーケーキほのかに甘し

三人がハーピーバースデーおばあちゃんと歌う賑やかな我が誕生日


母が7年前の今日、最後の誕生日に書き置いた歌です。

そんな今朝、父から「動けない」コール。
ゆうべ足をくじいて筋を痛めたらしいのです。

いよいよこういうときがやってきたなあ・・・でも今まで元気でいた父には大感謝しながら実家に向かいます
私は驚きもしませんでした。80歳の父に何もないほうが不思議なくらいだと日ごろ感じておりました。
幸い、病院へ行ったり休んだりしているうちに歩けるようになってきました。

よかったよかった。

今日何の予定も入っていないのも神様のなせる業です。
久しぶりにゆっくり父のそばにいることができました。


シアワセなひととき

2008年06月17日 | 暮らし
主人の命は犬たちです。

今回大きな震災が私たちの住む岩手県内で起きました。
幸い私たちの地域は何の被害もありませんでした。

イワナが心配で自宅から避難所へ移れない人がテレビで流れておりました。
一生懸命濁った水を元にもどそうとやっきになっている姿です。
そして涙ながらにその地を離れることにした人の落胆しきった後ろ姿・・・

いつも我が家が気になるのは、動物と暮らしている人たちの心境です。
ペットと一緒に避難できたのかしら?
大きな動物を飼っている人はどうなったかしら?

主人は必ず言います。
「おれはこの子たちと家に残る」
本当にそうすだろうなと思います。

いまや我が家の犬たちはペットを越えて家族同然。
しかも主人にとってはもしかしたら、いや、絶対、私や娘よりかけがえのない犬たち。
少し多めにおこずかいを手にした日にはどっさり犬たちのおやつの袋を抱えて帰ります!

一番心を癒してくれる、宝物たち。

この子たちがいたから、主人は心の病にならずにすんだであろうと思う過去の出来事もたくさんあります。
私も母を亡くしたとき、誰もいないとき、ベティにしがみついてわんわん泣きました。ベティは黙って、私に身をゆだねておりました。

きっと私もこの子たちと何が起きても一緒にいるでしょうね。





マリィ 5歳のバースディ

2008年06月15日 | 暮らし
5年前の今日、ベティはマリィを第1子として5匹の子犬を産みました。
何と、すべて女の子でした!(いかにも我が家らしい・・)
マリは逆子でした。近所にマリ子さんという友人がおります。マリ子さんは犬のお産の経験者でした。
彼女は逆子でなかなか産まれない第1子を産道に手を入れて取り出してくれました。
そして、その後次々とかわいい子達が生まれたのです。

そこで命の恩人の友人の名前を第1子にもらいました。
正式には「マリコ プリティーヒルズ」通称「マリィ」です。

マリコ・カコ・ミコ・マコ・ラブ と5匹の名前は登録されました。
5匹目はすでに貰い手が決まっており、飼い主の希望の名前になりました。

あれから5年、犬たちにはいろんな幸せをプレゼントしてもらいました。

11歳の時に初めて父親になったサンちゃん。
ペットショップや動物病院には「11歳、そりゃ、ムリだなあ・・」
と言われたサンちゃんはがんばりました(笑
というより、3歳のベティは毎日サンちゃんの家に通いつめました。

そして念願のご懐妊。 私たちとサンちゃんの家はお祭り騒ぎのように喜びました。
ベティの出産日にはサンちゃんちのだんなさんが一升瓶を抱えてお祝いに駆けつけました。

とても幸せな日でした。

サンちゃんは「もう、言い残すことはない・・」と翌年天国へ召されました。
当時の写真の笑顔が物語っております。

マリィ、そしてそれぞれの新しい家族と暮らしている姉妹犬たち、
ハッピーバースディ!



田舎の思い出

2008年06月14日 | 暮らし
突然大きな地震が岩手に起きました。
「岩手宮城内陸地震」の発生です。

心配して電話をくれた千葉の従姉と話をしているうちに小さい頃の思い出話になりました。
従姉の家である花巻の田舎には、盆、正月には母と泊まりに行くのが習慣でした。

庭にぐみの木があって、その木に登って実をとり、みょうがの葉に包んでつぶしてちゅうちゅう吸った事。
そしてどの家の実が一番甘いかを競い合った事。

従姉の家にはねえやさんがいました。ねえやさんが庭先でバケツ一杯のジャガイモの皮をたわしでごしごし擦って皮をとりのぞきます。それがめずらしくて、ねえやさんの背中によりかかって見ていたものです。そして美味しいじゃがいもの料理が食事にどんと並ぶのです。

もうひとりの従兄、彼女の兄になりますが、その従兄はとてもイタズラ好きでした。夜に木の影で紐をかけ、バケツに水を入れ玄関の前を通る人がひかかって転ぶようにしかけをしました。
まさに隣の分家のおばちゃんがわなにひっかかりました。
「こらーー!!」
恐ろしい声で叫びながら家の中に駆け込んで来ます。

私たちは「くっくっ」と口を押さえて笑ったものです。

牛乳は近所の牛を飼っているところから分けてもらいます。
色のついた四合瓶を持って毎日もらいにいくのです。
絞りたての牛乳が朝のテーブルに添えられます。
従姉はその牛乳をご飯にかけて食べました。私はどうもそれは理解できませんでした。でもね、オートミールだと思えばおかしくないけれど、50年前はとてもとても・・

なつかしのノスタルジアでした。



なつかしの「キンカン」

2008年06月13日 | 暮らし
母が3人の娘のために植えた3株のキンケイソウが満開です。
今では種がこぼれあちこちにぽっぽと株を増やしております。
根っこを伸ばし、種をこぼし、脈絡なく自由奔放に代わる代わる咲き乱れる庭の花達です。
ここで少し整えてあげたいと思い立ったのですがもやはどこから手をつけたらいいかわからず、合間の雑草をつまみます。
数日前、草取りをしていたらどうやら毛虫にやられたようなのです。
右腕はぶつぶつ腫れ上がって悲惨な状態です。
「病院へいったほうがいいよ」と家族に言われつつ、私は「キンカン」を塗り続けております。
ぷーんとアンモニアの匂いが立ち込めます。なんだかとっても懐かしい香です。
小さいときは何かっていうと「キンカン」でした。

肩こりの解消に買っていたのですが、虫さされにつけたのは久しぶりです。
茶色の小さな小瓶は昔のイメージをそのまま残しております。
HPを見たら、何と1930年から「キンカン」はあるんですね~

♪ カンカン キンカン キンカンコン
  カンカン 鍛冶屋のおじいさん
  肩こり 腰の痛みには
  キンカン塗って また塗って
  元気に陽気に キンカンコン

  ☆ミカン キンカン サケノカン
   ヨメゴモタセニャ ハタラカン

よく口ずさんでいたもです・・

ベゴニア館のベゴニア

2008年06月08日 | 暮らし
岩手県花泉にベゴニア館があります。
「綺麗なものを沢山見たい」と言った母を連れていったベゴニア館です。
その時家に連れてきた「木立ベゴニア」が7年経って最近ついに終わりを告げました。何が原因かわかりませんが、どんどん小さくなってしまいました。
そしてちっちゃな葉っぱが数枚残ってただいまボトルで水栽培です・・・

そんな矢先友人のTさんがベゴニア館へ行くというので、事情を伝えて木立ベゴニアを購入して来ていただきました。母との思い出のベゴニア館のベゴニアがどうしても欲しかったのです。

さっそく彼女は帰宅途中立ち寄ってくださいました。
すぐに鉢を大きめのに移し変えます。

今月は亡き母の誕生日。生きていれば77歳。母の分も父はとっても元気!
父は母が編んだセーターを毎年大事そうに着ております。

「このセーター洗いたいんだけど、洗剤はどういうのを使えばいいんだ?」
「そのセーターだけはクリーニングに出してね」と念を押します。

毎年同じ会話が季節の変わり目に交わされます。

父と母と私の3人家族でした。
だから未だに母の思いから私たちは離れられずにいます。
ずーっとこんな調子なのでしょう。

性格が母に一番似ている二女が遠くへオヨメに行ったので、
少し寂しい毎日を過ごしている80歳の父です。
娘もそれを知ってか時折父には電話を入れている様子です。
だから娘のスケジュールは私より父の方が詳しかったりします。

私たちに強く強く念を押されて、シルバーマークを車にやっと貼り付けた元気な父です。