おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

限りある命

2009年03月31日 | 暮らし
知人のひとりが天国に召されました。
その人は2年前から肺がんを患っておりました。

彼はいわて起業家博にもベンチャーキャラバンにも積極的に参加してくださいました。
起業家博会場では、長年使ってきたミシンで「夢しか実現しない」を刺繍し続けました。
彼は寡黙に刺繍をしつづけました。
最後に仕上がった「夢しか実現しない」刺繍を高々を掲げ、笑顔で
「あげるよ」と私に言いました。
私は突然のプレゼントに躍り上ったものです。

ところが・・・

家に帰ってもその刺繍が見当たらないのです。
誰かが大切に持ち帰ったらしいのです。
きっと持ち帰った人はこの刺繍のようにひとはりひとはり心を込めて
夢を形にし続けていることでしょう。

いろんな夢を語り合い、新しいブランド作りに話が尽きなかったあの頃。
きれいな娘さんの成人式の写真を嬉しそうに見せてくださった笑顔の彼。

せったの似合う人でした。


また命の限りを知らされる一日。

輪廻転生を想う日。





いこいの村いわて

2009年03月29日 | 暮らし
今年初めての温泉はいこいの村いわて。
お日様は照っているのですが、まだまだ寒い岩手です。



6階パノラマ展望台から臨んだまわりの山々。
雄大な山や空を見上げていると、自分の目の前の問題なんて、ちっぽけでちっぽけで笑っちゃいますね。



いこいの村へ向かう途中はラジオからは春の選抜野球の実況中継です。
花巻東高等学校の快挙が伝えられ、ベスト8に決定!
おめでとう!
あなたたちからも元気をいただきました。

二宮尊徳の報徳の教えをシンボルにしている花巻東高等学校です。
すばらしいですね。

「小を積んで大を為す。」大事をなそうと思ったら、小さいことを怠らず勤めよ、小が積もって大となる

2年前、初めて理事長の小田島實氏にお会いしました。
いわて起業家博を開催した際に開催趣旨を熱くなりながらお話をさせていただきました。
そして、協賛金を依頼した際に多大なご支援をいただいた経験があります。

人としても大きな魅力のある小田島理事長、その深い心が生徒たちにも浸透しているのだと感じます。

さあ、私も今から、小さき事から大切にこなしていきたいと思います。

まずは、家族のための食事の準備です(笑









小さな春

2009年03月28日 | 暮らし
本日は思い切って庭の掃除の一日。
仕事を忘れて土と向かい合う!土はとても好きです。

 


枯葉を除くと小さな芽があちこちから出ております。
昨年植えたパンジーの種が小さな小さな花を咲かせ、水仙のつぼみもしっかりついて、
ああ、春が間違いなくやってきている・・・と言っても時折舞う雪。

道端を通り過ぎる自転車のおじさんが「こったに寒いのに風邪ひくぞ~」と声をかけて行きました。



孫が帰ってからご無沙汰になってしまった実家の父に電話をしてみました。

「元気にしてる?」
「今死ぬとこだ」
「あっそう、温泉に誘おうと思ったのに」
「こんな寒い日出掛けて湯ざめしたくない」

父は私より健康管理はしっかりしてるのです。
インフルエンザの予防注射も率先して受けます。
父なりに周りに迷惑をかけないようにしようと気を遣っているのです。

でも懲りずに翌日同じ電話をして温泉行きを誘ってみました。
今度はすんなり承諾。
要するに気が向くか向かないからしいのです。

この気ままな感じ、とてもいいなあと思ってます。
この気ままが長生きの秘訣だと感じているからです。

同居についてもたびたび提案するのですが、
「いやだ」のひとことでいつも終わります。

いやなものはいや、何と明確な父でしょう。

私がこの二重生活にどんなに不便をしているかなんて、関係ないのです。

いやなものはいや、と言える父。 くやしいけど大好きです。




クレーム処理

2009年03月26日 | 暮らし
お客様のクレームは宝だと認識している企業もあります。

そして何をおいてもまず対応するのがこのクレーム処理というものなのですが、
ちょっと「あれっ?」と感じる出来事がありました。

私が購入したある食品に異物が混入しておりました。
しばらくどうしようかと悩みましたが、案外私は神経質な方ではないのでその部分を取り除いて食べてしまいました。
(実はすごくおなかがすいていたのです・・)

そしてふっと、これは作ったところに教えてあげた方がよいなと思ったのです。
もし、万が一同じことが起こり、営業停止になんかなったら気の毒だと考えたからです。
幸い今はネットからメールを送れる時代です。

と、いうことで、さっそくネットを探しメールを・・・
何せ証拠の写真を撮ったわけでもないので、いたずらと思われても困るので
きちんと名前と住所を明記してメールいたしました。

・・・・う~ん? 一日経っても何の確認のお返事もなしです・・ あれ?

私は別に代替え品が欲しい訳でも何でもないのです。
ただ、同じ事が起こりうると感じたのでお知らせしたほうが良いと思ったまでです。
クレーム処理というのは、お客様の気持ちを第一に考えて行動を起こさなければならないと思います。

つまり、メールを見たかどうかだけでも私は知りたいのです。

このまま何のアクションもなければ、私はきっと今後、ここの商品の購入をしぶるでしょうねえ。






気になるマイ畑

2009年03月25日 | 暮らし
もう3月も末です。
そろそろ畑の季節がやって来ます。
今年はあのアンビリーバボのヒーローになった馬の大ちゃんの馬ふんをたっぷりいただいて栄養満点の畑に改造しようと楽しみにしております。

私のストレス解消は土遊び・・小さな家庭菜園で野菜に声をかけたり草をむしったりすることです。
今年は遠く離れている娘にできた野菜を送るという楽しみも出来ました。

「農業をやろうよ」と主人を誘うことがしばしばあります。
しかし、「ムリ・・」の一言で話題はいつも途切れてしまうのです。

昨今第1次産業に目を向けられ、社会は雇用創出に農業や林業の選択肢を全面に出してきております。
でも、本当にそんなに簡単なものではないと思うのです。
自然と対話しながら、空と大地に溶け込んで作り出す作業は、工場のレーンの上で作る事とは全く異なる作業です。

そこには「やりがい」という栄養剤が必要だと思います。

私もやはり

黒き土に伏して真の草の種を蒔きたいと思います。


コスメティックな一日

2009年03月22日 | 暮らし
化粧ボランティアキプラボのイベントの一日でした。


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資生堂の資料によると「化粧品を英語ではコスメティック。
この語源をさかのぼると、コスモス、すなわち秩序と調和の体系
としての宇宙に行き当たります。コスメティックとは、生命体と
非生命体の境界にあって生体系の保護膜の役割を果たしている
皮膚をととのえることだといえるでしょう」とある。
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のだそうです。



資生堂の美容部員さんと資生堂専門店の肌工房メロウさんのご指導のもと、
生命体と非生命体の境界線にある生体系の保護膜のお手入れです。
化粧とは何と、奥深いものでしょう!

私の年齢になると、過去のお手入れの違いで見た目の年齢差が顕著に現れてきます。
後悔先に立たず・・・手遅れの私に残された手段は、せめて今から素敵な初老を迎える準備。




「5歳若く見える化粧」をテーマにヘッドマッサージによる効果がありました。
若返り効果を求めるというよりは、日頃の疲れをとりもどすべく、
「あ~気持ちいい・・・」とペアになった相手の人に「もっとやって頂戴」を
要求してしまう私は、このイベントの運営担当のお手伝いをしていたことさえ、忘れてしまうほどでした。

テーブルにカラフルなアイシャドウやリップが並べられると、それだけで気持ちはわくわく。
「年齢が行くほど、輪郭がぼやけてきますから、リップラインはきっちり書いてくださいね!」
の言葉は私に向って言っているような気がしました(笑
その後コンパクト片手に「輪郭、輪郭」と呪文のように唱え続ける私。

はずかしながら、10年前には化粧品会社に勤務していた私です。
主婦に美への夢と憧れを提供するために、15年間おめかしをして仕事をしておりました。
娘たちが持っていた私のイメージは派手なハイヒールにゴージャスなスーツ姿。


が、それはあくまでも10年前のお話。

その後の10年は、反動なのか、よくわかりませんが、化粧に関しては全く興味も失せ、
それにともない服装も地味~なものに変わりました。

友人によく指摘されます

「あなたは女性であることをもっと意識しなくっちゃダメよ。」

そうですねェ・・・がんばります・・・








わんこ物語

2009年03月20日 | 暮らし
ベティは今年で・・・
10歳なのか、11歳なのかで主人としばらくもめました。
こんなに可愛がっているにもかかわらず、正確な年齢が一瞬不明になってしまったのです。

それは、ベティが高齢になることへの不安や寂しさが心の中から年齢というデーターをかき消してしまったのだと思うのです。



彼女は1999年6月20日生まれ、生後3か月の9月11日に我が家にやって来ました。
日にちを覚えているのはそこのペットショップが11日はわんわんデーで10%オフの日になっており、
その日にショップへ行ったのを覚えていたからです。(笑
そして1999年の8月に私は会社を退職して、すぐに犬を飼おうと決めていました。
そして、退職して最初の行動がわんこ探しでしたから。

だから今年の6月20日でベティは10歳になります。

犬の購入に高額を使うという事実を実家の両親には理解してもらえないと思っていたので、
当初ベティは友人からもらったことになっておりました。
それで、その友人の外国名「エリザベート」を拝借して「ベティ」とつけました。

この子たちは主人にとって、おそらく私よりも大切な家族だと思います。
それは間違いありません!



そして昨日打ち合わせで行ったアイーナにもわんこがいました。
以前からは知っていましたが、じっくりゆっくり眺めることはありませんでした。

奈良美智作「もりおかわんこ」というのだそうです。

前衛芸術というものはどうも私の琴線に触れることはないらしいのです・・・
う~ん。でも、堅苦しい県民情報交流センターが、このもりおかわんこのほほえみで親しみある場所になっているのかもしれませんね。





普通に暮らす大変さ

2009年03月19日 | 暮らし
「オウルの森」が開店しました。
団塊の世代の中本俊彦さんの警察を退職後の新たなスタートです。
http://blog.goo.ne.jp/oonet-iwate/

さて、わがノートパソコンは2年も経たないうちにギブアップ。
いまだそのショックから立ち直れないでいる私です。
「ハードディスクが壊れてます。修理は5~6万かかるでしょう。
いつ使えなくなってもおかしくない状態ですから早めにデーターはバックアップしておいてください」

この費用はとても悩ましいところ。
2、3万だったらすぐにでも修理にだそうと思いますが、5万を越えると、修理するより別のものを購入しようかという選択肢も出てきてしまいます。

どちらにしてもお金がかかるし、なんと言っても、データーバックアップという作業に追われなければならないという現実です。
むなしさといらだちで頭がいっぱい・・・

パソコンがあってあたりまえ、使っているときは壊れることなんかあまり考えておりませんでした。
そして普通の暮らしの中にどれだけパソコンが入り込んできていたかを実感している本日です。


普通のくらしについてもうひとつ


ある夫婦の会話でだんなさんがこう言いました。
「妻が夜家にいるのは普通だろ、そんなに出歩く主婦はいないだろ」

奥さんは思いました。
普通って何だろう。何を基準に普通っていうんだろうか?
いろんな形態があってそれを平均させたのがいわゆる「普通」なら本来「普通」は存在しないのではないかしら。

それを聞いて私は確かに「普通」とは実態がないものなのかもしれないと思いました。

我が家の場合

2ヶ月家を離れて生活していた私ですが(勿論家庭の事情ではありますが)
そしてときには(突然だったりするのですが)夜遅く帰ることもしばしばです。
それが「普通」になっているのですよね~



時を戻して

2009年03月17日 | 暮らし
久しぶりにいとこと再会しました。
一人っ子の私にとって、ある意味姉のような存在。離れて生活しているのと、お互い主婦の立場から抜けられない30年を経てやっと自由時間がもてるようになりました。

私は孫ができ、彼女は娘を嫁がせる準備。
お互いの30年を振り返るとそれはそれは読みあきない小説のようです。

でも、こうしてコーヒーカッフ゜片手にレストランで向かいあっているとハタチの頃と何ら変わる事の無い気持ちになりました。
お互いの顔には人生の軌跡のシワがほどよく刻みこまれ、しっかり50代半ばの表情なのに…

いつのまにかこんな時間を持てる歳になったのです。


愛しき家族

2009年03月16日 | 暮らし
父は81歳を迎えました。



プレゼントのひとつに紺のストライプのYシャツ「お~欲しかったんだよな~」
時におしゃれを忘れない81歳、これが長生きの秘訣なのかもしれません。

この日は誕生会と孫の送別会が一緒に行われました。
家族が一同に集まり、賑やかな一夜となりました。
娘たちはだんなさんが出来、子供が出来、我が家の愛しい家族たちはこれからも大きな輪になっていくのでしょう。



娘親子は(ついに)広島へ・・・
決して泣くまいと心に決めてホームへ見送り。
写真をぱちぱち撮ってみたり、この後の用事をあれこれ考えたりして気をまぎらわしてみる私は涙を見せずに済みました。よかった・・・



不安と期待をミルクやおむつと一緒にいっぱいカバンに詰めて新米パパとママは初めて3人の暮らしを始めるために旅立ちました。
走り去る新幹線を見つめ、この子らに幸あれ、と願うばあちゃんでした!