また、植えた覚えの無いあざやかな水仙が咲いてます。
種みたいに風に乗ってくるわけでもないし・・・
ある時わが家の庭でカラスがどこからか持ってきた何かを一生懸命土に埋めてました。
もしかしたらそんなふうにして、この球根も運ばれたのかもしれませんねぇ。
近所のコンビニで自衛隊の制服を着てすくっと姿勢を正した20代前後の青年が目につきました。
とても眩しく見えます。
被災地で頑張ってくださっている自衛官さんなのだろうと、心の中で後ろ姿にそっと感謝をする私。
するとやはり一緒に居た中年の女性に避難所の様子を話しているのが聞こえてきました。
どうやら彼のお母さんのようなのです。
レジで並んでいても青年はお母さんに話し続け、女性はうんうんうなずきながら聴き続けます。
その青年は女性からアイスクリームを買ってもらいました。
どこにでもある親子の風景。息子の事を案じながらも久しぶりの再会に嬉しさを隠しきれない様子。
当たり前のように制服姿で国民のために尽くしている彼らも普通に家族がいて普通に息子だったり父親だったりするんですよね。
そんな当たり前の事なのにアイスクリームが入った袋を手にする制服姿の自衛隊員を見てなぜかほっとし、あらためて家族の絆を感じ入るレジに並ぶ昼下がりのひと時。
気がついたら近所の桜が満開になってました!
いわての連休はお花見日和です。
どこかいつもと違う所に父をお花見に連れていこうかな。
中古の車を探しておりますが、なかなか希望に合うものが見つかりません。
今の車は軽自動車なのにあまりにも恐ろしい程の音を立てるし、1カ月おきにエンジンオイルを2リットルも補給しないと走りません。
高速道路を走ったらやらた車体がふらついて、結局70キロ以下で走行しバンバン後方から追い抜かれてしまいました(笑)
それでも変に愛着があって仕方ないのですが、6月車検までには取り替えることにしました。
危険なので。
よくしていただいている中古車屋さんに毎週主人と通っておりますが店主さんのお話によると、一週間の販売台数の半分が沿岸方面の方々だったそうです。
先の見えない暮らしの中でそれでも岩手では車は必需品なのです。
ふと見たら真っ赤なビッツがちょこんとあります。
「あら~これでもいいんじゃなあい」
エンジンがどうの走行距離がどうのって事には無頓着にただ「赤」だった事だけで気にいってしまいました。
「まあ、ちょっと待って待って下さい、もう少し待って下さい、必ずもっといいもの見つけてきますからあ」と笑って私をなだめる店主さん。
被災者の方も、私も叶う車がどうか見つかりますように・・・。
4月7日の余震で鉢植えは棚から落ち、布団の上へ思いっきり散らばりました。
その後の停電で私は土のかぶった布団で一夜を過ごすことになったのでした。
そしてすっかりはだかんぼにされてへなへなになってしまった茎を栄養ドリンクの空き瓶に入れてお日様の当たる窓辺に置いていたら、最近、ま白い幾本もの根がつき始めていたのです。
へなへなになってから3週間、一生懸命に生きているこの子たちを見ていたら私もこうしてはいられないって思うのです。
和歌山での写真展を計画中です。
そこで未来に向かって歩み始めた被災地の希望の写真を集めたくていろんな方に協力をお願いしております。
そんな中で、盛岡青年会議所に所属している㈲オフォスホリエの堀江専務を通じて多くの写真をご提供いただきました。
いろんな団体がいち早く被災地の支援活動に動いている中、JCもすばらしい支援活動を繰り広げております。若者たちのチカラが未来を創ります。
だから、おばさんはそのことがとても心強く嬉しくて仕方ありません!
さあ、私のできる小さな事のひとつは5月3日の盛岡大通りでのフリマ参加。
知り合いの方たちがとても協力して下さって販売商品も集まりつつあります。
さらに野田村ハックの家のわかめのくき漬けはすでに予約もいただいたりして嬉しい限りです。
「当日もお手伝いしますよ~」なんて声も頂きなんとありがたいお話です!
当日のお天気に恵まれる事を祈りつつ、少しづつ準備の日々です。
小さな事だけど、一生懸命やりたいって思います。
出来る事をやろう、そんな思いからいろんなプロジェクトが動き始めてます。
◎盛岡地域夢起業塾は
募金箱を各所に設置して募金活動をし、その義援金を被災地へ寄付します。
募金箱を設置して下さる方を募集中です。
◎和歌山県の企業の支援を受けて岩手の地場産品を和歌山で販売予定です。その収益金の一部は義援金として被災地の支援に寄付します。
販売する場所に復興をめざしている岩手の写真パネル展示も予定。
写真を募集中。(オネット企画へお問い合わせ下さい)
◎いわて起業家大学OB会は
「いわて負けるもんかプロジェクト」に参加して盛岡市大通りのフリマの収益金を被災地の子供たちを盛岡動物公園へ招待するための義援金として寄付します。
フリマの出店品を集めております。
◎そして・・私は
「いわて負けるもんかプロジェクト」に参加して、被災した田野畑村の障害者施設「ハックの家」で作られたわかめのくき漬けときゅうりの漬物やパンを販売します。
皆様のご協力、応援を宜しくお願いいたします!
満開のこぶしの花が夕焼け色に染まり輝いて今日一日を私に問いかけます。
今日一日はどんな風に輝いた時だった?
めずらしく、張りきった声で父に外食を誘われ、回転寿司のランチとなりました。
父はとてもご機嫌で、生ビールをおいしそうに口に運びます。
家族みんなと居る時が一番大好きな83歳の父。
耳が遠くなり勘違いのままの会話も家族の中では了解済み。
いつもと変わらぬ混みようで、レーンからは次々と流れて来る新鮮なネタの握り寿司。
こんな普通の幸せがたいそうな出来事に思ってしまう今日この頃。
そして心から感謝をしてこの時を過ごさせていただくのです。
5月3日は盛岡市大通りで㈱のびあ主催
「いわて負けるもんかプロジェクト」のフリーマーケットが開催されます。
このフリマの参加費と売上の一部は沿岸の子供達を盛岡市動物公園へバスで招待する費用になります。
まず、今の私が出来る事はこれだと思い、フリマに参加することにしました。
私は沿岸の壊滅的な被害を受け存続が危ぶまれている福祉作業所の商品を販売する事を決めました。
この販売については主催者の了解を得ましたのですべての売上をそのまま作業所にお渡しします。
普通でも弱い立ち場の方々はいっそう明日への見通しが立たずに困惑している事を知り、じっとしていられません。
沿岸の作業所の方はどしどし私に声を掛けて下さい!
無償で販売のお手伝いをいたします。
私が訪れた4月13日の船越湾は松林が倒れその下にはガレキが重なり痛ましい姿でした。
おそらく松林はまだそのまま手をつけられずにいるのでしょう。
しかし、浜の人たちの前向きな姿を知る度に私はまた胸が熱くなり、大きな拍手を送ります。
ガンバロウ東北、ガンロウいわて!声を上げて声援します。
最近は自宅に居る時は以前はほとんど見なかったテレビにかじりついております。
それは復興へむけて頑張っている多くの人たちの姿が刻々と映し出されているからなのです。
その姿が私の日常の励みとなり、常に「今自分に出来る事は何か」を考える「時」を与えてくれるからなのです。
これ程浜の人たちの生活を奪った「海」なのに、また「海」と共に生きようとしている姿。
自然を受け入れ、自然に添って生きようとする日本人の生き方はどこから来るのだろう?
日本人の自然観と宗教観を宮沢賢治の「なめとこやまの熊」から読みとる事ができるらしいのです。(山折哲雄氏(国際日本文化研究センター所長)「日本人の自然観と宗教」より)
『・・ぴしゃというように鉄砲の音が小十郎に聞えた。ところが熊は少しも倒れないで嵐(あらし)のように黒くゆらいでやって来たようだった。犬がその足もとに噛(か)み付いた。と思うと小十郎はがあんと頭が鳴ってまわりがいちめんまっ青になった。それから遠くでこう言うことばを聞いた。
「おお小十郎おまえを殺すつもりはなかった」
もうおれは死んだと小十郎は思った。そしてちらちらちらちら青い星のような光がそこらいちめんに見えた。
「これが死んだしるしだ。死ぬとき見る火だ。熊ども、ゆるせよ」と小十郎は思った。それからあとの小十郎の心持はもう私にはわからない。・・』 なめとこ山の熊より抜粋
この未曾有の災害時でさえ日本人のモラルが守られていた事実の背景にはこの「自然観」が血流となって私たちを生かしてきたからなのかもしれません。
姫踊子草が一面に咲きました。花言葉は「愛嬌」
がしかし、この子たちは雑草としていずれ、主人の手によって摘み取られる運命なのです。
う~ん・・・
「さあ、今年は畑を本気でやるぞ!こういう時代だから自給自足を目指すんだ。野菜を何種類も育てる事にするぞお~」
「誰が育てるの?」
「当然、オレタチサ」
え、オレタチ?今年はそろそろ何もしないって決めていたのになあ。
本当にやれるのかしらねぇ今までだってほとんどしてない人がねぇ。
外に出るといろんな春のお知らせがあるこの頃。
東側の外壁に添ってタンポポがお日様をいっぱい浴びております。
そういえば、山田の被災地のガレキの中にも水仙の固いつぼみが春を待っていたっけ。
今ごろはきれいな花を咲かせていると思います。
今、多くの方や団体が自分たちが今すぐ出来る支援を模索し、行動に移しております。
自分たちのふるさとを愛するがゆえにじっとしていられないのです。
ふるさとを取り戻したい!
ふるさと
兎追ひし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
如何(いか)にいます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出(い)づる 故郷
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山はき 故郷
水はき 故郷
ご存じの通り、私は古い人間です。
新しい知識やモノに馴染むまでにも若い人と違った時間を要します。
そんな私が、何と、セカンドケイタイとしてワンセグ携帯もを持ち歩くようになりました。
スマートフォンやiphonが広がりつつある時代、携帯電話でテレビが見られるだけでも感動ものなのです(笑)
そう、何人もの周りの人に私が今頃感動している事をクスクス笑われてしまいました。
そんな中、災害時の停電にはワンセグが大いに活躍する事も今回の4月8日の余震による停電時に身をもって体験することができました。
しかも私が複数の携帯を所有するなんて先月まではさすがに予想もしておりませんでした。
震災後、ワンセグの売り上げが急増し、先月11日から先月末までの販売台数は、去年の同じ時期より37.8%も増加したそうです(NHK)
誰も同じ事思いつくのですねぇ。
また、何かをする時、何かを購入する時、今は災害時を想定した購入方法を選ぶのが日常的になりました。
夜遅く毛染めをはじめた時、今地震が来て停電になったらこの髪の毛にたっぷりついた泡泡の薬品をつけたまま私は逃げなければならなのだろうかと、心配になってそわそわと作業をして、結局よく染まりきらないままに洗い流してしまいました。
さらに夜の食事も皿数の少ない丼物のような一品料理が多くなりました。気持ちがじっくりと台所に立っていられないのです。
寝る時も靴下を脱ぐのを躊躇してしまいます。すぐに飛び出すには靴下ははいておいた方がいいのではと思うからです。
そんなふうに未だ落ち着かない時を過ごしているのですが、おそらく、多くの人が同じ心境に違いないと感じるのです。
まだまだ不安の日々は続く中、それでも復興に向けてみんなふんばっているなって思うのです。
ガンバロウ、日本、東北、岩手!
久しぶりに盛岡市高松の池に立ち寄る時間がありました。
朝は-1℃とひんやりしましたが日中は17℃まで上がり池の周りを親子連れや老夫婦がのんびりお散歩タイム。
高松の池の桜のつぼみは水辺でもあり他より少し遅めです。
楽しみはもったいぶっていくらでも先の方がよいかもしれません。
で、帰宅したら朝はつぼみだったはずの庭のこぶしがこの通り、驚きと嬉しさで心もぱっとなっちゃいます。
自然のチカラはステキです。こんなにエネルギーを身体に注いでくれるのですから。