新しい年をむかえて初めての投稿になります。
我が家にとって、(私たち夫婦にとって)大きな節目の年になりました。
およそ20年間わんこと共に暮らした生活にピリオドを打つことになったからです。
1999年、黒ラブベティがわが家にやってきたのを最初に、その後3年後にマリィが生まれ、その2年後にMダックスのぽんたが家族になりました。それぞれのわんこたちはやはり人生の大切な節目に大きな役割を果たしてくれました。
ベティは私が母を亡くしたとき優しくそばで心を癒してくれました。
マリィは動けなくなった父が同居してからは父の大切な話相手になりました。
そして、ぽんたは私たち夫婦がふたりっきりになったこの家にやんちゃな声を響かせてくれました。
平成30年という節目に最後まで甘えんぼさんのぽんたも1月24日朝、ついに虹の橋を渡って行きました。
娘たちもみんなそれぞれの家庭を持ち、かわいい子供たちを授かり、この20年を振り返りながらも、ここからが私たち夫婦ふたりの新たな人生をかみしめる始まりとなるのです。
誰かのために生きていた今までを自分のために生きる時間にしよう。
もちろん人は誰かのために生きることで存在を感じるものだと思います。
だから自分自身に目を向けることはとても不慣れなのですが、これからはそれも大切なことだと感じます。
20年間のわんこ対応の暮らし方を一変に変えることはなかなか難しいものです。
靴をかじられないように高いところに置いたり、外に飛び出さないようにフェンスの鍵を確かめたり、部屋のドアを確認したり、そんな必要はもうないのに今だに体が自然に動きます。
外から帰ると玄関先のドアに顔を押しあてて私の帰りを待っているような気がして大きな声でただいまと叫びながら入るのですが、やはり今は何も飛び出してくる気配はない寂しさに心が締め付けられます。
ここからが新しい人生の始まりなんだと。
わんこたちがいるので、夫婦で旅行なんてしたことないし、(いつも留守番はおっと)
出かけてもわんこのごはんを気にして帰宅するのが当たり前だったし、
そんな当たり前がなくなったら、糸の切れた風船状態でふわふわゆらゆら心が宙を漂ってますが、
ここからが新しい人生の始まりなんだと。
これからの私たち夫婦の生きがいはますます孫ちゃんたちになるでしょう。
スイスのまごちゃんにも行こう、埼玉のまごちゃんにも行こう、何日も泊まりながら旅行しよう、
近くに住むまごちゃんには強制お泊りさせちゃおう。
気に入った国や土地がみつかったら、そこで永住もいいね、
体が元気なうちにいろんなことをしてみようねとぽんたがいなくなった悲しみを握りしめながら
私たちはしみじみ未来を語り続けるのでした。
じいさま、ばあさま、べてぃ、まりぃ、ぽんたがあちらの世界で楽しく幸せに暮らしているのを信じて。
そして
心から
ありがとう、わんこたち。
そして迷い込んで住み着いてるカメ吉よ、そんなにしゃーしゃー怒らないでたまには私の相手をしておくれ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます