田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

あえなく落城

2007-08-06 22:09:36 | Weblog
8月6日 月曜日 晴れ
●すごい埃だわ。喉に悪い。こんなところで座っているから咳きがでるのよ。

●さすが、カミサン。攻めかたを心得ている。それでなくても、このとこ春に風邪をひいてからというもの咳きが出る。心配になって胸のレントゲン写真をとってもらった。厳密には写真ではなかった。PCに取り込んで、それで診断してくれる。なんともなかった。

●それでも、疲れると咳きが出るので気になっている。書斎が汚いからだといわれると、抵抗する気もなくなってしまった。カミサンの作戦勝ち。乱雑このうえない書斎、山積みとなった本と資料の詰まった段ボールの小箱をすすんでかたづけた。書斎を明け渡した。最後の抵抗を試みようと、あれこれ考えていたのに意気地がないったらありゃしない。

●隠し砦に退陣することとあいなった。黒板の裏側、西のはずれにささやかな書斎がある。隠し部屋のような感じがする。黒板の裏に部屋があるなんてだれも想像していないだろう。
ともかく田舎住まいだ。建ててから90 年は経っている。ボロ家だが、間口が25 メートルはある。妻が東の部屋。わたしが西の奥の書斎でこれかは原稿書きに精出すことになる。島流しにあったような気分だ。廊下がないから、カミサンの部屋へ会いに行くには、六部屋の障子、唐紙を開けたてしないとたどりつけない。