田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

夕日の中の理沙子  23 麻屋与志夫

2008-12-04 16:58:30 | Weblog
デートのたびに、にがてな英語を教えてもらった。
「ねえ、わたしが5教科ぜんぶ、成績わるかったら……つきあってくれなかったぁ」
「そんなことないさ。成績なんてかんけいない」

あまり英語ができないので、おどろいているだろうと心配できいてみた。

しらずしらずコケテッシュな声をだしていた。

コウジは宿題をだすほどの熱のいれようだった。

うれしかった。

つぎにあうまで、彼のことかんがえながら英語の勉強ができた。

これで成績があがらなかったら、わたしはほんまに、アホヤナ。

コウジは商科の学生なのに、体育系なのに、英語すごい。

英字新聞だって、読んじゃうんだから。

おかげで、わたし新教育の模試で宇都宮操女子高の合格圏にはいれた。

宇操女高って、県内トップの女子高校だ。

50点しかとれなかった英語が95点。

トータルで、420点。

これなら、いちおう合格圏のAランクだ。

合格率80%。

やったぁ、てなものよ。                       
 
コウジったら……。
わたしの成績をすごくよろこんでくれた。

そして……わたしのこと、きれいだ。
すきだ。
愛してる、だって……ウフフフ。

3月3日 
おなじ日。おなじ日づけでまたまた書く。
コウジとセブンdaysも会っていない。
telしてもすぐ切られてしまう。
勉強がんばってな、ガチャリってかんじ。
やっぱりおこってるんかな。
マジデおこらせてしまったのかな。

あまりさびしいのでまた万葉集……。

春雨に衣はたく通らめや七日し降らば七日来じとや

会いたいのに、会いにきてくれない。

つれないのね、コウジ。






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ああ、快感。

夕日の中の理沙子 22 麻屋与志夫

2008-12-04 06:59:43 | Weblog
幸せな日常にわたしは生息していたのだ。

ぜんぶ!

キョミの食べた二人前をいれると!!

イチマンエンちかかった!!!

彼が払ってくれた。

「ほんとはさあーそれがぁ……ねらいだったんだよね。
おなかはーすくうーし、金はねえし。
ちょっとリッチなかんじの神商ボーイがくるじゃん。
リサコのこと……こうしてぇ肩寄せしてったら。
うまいぐあいに……どんとかれの胸に。
ニヤミスじゃない。
ヤッターッテ、感激ものよね。
ミタカ、わたしの神商おとしの妙技」

ナポリタンをおかわりしたキヨミが翌朝。
HMの時間に担任の大田が休講なので、(注。3年生だけは担任アリ)
レクチーデスクに半身にかまえて一席ぶったものだ。

わたしはポー。
わたしはポー。

かれの厚い胸との接触をおもいだし。

こちらは熱く胸をときめかし……。

ポーとなっていた。

ほほを桜色にそめたりして……。

ポーっとなっていた。

彼れのマッチョな胸の感触がまだわたしのほほにのこっている。

よかったな。

いいなぁー。

すごい、出会いをつくってくれた。

キヨミのalways、いつもいつもの、空きっ腹にTHANKS。

それからの……ハーフイヤーときたら夢のようだったなー。





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ああ、快感。