田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

葬祭場の冷房は効きすぎと思いませんか。 麻屋与志夫

2015-08-01 06:14:24 | ブログ
8月1日 土曜日

●のどをはらしてしまった。
若いとき、扁桃腺の摘出手術をうけている。
だから、つかれたり、風をひくとのどの奥のほうがはれる。
からだがだるくてつらい。
ねるほどのことはない。
キアイデPCにむかい小説をかきつづけている。

●先月は葬式がふたつもつづいてしまった。
妻の弟。
わたしの妹の夫。
わたしからすれば、ふたりの義弟の死。
悲しいことは、むろんだが、人間のはかなさをしみじみと悟った。
火葬場で骨を拾う。
無情の風がからだのなかをふきぬけていく。
けっして泣かないことを信条としているが、
このときばかりは涙腺がゆるみそうなのを堪えた。

●芥川龍之介の『手巾』ではないが、
文士志望であったら、
「こころのなかは武士なのだから、なにがあてもめそめそするな」
と先輩に教育された。
泣かないということも、ひとつの美徳であるとわたし的にはおもっている。

●葬式のやりかたも、
マニアル化されてどこの斎場で葬式をあげてもおなじようだ。
冷房の効き過ぎまでおなじ。
過剰な冷やし過ぎ。
もっとも、冷却してある故人には適切な温度なのかもしれない。
生身のわたしは、おかげでのどをはらしてしまった。
足は冷えてがくがくした。
40°近い酷暑から、北極圏に瞬間移動したように感じた。
髪の毛の薄い頭が血管の収縮で誤作動でもおこしたら命取りとなる。
ハンチングはぬけなかった。
知りあいのみなさん、どうか夏には死なないでください。
身の危険を感じ、葬式には参加できませんから――。
もっとも、わたしの歳になると、健康な体で参列する上限の年齢のようだ。

●80歳になって、やっとフルタイムの作家となることができた。
非才をかえりみず、ずっと小説をかきつづけてきた。
これからが勝負だと思っている。
健康には万全の注意をはらわなければならない。




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