田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

見えていないものが、見えてくる。 麻屋与志夫

2023-01-23 09:21:32 | ブログ
1月23日 月曜日 晴 室温5℃
見えていないものが、見えてくる。

見えていないわけではない。
こちらが気がつかなかっただけ。

1月11日のブログに書いた
「禁猟区」の掲示板がそうだ。
千手観音堂の周囲に幾つも発見した。
何十年もまえからそこに立っていたのにまったくきがつかなかった。
意識がそこにむかわなかったのだろう。

みなさんは、そうした経験がありますか。
東京で学生時代を過ごしていた頃、隣り合わせに美人がすわってくれた。
その日は、美人がなんにんも目について、幸せな気分になったものだ。
お婆さんに朝会う。一日中老婆に会う。
これれは意識がそこに在るものに集まるためなのだろう。

としたら、ほがらかな明るい性格の人とだけつき合い。
明るい話題にだけ耳を傾けて生活していればいいのだが。
小説家の場合、職業意識が働きいままでいろいろなひとと出会ってきた。
見なくていいもの、ダークサイドもたくさんみてきた。
怖い目にも会ってきた。

寄る年波で、コロナもありこのところ朝の散歩と買い物にでかけるだけだ。
ああ、一月に一度は病院にでかけている。

これでは、感性は鈍くなるばかりだ。
テレビを積極的にみている。
世間はずいぶんとかわってきている。
それに加速がついている。
このところひとをナイフで刺す事件がおおすぎる。
犯罪を犯すものが、じぶんと同じ感覚のヤツが、ご同輩が、仲間かおおぜいいる。
と、そのことばかり見て、安心して凶行におよぶとしたら、哀しいことだ。
そうしたことに、関心がむいて、見えなくていいものが、見えてしまうというのは
いやなことだ。


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